DKIM（DomainKeys Identified Mail）は、電子署名を利用して受信したメールが「正当な送信者から送信された改ざんされていないメール」かどうかを確認する送信ドメイン認証技術です。

送信側が送信するメールに電子署名を付与し、受信側はそれをメール受信時に検証する（公開鍵で照合を行う）ことで、なりすましやメールの改ざんを検知します。

署名方法には、 ヘッダの差出人メールアドレスのドメインで署名を行う「作成者署名」と、それ以外のドメインで署名を行う「第三者署名」と呼ばれる方式の2種類があります。

第三者署名について

配信に使用するメールサーバのドメインで署名する方式です。Synergy!LEAD を利用してメール配信した場合、「第三者署名」のドメインは「crmstyle.com」となります。
Synergy!LEAD では、第三者署名を標準で対応しております。

この第三者署名でも、メールの送信者やメール本文の正当性については証明ができますが、メールを表示するメーラーによりヘッダの差出人メールアドレスとは異なるドメインから送られている旨が表示される場合があります。
Synergy!LEAD の場合は「crmstyle.com経由」と表示される場合があります。

この事象を回避するには「作成者署名」を適用することで解決ができます。

作成者署名について

ヘッダの差出人メールアドレスのドメインで署名する方式になり、第三者署名よりも信頼度が高くなります。
作成者署名を用いて照合できた場合は、ヘッダの差出人メールアドレスのドメインから送信されたメールであることが確認できます。
※ Synergy!LEAD での「作成者署名」は有償オプションです。
※ DNSサーバの設定内容については有償オプションのお手続きの際に弊社からご連絡します。

Synergy!LEADでDKIM作成者署名が適用される機能

メール配信については DKIM作成者署名に対応しておりますが、フォームの各種メールは対応しておりません。

DKIM作成者署名の契約方法

ご契約内容の追加・変更フォームから、お申し込みください。
→ お申し込みフォーム > その他オプション1 > DKIM作成者署名 にチェック

初期費用 1ドメイン毎 20,000円（税抜）となり、月額費用は発生しません。

DKIM作成者署名の内容について

ご契約後に弊社からは以下のような情報を皆さんに共有します。皆さんにお渡しする情報に従って DNS の TXTレコードへ追加をお願いいたします。

sym-発行日._domainkey.設定するドメイン. IN TXT "v=DKIM1; k=rsa; p=作成者署名情報

DKIMの設定確認方法

dmarcian：DKIM Inspector というツールを利用して、DKIMレコードがどのように設定されているかをご確認いただくことが可能です。
「Enter Domain」に、差出人メールアドレスのドメインを入力し [ Enter Selector ] には「sym-発行日」で指定される情報を入力していただくと確認可能です。

「Congratulations! Your DKIM record is valid.」と表示されると、DKIMの設定が正しく完了しています。