ティーザー広告(ティザー広告)とは、商品を大々的に取り上げず、断片的な情報だけを公開し、消費者の興味を引くことを意図したプロモーション手法のこと。覆面広告ともいう。Tease(じらす)を語源とするように、情報を小出しにすることで消費者を焦らし、好奇心や興味を集め、期待を膨らませることを目的とする。またこれらを意図したプロモーション用Webサイトのことをティーザーサイトと呼ぶ。
本来の商業広告の形というのは、企業などが商品またはサービスについて、顧客が購入や利用をしてくれるように促すものである。そのため、その商品についての名称や価格などはもちろん、性能や効能といったことを顧客に対して詳細に明記して説明しなければならない。しかし、そういったものの中の情報の一部が意図的に隠匿されることによって顧客の中には本来記されていなければならないものがないという謎が生まれ、結果的に顧客に興味を喚起させることに繋がる。
また、似たような商品やサービスが他にあって、そういったものの商業広告が多く作成されている場合は、一般の方法での広告は顧客の目をひくことが難しいが、ティーザー広告などの広告手法は顧客の目をひきやすいため、大きな広告効果を得ることができる可能性がある。

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