ROASとはReturn On Advertising Spendの略で、日本語では「広告の費用対効果」と訳される。ロアスと読む。
広告費に対する売り上げの割合を%で表す。

<計算式>
ROAS(%)=広告経由の売り上げ÷広告費×100

例)広告費300万円に対し広告経由の売り上げが600万円だった場合、ROASは以下の様に計算する
(広告経由の売り上げ)600万円÷(広告費)300万円×100=200%

ROASは100%を基準値とし、ROASが高いほど、広告の費用対効果が高いといえる。
ROASのメリットは、広告媒体ごとの費用対効果を比較できる点にある。ROASが高い広告の予算配分を高くしたり、またROASが低い広告に関しては改善施策をするなど活用ができる。

ROASが低い場合の改善施策としては以下の7つがあげられる。

  1. 顧客理解を深める
  2. CVRの向上
  3. リピート率上昇
  4. 購入単価を上げる
  5. 広告費用を抑える
  6. 注力すべきチャネル(広告媒体)を見極めリソース配分を調整
  7. PDCAを回す

これらの改善施策をスムーズに進めるためには、以下のようなツールが活用される場合が多い。

CRMツール

CRMとは顧客との関係構築に力点を置くことで、顧客から「長期的に選ばれる企業」となることを目指す思想や取り組みを指し、そのためのツールがCRMツールである。顧客情報を収集、管理、分類(セグメント)し、顧客ごとにあわせたコミュニケーションを実現できる。ROASを向上させるためには、顧客理解を深め、信頼関係の構築とその維持が必要となるため、CRMツールが活用される場合が多い。

統合顧客管理(CRM)システム「Synergy!」

統合顧客管理(CRM)システム「Synergy!」

クラウドベースの国産CRMシステム Synergy!は、本当に必要な機能だけを厳選し、成果につながる製品を目指しました。
集客、顧客情報の統合・一元化、クロスチャネル・メッセージング、分析まで、CRMのあらゆる活動を支えるシステムです。

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ABテストツール

広告のROAS改善やランディングページ改善でよく利用されている手法で、パターンAとパターンBのクリエイティブを同一の条件でランダムに表示させることにより、効果的なクリエイティブを発見することができる。CVR向上に役立つ。

アクセス解析ツール

対象のサイトにタグを埋め込むことにより、Webサイトにアクセスしたユーザの属性、流入元、アクセス数、CVR、滞在時間、離脱、直帰などを知ることができる。CVRの向上や注力すべきチャネル(広告媒体)の見極めに役立つ。

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