メール送信者向け「ガイドライン」への対応について
Gmailのメール送信者向け「ガイドライン」や、ドコモメール「なりすましメールの警告表示機能」など各社からメール送信時における要件の発表が出ております。
今後、メール送信者に対するガイドラインは強化されていくと思われますので、積極的に迷惑メール対策に取り組んでいただけますようお願い申し上げます。
以下に、迷惑メール対策に必要な対応をまとめます。
1. 各社ガイドラインのまとめ
| 対象者 | 対象ドメイン | 詳細情報 | |
| Gmail (Google社) |
1日あたり 5,000 通以上のメールをGmailアカウントに配信するお客様 | 末尾が @gmail.com または googlemail.com の個人アカウント ※ Google Workspaceのアカウントは対象外です。 |
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| Outlook (Microsoft社) |
1日あたり 5,000 通以上のメールをMicrosoftのコンシューマー向けサービスに配信するお客様 | 末尾がoutlook.com、hotmail.com、live.comのアカウント ※outlook.jpも含まれる可能性があります。 |
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| iCloudメール (Apple社) |
Appleのメールサービス(iCloudメール)に配信するお客様 | 末尾がicloud.com、me.com、mac.comのアカウント | |
| ドコモメール (NTTドコモ社) |
docomoドメインのアドレス宛に配信するお客様 | docomo.ne.jp |
2. ガイドラインの対象となる機能
なお、同じ差出人メールアドレスを利用して、他システムより配信している分も配信数カウントの対象になる可能性があります。
3. 対応内容について
各社、対応内容が指定されておりますが、下記の3点をご対応いただくことで要件を満たします。
対応しない場合は、配信が拒否されたり、迷惑メールとして分類される可能性が高くなります。
また、Gmailの場合は大量のメールを配信されていない場合でも、迷惑メール率0.1%未満の維持を求められます。
1. 差出人メールアドレスのドメイン認証を行う
SPF、DKIM、DMARCの対応をお願いいたします。この設定ができない差出人メールアドレスの利用はしないようにしてください。
設定は「SPF -> DKIM -> DMARC」の順で設定をお願いします。順番が前後すると送信先によっては迷惑メールとして判定される場合があることが報告されております。
- Gmailのガイドラインでは、Gmailドメインに対してDMARCの検疫ポリシー適用開始の記載があります。差出人としてGmailアカウントアドレスの設定は避けてください。
- ドコモメールの警告表示に利用されるDMARCは、受信メールに対してSPFやDKIMの認証結果を元に定義された処理を行うため、SPF / DKIMの対応も必要です。
1.1. 差出人のドメインに SPF 設定の追加
SPFの仕組みと設定方法 を参考に設定してください。
SPF を設定することで、Synergy!LEADの IPアドレスから配信されるメールは正当なメール(なりすましではない)と判断されます。
1.2. DKIM作成者署名の設定
DKIMの仕組みと設定方法 を参考に設定してください。なお、本機能はオプション契約が必要です。(ご契約方法は「よくあるお問い合わせ内容 : Q2」を参照)
DKIM作成者署名を設定することで、Synergy!LEADから配信されるメールにお客様ドメインでの署名が付与されるため、正当なメール(なりすましではない)と判断されます。
1.3. 差出人のドメインにDMARC設定の追加
必ず「SPF、及び、DKIM 設定後」に、DMARCの仕組みと設定方法 を参考に設定してください。
DMARCを設定することで、SPF、または、DKIMで認証に合格しなかったメールについて、受信者側メールサーバに「何もしない/隔離する/拒否する」の処理方法を指示できます。
※導入当初は「何もしない(p=none)」から開始することをお勧めします。
2. 未承諾のメールまたは迷惑メールを送信しない
お客様にて、同意された宛先への配信となるようデータを整備をお願いいたします。
Gmailのガイドラインでは迷惑メール率 0.1% 未満を維持することが提示されています。
配信への同意と共に、配信エラーになった方の除外を正しく運用してください。
3. 受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにする
プロモーションなどの一斉配信メールでは、受信者が配信を解除できるようにオプトアウトのURLリンクをメール内に明記してください。また、List-Unsubscribeヘッダによる「ワンクリック登録解除」の設定を行ってください。
オプトアウト設定と、ご利用されるメール配信機能のワンクリックオプトアウト機能をご参照のうえ設定をお願いします。
■よくあるお問い合わせ内容
- Q1.SPF の設定は、どこに依頼すれば良いですか?
- DNS を管理している情報システム部門や、開発ベンダー様にご依頼ください。
※ 弊社で独自ドメインを取得代行し、管理も請け負っている場合は弊社にご依頼ください。
- Q2.Synergy!LEADのDKIM作成者署名オプションの申込み方法を教えてください。
- こちらよりお申し込みください。
契約担当者様にてログイン>その他オプション1>「申し込みます」にチェックします。
オプション内容1>「 DKIM作成者署名」にチェックします。
DKIMドメイン名1へドメイン名を記入してください。お申し込みいただきますと、弊社にて公開鍵を発行しご連絡します。
貴社にて公開鍵をDNSに設定いただいたあと、弊社が作成者署名の設定を行う流れとなります。
上記の流れは、目安として最短でも10営業日程度お時間がかかります。
- Q3.Synergy!LEADのDKIM作成者署名オプションの導入費用を教えてください。
- 初期費用 1ドメイン毎 20,000円(税抜)となり、月額費用は発生しません。
- Q4.Synergy!LEADでDKIM作成者署名が提供されていない機能はどうすれば良いですか。
- SPF 設定のドメイン認証で要件を満たす構成になっています。
そのため、SPF の設定と DMARC の設定のみを行ってください。
- Q5.末尾が @gmail.com ではないが Gmail を利用している対象のドメインを把握はできますか。
- ドメインをリストアップすることは難しいのですが、特定のドメインが該当するかどうかは確認できます。
DNS 参照ツールを利用し、宛先ドメインの MXレコードを参照すると、google.com や googlemail.com などが表示され、Gmailアカウントであることが確認できます。
確認できるサイトの例(ドメインを入力し MX Lookup を指定)
確認ツール:https://mxtoolbox.com/SuperTool.aspx
- Q6.DMARC判定で配信エラーになったかを確認する方法はありますか。
- Synergy!LEAD の配信エラー実績をご確認ください。DMARC の判定により配信エラーとなった場合はSynergy!LEAD の結果にて「受信拒否」に分類されますが、Gmailアカウントへの配信については、Postmaster Tools(ドメイン所有の証明が必要)の認証ダッシュボードにより SPF、DKIM、DMARCの認証状況が確認できると案内されています。
- Q7.「メール配信(リード)」で配信している場合、メール不達レベルのリセットはどう影響しますか。
- メール不達レベルがリセットされるとエラー率が高まり、迷惑メールと判定される可能性が高まります。
同様にオプトアウトを無視して配信すると、メール配信を希望されない方にも送ることになるため、迷惑メールと判定される可能性が高まります。
メール不達レベルやオプトアウトをリセットする際は、配信の許諾を得た宛先であることをご留意ください。
- Q8.Synergy!LEADの配信はTLSに対応されていますか?
- Gmailガイドラインの中の一つに「メールの送信に TLS 接続を使用する」という記載がありますが、Synergy!LEADでは、すでにTLS接続に対応済みです。お客様にて設定いただくことはございません。
- Q9.既にGmailのメール送信者ガイドラインに対応済みですが、必要な対応はありますか?
- 既にGmailのメール送信者ガイドライン発表時点でご対応いただいている場合は、新たな対応は必要ございません。これまで通り、安心・安全なメール配信にご協力をよろしくお願いいたします。
