セキュリティを向上し、営業効率の最大化へ
個人情報保護法施行に伴い、セキュリティ強化のためSynergy!を導入
―― 導入に至った経緯を教えてください。
「2005年4月の個人情報保護法施行に伴い、セキュリティ面に強い顧客管理システムを探していました。それまではWebフォームに入力された顧客情報を担当者間でメールでやり取りをしていたのですが、個人情報保護法施行半年前から始まった内部監査で指摘され、セキュリティ面を改善する必要がありました。しかし、従来利用していたA社のASPでは対応できないと回答され、当社の持つセキュリティ性を満たすシステムを探していました」(岡本様)
―― 御社の求めるシステムとは?
「システムを探すにあたっての選定基準としては、従来のシステムからの乗り換えであったために安価で運用できるASPであることと、当社の運用レベルでのセキュリティ面が十分に満たされていることでした。具体的には、フォームから登録されたことを知らせる通知メール(ジャーナル)に自由な項目設定ができ、個人情報を掲載させないことが必要でした。また、当時ASP事業者としてはめずらしい『プライバシーマーク』を取得されていることも会社としての信頼感につながり、Synergy!導入を決定しました」(岡本様)
当時は、相次ぐ個人情報漏えい問題で世間全体が危機感を持ち始めた頃で、システム導入においても高レベルのセキュリティ環境が求められていました。オービックビジネスコンサルタント様(以下、OBC様)もまさしく同様で、顧客管理を行うに見合った高レベルのセキュリティ環境や安定稼働などの条件でお探しの中、Synergy!を導入していただきました。
Synergy!の活用でWeb経由の申し込み数・成約率が増加
―― その後の効果はいかがですか?
「以前は、新聞雑誌広告経由の引き合いも多かったのですが、今はもうすっかりネット広告経由の引き合いが割合を占めていて、約95%がネット広告経由の引き合いです。
ただ、引き合いが増えるに従って情報収集段階の顧客が多くなり営業効率を悪くしていました。そこで、Synergy!のフォーム機能を活用して、情報収集の方向けの『資料請求フォーム』と、『購入検討フォーム』の2つの入口を設けるように導線の改善を行いました。
従来はこの購入検討フォームの必須項目をできるだけ少なくして、窓口を広くしていたのですが、あえて必須項目を増やして入力の敷居を高くしても、総入力件数は変わらず、結果として引き合いの質を高めることに成功しました。現在は購入検討フォームより登録いただいた方の約25%が成約に結び付いています」(小柳様)
Webマーケティングでは引き合いに対する「量」の最大化ばかりが注目されがちですが、OBC様では営業プロセス全体を踏まえた上で、「質」に対してもいち早く注目し、あえてハードルを設けることで営業プロセス全体の効率化に成功しています。
―― 最後に、告知したいことなどがあればどうぞ。
「『奉行シリーズ』は、会社の成長や規模の変化に合わせ、必要な時期・必要に応じてパッケージを導入するなど、中長期を見据えた段階的なシステム設計にもスムーズに対応できます。また、業務・業種・内部統制などをテーマに、お客様のご要望をかなえる製品・サービスを選択できます。今後も一貫して企業経営の支援を基幹業務からアプローチして参りますので、ご興味がございましたら、Synergy!を利用した『購入検討フォーム』からまずはお問い合わせいただければと思います」
※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。