「CRM MEETUP」は、シナジーマーケティングが主宰する、2017年7月に立ち上がったばかりの小さなコミュニティです。

私たちがCRM支援カンパニーとしてさまざまな企業のWebマーケティング担当者とお話しするなかで、「他社さんってどんなことをやられていますか?」という言葉がよく話題に上がります。

この言葉の背景にあるものは、

  • マーケターは日々行っている施策が「これでいいのか……」と悩んでる
  • 成功した話も、失敗した話も、「何をどう考えてやった結果、どうだったか」を聞きたい
  • Webマーケター同士の仲間として前進していきたい

ということだと思います。

そうであれば、私達がハブとなって、Webマーケティング担当者があつまって本音で話せる場を作ることが悩み解決のひとつになるのではないか、みなさんに恩返しできるのではないか。そんなことを思いながらCRM MEETUPを運営しています。

それでは、第2回CRM MEETUP(2017/8/24)の開催レポートをお送りします。

第2回CRM MEETUP 開催概要

テーマは「メールマーケティングを考えよう!」

  1. 今回のテーマを考えた理由(シナジーマーケティング:古賀)
  2. 出願者増加に向けたシナリオメール構築のあれこれ(サイバー大学:久村さん)
  3. パーソナライズド動画メール戦略(エイチ・アイ・エス:館さん) 
  4. ミートアップタイム!

今回のテーマを考えた理由

3rd Party Dataに依存する危険性

今回、メールマーケティングの話をするにあたって「メールアドレスのもつ価値」に着目をしました。

みなさんはWWDC 2017で発表されたAppleの「Intelligent Tracking Prevention(ITP)」という機能をご存知でしょうか?

出典:https://webkit.org/blog/7675/intelligent-tracking-prevention/

Safariブラウザにおいて、「3rd party Cookie は1日以内しか保持されない」という発表がありました。この変更によって3rd party Cookieをベースにしたリターゲティング広告は1日しか使えなくなることになります。
※参考:http://www.gizmodo.jp/2017/06/intelligent-tracking-prevention.html

また、3rd Party Dataにボリュームはあっても、正確性や効率性はないという側面もあり、顧客の離反防止や広告効果向上には有効的ではないと考えられます。

※参考:https://d-marketing.yahoo.co.jp/entry/20170727470579.html

1st Party Dataの価値

一方で、1st Party Data(≒CRMデータ)はデータの量は少なくなる傾向があるものの、オンラインからオフラインまでのデータを企業側がハンドリングして管理できる信頼性の高いデータです。

CRMデータを活用した代表的な施策がメールマーケティングです。LINEやアプリ、デジタル広告など、コミュニケーションできるチャネルは広がってきていますが、まず取り掛かりやすい施策はやはりメールだと思います。とはいえ、一括メール配信は今後なくなっていくでしょうし、よりOne to Oneのメールマーケティングにシフトしていくと思われます。

今回はそういった流れの中で、改めてメールマーケティングについて考える場にしたいと考えました。

出願者増加に向けたシナリオメール構築のあれこれ

1本目のライトニングトークは、ソフトバンクが10年前に作った通信制大学、サイバーユニバーシティ久村さんによる「出願者増加に向けたシナリオメール構築のあれこれ」です。

サイバー大学はインターネットの大学なので、インターネットでしかユーザーとの接点がもてないということがマーケティングの前提としてあります。開校当時にCMを流したりなどリアルの集客も実施したこともあるそうですが、認知は取れても資料請求や入学に至るケースはほとんどなく、現在、新規集客はインターネットにほぼ限定されています。年間500~600名くらいの入学者が増えているそうです。

サイバー大学の場合、出願までの検討期間は資料請求してから2週間~1ヶ月という方が1番多く、その期間内でメールを活用していかに引き上げるかということをメールマーケティングの目的とされています。

メールのシナリオ

「インターネットでの限りある接点をいかに膨らませていくか」という観点で、かなり細かいシナリオを組まれています。

例えば、説明会のリマインドメールなどは動的コンテンツを使って、各回の予約者に合わせたパーツ(コンテンツ)を90個ほど用意しメールを送られています。残念ながらここではシナリオをお見せできませんが、圧巻のシナリオに参加者から質問が相次ぎました。

ポイント

  • 出願意欲の高低に合わせて、伝える情報を変える
  • 2週間や1ヶ月の配信結果をみながら、チューニングしていく
  • 開封率やCTRに正解はない、自社の目安をみつけるしかない

メール配信で気をつけていること

  • 配信量(送りすぎ注意)
    これだけのメールを送っているので、同じ人に1日に何通もメールが届くことがないようかなり気を配っている。
  • タイミング(各メールの配信タイミングを考慮)
    例えば、定例メールとステップメールがかぶらないよう曜日を調整するなど、配信量の話にも共通しますが、各メールの配信タイミングも細かくチューニングされています。

  • 内容(検討初期はテキストだらけのメールではなくイメージで訴求)
    検討初期はサイバー大学を知らない人の方が多いので、テキストではなくイメージ(漫画)で訴求するメールを送っています。

  • メールだけに頼りすぎない(架電やDMとの組み合わせ)

パーソナライズド動画メール戦略

2本目のライトニングトークは、パーソナライズド動画メールの取り組み事例とその効果について、エイチ・アイ・エス館さんにお話いただきました。

内容は非公開のため詳しくお話することはできないのですが、パーソナライズされた動画をメールで配信し、リテンション施策につなげるという最先端の取り組みで、参加者や当社社員全員が釘付けでした。

こうした非公開の内容もあるので、ご興味いただける方はぜひミートアップにご参加ください!

ミートアップタイム!

1時間半ほど、ミートアップの時間も設けています。先程のライトニングトークの内容について、自分たちの悩みなど、さまざまなぶっちゃけトークを行われていました。

CRM MEETUPを終えて

ご参加いただいた方からうれしいコメントをたくさん頂戴しました。

化粧品メーカーのマーケティング担当のかたと結構お話しさせていただいたのですが、業界は違えど色々と共感できる部分もあり刺激ももらいました。

メールマーケティングの最新事例もたくさん聞くことができとても有意義な時間となりました。チームでもぜひ共有させていただきたいと思っております。

事例のお話やその後の会話など、多くの学びを得ることができました。さすが皆様同じ土俵で仕事をされているため、社内よりもむしろ非常に会話がしやすかったです。

サイバー大学様のお話、大量のリタゲ設定をされていて驚きました。

今回もとても良い内容でした、ありがとうございます!新しい知恵を得たので、さっそくメンバーとアクションしています。

こうしたコミュニティは継続していくことに価値があるもの。次回のCRM MEETUPは2017/9/21の予定です。次の開催をお楽しみに!

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