7Pとは
7Pとは、「Product(製品)」、「Price(価格)」、「Place(流通)」、「Promotion(プロモーション)」、「People(人々)」、「Process(プロセス)」、「Physical Evidence(物的証拠)」の頭文字をとったものでサービスマーケティングを構成する要素である。
7つの要素の詳細については以下の通りである。
- Product(製品)
「何を売るか?」という製品戦略を考え、製品やサービスを企画し、開発する活動を行う。特性、機能、デザイン、補償などについて検討する。 - Price(価格)
製品やサービスの価格設定。価格戦略は競合他社との比較、価格帯、割引政策、価格変動の可能性などを考慮に入れる。 - Place(流通)
「どこで売るのか?」である流通戦略を考える。ターゲット顧客に対して最適に製品やサービスを提供するため、販売ルートの開拓や管理、品ぞろえや在庫の管理、輸送などを検討する。 - Promotion(プロモーション)
広告、セールスプロモーション、個々の販売戦略、パブリックリレーション、ダイレクトマーケティングなど、製品やサービスを顧客に知らせる手段を検討する。 - People(人々)
サービスを受ける顧客を深く理解し、顧客と直接的に対話するスタッフ、または製品を製造する人々がどうあるべきかを検討する。彼らのスキル、知識、服装、態度などといった要素は、企業の全体的な印象に大きな影響を与える。 - Process(プロセス)
業務のプロセスや販売プロセスを検討する。これには生産工程、配送方法、顧客対応プロセスなどが含まれる。 - Physical Evidence(物的証拠)
お客様の不安を払しょくし、体験の質を高めるための物的証拠をどのように提示するかを検討する。特にサービス業界では重要となる。これには施設(店舗のロケーション、内装、環境、設備、家具、BGMなど)や、オンラインレビュー、利用者の声、事例、証明書、契約書などが含まれる。
7Pと4Pの違い
理想的な購買行動を顧客から引き出すためのマーケティング戦術を、マーケティング・ミックスと呼ぶ。
マーケティング・ミックスの基本的なフレームワークとして、4Pがある。この4Pに、より顧客中心の視点でマーケティングを行うための3要素が追加され、7Pと呼ばれるようになった。
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