クロスメディアとは
クロスメディアとは、サービスや商品を複数の媒体を活用してPRや広告宣伝活動を行うことを指す。「続きはWebで」というテレビコマーシャルをよく目にするが、それは代表的なクロスメディアの手法の1つである。
クロスメディアとメディアミックスの違い
クロスメディアとよく混同されるのが「メディアミックス」である。
クロスメディアとメディアミックスの違いについては目的と広告手法の2つがあげられる。
クロスメディアとメディアミックスの違い(1)目的の違い
クロスメディアは複数媒体を使ってターゲットを動かすことが目的であるが、メディアミックスは複数媒体に広告を出稿することで多くの層にアプローチし、自社の認知度を拡大することが目的である。
クロスメディアとメディアミックスの違い(2)広告手法の違い
クロスメディアは複数のメディアを使い連動させた内容で、メディア間の横断を求める広告手法。
メディアミックスは複数のメディアを使い同じ内容を訴求する広告手法である。メディアミックスは不特定多数に対する認知度拡大を目的としているため、メディアからメディアへの横断を求めることはない。
クロスメディアのメリット
クロスメディアのメリットは、以下の4つである。
- 幅広い層のユーザーを獲得できる
- 購買意欲の高い見込み顧客を獲得しやすい
- 各媒体の弱みを補える
- メディアごとの効果測定がしやすい
クロスメディアのメリット(1)幅広い層のユーザーを獲得できる
複数の媒体を活用してPRや広告宣伝活動を行うことで、ユーザーとの接点が広がり、幅広いユーザー層を獲得できる。
クロスメディアのメリット(2)購買意欲の高い見込み顧客を獲得しやすい
テレビや新聞といった時間やサイズなどの制限がある媒体では伝えきれない情報をメディアが補填できるため、対象商品や対象サービスの理解へ進み、購買意向を高めることが可能である。
また、広告から直接購入させずメディアの閲覧を促すことは、一見するとユーザーに手間を感じさせる手法であるが、ハードルが高い分、メディアにたどり着くユーザーは購買意欲が高い傾向にある。
クロスメディアのメリット(3)各媒体の弱みを補える
テレビCMや新聞広告はいわゆる「ターゲティング」が難しいが、Webやネット広告では狙った層にアプローチが可能。
一方でWebやネット広告よりも、テレビCMや新聞広告のほうが信頼度が高く、情報を届けられる人数が確実に多い。
クロスメディアではそれぞれの媒体を連携させ、それぞれの弱みを補填しながら効果を高めることができる。
クロスメディアのメリット(4)メディアごとの効果測定がしやすい
クロスメディアではWeb、テレビ、新聞などの複数の媒体を活用しているため、媒体ごとに効果測定を行うことで成果を比較しやすい。
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