Synergy!LEAD

【重要】メール送信者向け「ガイドライン」のご案内:<2025年4月18日更新>

<2025年4月18日10:30 更新>

2023年10月にGmailアカウントへのメール配信要件が発表され、2024年2月1日から適用が開始されておりますが、2025年になりOutlook(Microsoft社)や、iCloudメール(Apple社)でもメール配信における要件が発表されています。
メール配信先にGmail、Outlook、iCloudメールを含むお客様は対応が必須となりますが、そうではないお客様におかれましても、今後メール配信のガイドラインは強化されていきますので、積極的に迷惑メール対策に取り組んでいただけますようお願い申し上げます。

※ なお対応いただく内容は、Gmailのメール送信者ガイドラインと同様です。既にGmailのメール送信者ガイドラインへ対応済みのお客様は、改めてご対応いただく必要はありません。

■各社ガイドラインのまとめ

Gmail
(Google社)
Outlook
(Microsoft社)
iCloudメール
(Apple社)
要件の適用日 2024年2月1日(木) 2025年5月5日(月) 2025年2月25日(火)
対象者 1日あたり 5,000 通以上のメールをGmailアカウントに配信するお客様 1日あたり 5,000 通以上のメールをMicrosoftのコンシューマー向けサービスに配信するお客様 Appleのメールサービス(iCloudメール)に配信するお客様
対象ドメイン 末尾が @gmail.com または googlemail.com の個人アカウント
※ Google Workspaceのアカウントは対象外です。
末尾がoutlook.com、hotmail.com、live.comのアカウント
※outlook.jpも含まれる可能性があります。
末尾がicloud.com、me.com、mac.comのアカウント

■ 発表内容に関する参考情報

Gmail(Google社)

Outlook(Microsoft社)

iCloudメール(Apple社)

■影響する機能(弊社ご提供分)

Synergy!LEADをご利用の場合

Synergy!LEADから配信される全メール(対象機能:フォーム、メール配信)

Salesforceをご利用の場合

Salesforceから配信される全メール(リストメール、フローでのメール送信など)

Marketing Cloud Account Engagementをご利用の場合

Marketing Cloud Account Engagementから配信される全メール(メール配信や、完了アクションによるメール通知など)

 

なお、同じ差出人メールアドレスを利用して他システムより配信している分も、配信数カウントの対象になりますので、Synergy!LEADやSalesforce以外のシステムに関してもご確認をお願いいたします。

■ご対応が必要な内容

以下、3点の対応が必要となります。

1.差出人メールアドレスのドメイン認証を行う

SPF、DKIM、DMARCの対応をお願いいたします。
これらの設定ができない差出人メールアドレスの利用はしないようにしてください。ガイドライン上ではGmailドメインに対してDMARCの検疫ポリシー適用開始の記載があります。差出人としてGmailアカウントアドレスの設定は避けてください。

  • 差出人のドメインに SPF 設定の追加
    差出人のドメインに対して SPF 設定が必要となります。SPF を設定することで、Synergy!LEAD、または、Salesforce、Marketing Cloud Account Engagementの IPアドレスから配信されるメールは正当なメール(なりすましではない)と判断されます。
  • DKIM作成者署名の設定
    差出人のドメインに DKIM作成者署名の設定が必要となります。DKIM作成者署名を設定することで、Synergy!LEAD、Salesforce、Marketing Cloud Account Engagementから配信されるメールにお客様ドメインでの署名が付与されるため、正当なメール(なりすましではない)と判断されます。
  • 差出人のドメインにDMARC設定の追加
    SPF、及び、DKIM 設定後に DMARC設定によるドメイン認証が必要となります。DMARCを設定することで、SPF、または、DKIMで認証に合格しなかったメールについて、受信者側メールサーバに「何もしない/隔離する/拒否する」の処理方法を指示できます。
    ※導入当初は「何もしない(p=none)」から開始することをお勧めします。

注意点として、SPF、または、DKIMのどちらか一方を設定後にDMARCを先行して登録してしまうと送信先によっては迷惑メールとして判定される場合があることが報告されております。必ず両方の設定完了後にDMARCの追加をお願いします。

2.未承諾のメールまたは迷惑メールを送信しない

お客様にて、同意された宛先への配信となるようデータを整備をお願いいたします。
Gmailのガイドラインでは迷惑メール率 0.1% 未満を維持することが提示されています。
配信への同意と共に、オプトアウト設定(メールの受信者がメール受信を拒否すること)を正しく運用してください。

3.受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにする

プロモーションなどの一斉配信メールでは、受信者が配信を解除できるようにオプトアウトのURLリンクをメール内に明記してください。
また、List-Unsubscribeヘッダによる「ワンクリック登録解除」の設定を行ってください。

 

上記の要件を満たさない場合、メールの配信が拒否されたり、迷惑メールとして分類される可能性が高くなります。大量のメールを配信されていない場合でも、迷惑メール率0.1%未満の維持を求められるため、SPFレコードの設定 および DKIM作成者署名のご利用をお勧めします。

■Synergy!LEADでの設定方法

各種ドメイン認証の設定

Synergy!LEADでは、DKIM作成者署名は別途ご契約が必要です。(ご契約方法は「よくあるお問い合わせ内容 : Q2」を参照)

オプトアウト設定

ワンクリック登録解除

Synergy!LEADでは、2024年5月14日をもって、全ての機能にワンクリック登録解除への対応が完了しております。
現在ご利用されているメール配信機能の ワンクリックオプトアウト機能 をご参照ください。

■Salesforceでの設定方法

各種ドメイン認証の設定

オプトアウト設定・ワンクリック登録解除

Salesforceでは、標準機能としてオプトアウト用のリンクを発行するような機能を提供しておりません。また、ワンクリック登録解除に関しても機能を有しておりません。お客様へのメール配信用途としてご利用されている場合には迷惑メールと判断される可能性もございますので、十分ご理解の上ご利用をお願いいたします。

■Marketing Cloud Account Engagementでの設定方法

各種ドメイン認証の設定

すべての設定画完了後に「メール送信ドメイン」画面において、SPF、検証状況、DOMAINKEY がすべて検証済みであることをご確認ください。

オプトアウト設定

ワンクリック登録解除

■よくあるお問い合わせ内容

Q1.SPF の設定は、どこに依頼すれば良いですか?
DNS を管理している情報システム部門や、開発ベンダー様にご依頼ください。
※ 弊社で独自ドメインを取得代行し、管理も請け負っている場合は弊社にご依頼ください。
Q2.Synergy!LEADのDKIM作成者署名オプションの申込み方法を教えてください。
こちらよりお申し込みください。
契約担当者様にてログイン>その他オプション1>「申し込みます」にチェックします。
オプション内容1>「 DKIM作成者署名」にチェックします。
DKIMドメイン名1へドメイン名を記入してください。お申し込みいただきますと、弊社にて公開鍵を発行しご連絡します。
貴社にて公開鍵をDNSに設定いただいたあと、弊社が作成者署名の設定を行う流れとなります。
上記の流れは、目安として最短でも10営業日程度お時間がかかります。
Q3.Synergy!LEADのDKIM作成者署名オプションの導入費用を教えてください。
初期費用 1ドメイン毎 20,000円(税抜)となり、月額費用は発生しません。
Q4.Synergy!LEADでDKIM作成者署名が提供されていない機能はどうすれば良いですか。
SPF 設定のドメイン認証で要件を満たす構成になっています。
そのため、SPF の設定と DMARC の設定のみを行ってください。
Q5.末尾が @gmail.com ではないが Gmail を利用している対象のドメインを把握することはできますか。
ドメインをリストアップすることは難しいのですが、特定のドメインが該当するかどうかは確認できます。
DNS 参照ツールを利用し、宛先ドメインの MXレコードを参照すると、google.com や googlemail.com などが表示され、Gmailアカウントであることが確認できます。
確認できるサイトの例(ドメインを入力し MX Lookup を指定)
確認ツール:https://mxtoolbox.com/SuperTool.aspx
Q6.DMARC判定で配信エラーになったかを確認する方法はありますか。
Synergy!LEAD の配信エラー実績をご確認ください。DMARC の判定により配信エラーとなった場合はSynergy!LEAD の結果にて「受信拒否」に分類されますが、Gmailアカウントへの配信については、Postmaster Tools(ドメイン所有の証明が必要)の認証ダッシュボードにより SPF、DKIM、DMARCの認証状況が確認できると案内されています。
Q7.[メール配信(リード)]タブでメールを配信している場合、メール不達レベルをリセットするとどうなりますか。
メール不達レベルがリセットされるとエラー率が高まり、迷惑メールと判定される可能性が高まります。
同様にオプトアウトを無視して配信すると、メール配信を希望されない方にも送ることになるため、迷惑メールと判定される可能性が高まります。
メール不達レベルやオプトアウトをリセットする際は、配信の許諾を得た宛先であることをご留意ください。
Q8.Synergy!LEADの配信はTLSに対応されていますか?
Gmailガイドラインの中の一つに「メールの送信に TLS 接続を使用する」という記載がありますが、Synergy!LEADでは、すでにTLS接続に対応済みです。お客様にて設定いただくことはございません。
また、Salesforce、および、Marketing Cloud Account EngagementもTLS接続にデフォルトで対応済みです。
Transaction Layer Security(TLS)の設定(Salesforceヘルプ)
Q9.既にGmailのメール送信者ガイドラインに対応済みですが、必要な対応はありますか?
既にGmailのメール送信者ガイドライン発表時点でご対応いただいている場合は、新たな対応は必要ございません。これまで通り、安心・安全なメール配信にご協力をよろしくお願いいたします。

 

本件について、ご不明点は Synergy!LEAD サポート までお問い合わせください。

■変更履歴

2025年4月17日
Gmailのメール送信者向け「ガイドライン」変更についてのご案内」をベースに新たにリライトし公開

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