ABC分析とは、重点分析とも呼ばれ、物事の重要度に応じてランク分けし、ランクごとに最適な手法を選択するための合理的なデータ分析手法である。
例えば、商品の売上高からAランク(売れ筋)、Bランク(見せ筋)、Cランク(死に筋)に分類し、Aランク商品は品切れを起こさないように仕入れて販売を伸ばし、Cランク商品は廃棄が起きないように仕入れを減らすなどの施策をとる。
ランク分けを行う時の基準は、その商品や材料の単価ではなく、単価と数量を掛けあわせたもので考える。そうすることにより、単価が高くほとんど動きがないものよりも、低価格であっても量が大きく動くものの方が重要と判断される。
A・B・Cの割合は、さらに、Aランクを、AAA・AA・Aと細分化させたり、下位のランクのものを、D・E・F・Gとより細かく重要度を分けることも可能である。

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