EDIとはElectronic Data Interchangeの略で、日本語では「電子データ交換」と訳される。イーディーアイと読む。
異なる組織間における契約書や商取引文書(納品書・請求書など)を、通信回線や専用回線と呼ばれるクローズドなネットワークを用いてやりとりする仕組みを指す。従来の印刷した文書をFAXや郵送で送付するやり方を、EDIの導入でデジタル化することにより(1)作業効率向上(2)人的ミスの削減(3)取引記録の検索性の向上などのメリットが得られ、関連業務の生産性向上につながる。
EDIの種類
EDIには、以下4つの種類がある。
個別EDI | 取引先ごとに、通信の形式・ルール・フォーマット・識別コードを決める方式。取引先が少ない場合には適しているが、取引先が多い場合はそれぞれの取引先の仕様に対応したデータ変換システムを用意する必要がある点が負担となる。 |
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標準EDI | 通信の形式・ルール・フォーマット・識別コードを標準化した方式。取引先の仕様を気にせずに取引できるため、個別EDIよりも導入・運用の負担を軽減できる。複数の企業との取引がスムーズ。 |
業界VAN(標準EDI) | 特定の業界仕様にあわせて標準化されたネットワークサービス。標準EDIの一種である。業界共通の商品コードや取引先コードが標準化されているので、標準EDIで必要な商品コードの取り決めや変換作業が不要。同じ業界であればスムーズに取引を行うことが可能だが、他の業界との取引は難しい。 |
Web-EDI | インターネット回線を使ったブラウザベースのEDI。EDI導入のシステム構築費と手間が不要。安価で、インターネットとパソコンがあれば、すぐに導入可能。 しかし2022時点では標準化されていないためWeb-EDIを導入する際は取引先の利用しているEDIシステムの通信プロトコルに対応しているかどうかを確認する必要がある。 |
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