事例
カリモク家具株式会社

外注費97%削減、制作期間は半分以下に。老舗家具メーカーが
「デザインエディタ」で実現した、想いが伝わるメールマーケティング

利用サービス
Synergy!
機能/支援内容
メール配信 アンケート
インタビュー参加者

写真右より

小楠 裕子
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業部 第6アカウントソリューションG

宮澤 光治 氏
カリモク家具株式会社 営業推進部デジタルコミュニケーション課 課長

原田 芙沙子 氏
カリモク家具株式会社 営業推進部デジタルコミュニケーション課 主務

※部署名・役職は取材当時(2025年12月)のものです

導入前の課題

外注によるタイムラグとコスト: 原稿作成から配信まで外部ライターや制作会社を挟むため、リードタイムが約20日間かかり、コストもかさんでいた。

表現力の限界: ガラケー時代からの名残でテキストメールが中心。スマホ時代に合わせて画像や動画を使ったHTMLメールに移行したかったが、専門知識がなくハードルが高かった。

選んだ理由

専門知識不要の操作性: HTMLの知識がなくても、直感的な操作で画像や動画を配置できる「デザインエディタ」の使いやすさ。

内製化によるスピード感: 自分たちで作成・修正ができるため、タイムリーな情報発信が可能になると判断。

得られた効果

コストと工数の劇的削減: メール作成の内製化により、外注費を約97%削減。制作期間も約20日間から10日程度(実作業は3日ほど)へと半減した。

エンゲージメントの向上: 視覚的な訴求力が強まり、開封率は30%以上をキープ。長年のファンとの絆も再確認できた。

製販一体の企画実現: アンケート機能などを活用し、商品開発やイベントと連動した施策が打てるようになった。

1940年創業、愛知県に本社を置く国内製造家具メーカー、カリモク家具株式会社。「100歳の木を使うなら、その年輪にふさわしい家具を作りたい」という想いのもと、品質至上の家具づくりを続けています。 長年、外部委託によるテキストメール中心の運用を行ってきましたが、「Synergy!」の「デザインエディタ」導入を機に内製化へシフト。 大幅なコスト削減と業務効率化を実現し、開封率も劇的に向上させたメールマーケティングの裏側について、営業推進部 デジタルコミュニケーション課の宮澤様、原田様にお話を伺いました。

「月1回が限界」だったメール配信での顧客コミュニケーション。テキストメールからの脱却を目指して

小楠 まずは、長らく「Synergy!」をご利用いただきありがとうございます。メール配信を続けていらっしゃる中で、「Synergy!」のデザインエディタ機能の導入前に抱えておられた課題や、これまでのメール配信の背景について教えていただけますか?

宮澤氏 当社のメールマガジンは、まだスマホがない2000年頃からスタートしました。当時はお客様に直接情報を届ける手段がメールしかなく、ガラケー向けにテキストで情報を配信していたんです。 「Synergy!」のメール配信機能を使い始めてからもう20年以上経ちますが、時代が進みスマホが主流になる中で、他社様のように画像を使ったHTMLメールで、視覚的に商品の魅力を伝えたいという思いはずっとありました。

小楠 確かに、家具の魅力を伝えるにはビジュアルが重要ですよね。HTMLメールへの移行にあたって、障壁となっていたのは何だったのでしょうか?

宮澤氏 やはり「制作の手間」と「コスト」ですね。以前は、社内で情報を集めて原稿を作り、それを外部のライターや制作会社に依頼してHTMLを組んでもらっていました。 依頼してから初稿が上がるまで、修正のやり取りを含めると、配信までに約20日間もかかっていたんです。

小楠 20日間ですか……! それはスケジューリングだけでも大変そうです。

原田氏 私が担当を引き継いだ時も、そのフローだったのですが、月1回の配信が終わったらすぐに翌月の準備を始めないと間に合わない、まさに「自転車操業」のような状態でしたね。

宮澤氏 タイムラグがありすぎて、鮮度の高い情報をすぐに出せないのが悩みでした。しかし、コスト面や担当者の負担を考えると、なかなか内製化への切り替えに踏み切れずにいたんです。

月1回の配信が終わったらすぐに翌月の準備を始めないと間に合わない、まさに「自転車操業」のような状態だったと話される原田氏

デザインエディタで「これなら自分でできる」と確信。外注費97%削減へ。

小楠 そこで、「Synergy!」のデザインエディタ(※1)をご提案させていただきました。導入の決め手は何でしたか?

宮澤氏 ちょうど原田に担当を引き継ぐタイミングで、「Synergy!」の機能がアップデートされ、デザインエディタが使えるようになったのが大きかったです。「これなら専門知識がなくても、自分たちで作れるのではないか」と。

原田氏 実際に触ってみて、直感的に操作できるので「これならいける」と感じました。そこから、思い切って外部委託をやめて、構成から作成まで全て社内で完結させる体制にシフトしました。

小楠 内製化されてから、現場の業務にはどのような変化がありましたか?

原田氏 そうですね、以前は20日かかっていた制作期間が、今では情報収集を含めても10日程度、実作業だけで言えば最短3日ほどで配信できるようになりました。 社内の各部署から集まった情報を私がリライトし、宮澤をはじめチームでチェックして配信する。このフローが定着し、スピード感が全く変わりました。

宮澤氏 コスト面での成果も大きいです。計算してみると、外注費を年間で約97%も削減できていました。予算をInstagramやLINEといったSNS施策にも展開できるようになり、マーケティング全体の強化にもつながっています。

小楠 やはり情報を届けるタイミングやスピードは重要だと思いますので、タイムリーな発信ができるような体制になっているのはとても良いなと、お話をお聞きして思います。

※1 デザインエディタとは、HTMLやデザインの専門知識がなくても、直感的な操作(ドラッグ&ドロップ)だけで、スマートフォン表示にも対応した高品質なHTMLメールを作成できる「Synergy!」の機能です。画像編集機能も備えており、メール作成の内製化とスピードアップを支援します。

開封率が30%超へ。動画やアンケートで「想いが伝わる」メールに

小楠 デザインエディタで作成されたメールは、写真や動画がふんだんに使われていて、とても魅力的ですよね。お客様の反応はいかがですか?

▼デザインエディタ機能を利用して作成したHTMLメール

デザインエディタ機能を利用して作成したHTMLメールの画像

宮澤氏 導入直後はすぐには数字に表れませんでしたが、継続していくうちに徐々に開封率が上がってきました。以前は19%ほどだったのが、現在はコンスタントに30%以上をキープできています。 やはり、テキストだけでは伝わらない家具の質感や雰囲気が、画像や動画で直感的に伝わるようになったことでお客様も楽しみにして「メールを見てみよう」と思っていただけているのではないかと思います。

原田氏 特に動画活用は進んでいて、YouTubeの長尺動画だけでなく、最近はショート動画の紹介も始めました。デザインエディタだと、動画のURLを貼るだけで自動的にサムネイルが生成されるので、すごく便利なんですよ。

小楠 いつも素敵なサムネイルだなと思っていました!コンテンツの企画という面でも、新しい取り組みをされていますよね。

原田氏 はい。「Synergy!」のフォーム機能を使って、お客様へのアンケートを実施しました。たとえば「ベッドに関するアンケート」を行った際、回答者の中に、2008年からメルマガを購読してくださっている方がおられたんです。 家具は頻繁に買い替えるものではないですが、15年以上も当社の情報を楽しみにしてくださっているファンがいらっしゃるとわかって、本当に嬉しかったですね。

宮澤氏 実は、アンケートのコンテンツはお客様の反応がすごく良いんです。そこに関連イベントを絡めると、自然な形でご案内ができますし、集まった声を商品開発にいかすこともできます。 そこで、ベッドでの成功事例を広げて、現在はデスクチームと連携して「テレワーク環境に関するアンケート」を実施しているところなんです。

小楠 販促だけでなく、モノづくりにもいかされているんですね。

宮澤氏 はい。これまでは「作ったものをどう売るか」という後追いの販促になりがちでしたが、今は「製販一体」となって、お客様の声を聞きながら企画を進められるようになってきました。

今は「製販一体」となって、お客様の声を聞きながら企画を進められるようになってきました、と語られる宮澤氏

セグメント配信やABテストで、一人ひとりに「自分宛て」と思ってもらえる情報を

小楠 最後に、今後の展望をお聞かせください。

原田氏 これまでは登録者全員に一斉配信していましたが、今後は「Synergy!」の機能をもっと使いこなして、お客様に「自分宛ての情報だ」と思っていただけるような配信をしていきたいです。 たとえば、年代別や購入商品別でのセグメント配信や、件名のABテストなどを活用して、より精度の高いコミュニケーションを目指したいと思っています。

宮澤氏 私たちは基本的には卸売り(BtoBtoC)のビジネスモデルなので、普段は直接エンドユーザー様のお顔を見ることが難しい立場にあります。だからこそ、メールマガジンやSNSといったデジタルツールは、お客様と直接つながれる貴重な場所です。今後は製品情報だけでなく、当社のサステナビリティへの取り組みや、家具づくりの背景にあるストーリーなども積極的に発信していきたいですね。

小楠 単なる販促にとどまらず、ブランドのファンを育てていくということですね。

宮澤氏 はい、内製化によって制作期間が短縮された分、これからは「必要な時に、必要な人へ」情報を届ける臨時号なども柔軟に出していけると思います。 家具は長く使っていただくものですから、購入後もずっと当社のファンでいていただけるような関係性を築きたい。今、コーポレートサイトやサービスサイトのリニューアルも進めていますので、Webサイトとメールのデザインのトンマナを統一し、ブランド全体で一貫したメッセージを届けていきたいと考えています。

小楠 15年来のファンがいらっしゃるというエピソードからも、貴社の丁寧な家具づくりとお客様への想いが伝わってきました。「Synergy!」の機能が、その想いを届ける一助になれて大変光栄です。 私たちもカリモク家具様のマーケティング活動をさらにご支援できればと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

今後の展望1nituite
についてお聞きする小楠

※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。