Synergy!LEADでより最適なメール配信を実現!会員数13,000人との柔軟なコミュニケーションを実現

全国古家再生推進協議会

一般社団法人全国古家再生推進協議会(以下、全古協)様は、「空き家を売ったり、資産運用として活用したい大家」と「再生の知見を持った工事事業者」のマッチングを行っている団体です。投資やリフォーム方法などの教育体制を整えマッチングすることで、全国の空き家問題解消だけでなく、個人投資の後押しも行っています。そんな全古協様の会員数は、なんと全国で約13,000人。これだけ多くの会員を管理し、メールマーケティング施策を遂行するには現行のシステムだけでは課題があり、Synergy!LEADの導入に踏み切りました。この記事では、全古協様のメールマーケティングへのお取り組みやSynergy!LEADの活用事例についてご紹介します。

インタビュー参加者写真

写真右より

西山 潤 氏
一般社団法人全国古家再生推進協議会 マーケティング部

大熊 重之 氏
一般社団法人全国古家再生推進協議会 理事長

矢熊 吉成
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業部 プロダクトマネジメントG

※部署名・役職は取材当時(2023年9月)のものです

会員数の増加に伴い「メール配信」に関して課題を感じるように

矢熊 今回Synergy!LEADを導入していただくにあたり、どのような課題があったか教えていただけますでしょうか。

西山氏 会員数の増加もあってメルマガ配信に関する課題を抱えており、シナジーさんにご相談しました。

矢熊 もともと、全古協様ではSalesforceを活用してメールマーケティング活動を行っておりました。ただ、Salesforceはたくさんの企業が使われていますので、システムの稼働を維持するために様々な制限が設定されています。特に「メール配信は1日5,000通まで」という制限に抵触してしまう企業は多いです。その理由は、全古協様のように最初は小規模なところからはじめ、徐々にデータ数が増え、施策が広がることで課題を認知することがほとんどだからです。
我々としては、Salesforceを最大限にご活用いただくために、Salesforce上だけでマーケティングを実施いただけるようSynergy!LEADの導入をご提案いたしました。

西山氏 そうなんです。全古協を立ち上げてしばらくして会員管理が煩雑になったことで「どこかでシステム化しないといけないよね」という話になり、Salesforceを導入しました。
ただ、Salesforceを用いて運用していく中で会員がどんどん増えてきて、今度は「Salesforceからメールが送れない」ということになったんです。
そこで、13,000人以上もの会員にメールを送れるシステムを探していました。候補はいくつかあったのですが、コスト面でSynergy!LEADを選ばせていただきました。

課題について語る西山氏

矢熊 事業拡大をしていくにあたり、たくさんの人にメール配信ができるシステムを検討した結果、Synergy!LEADを導入いただいたという形ですね。ありがとうございます。

Synergy!LEADはストレスのない切り替えが可能

西山氏 もともと弊社ではSalesforceのメール配信の仕組みを活用して、メルマガやステップメールを配信していました。例えばメルマガ配信なら、顧客データベースに登録している「一般会員」から「古家再生投資プランナー認定オンライン講座(有料)未受講者or受講者」という括りで分けて、さらにそこから「オンライン講座受講者」「古家再生投資プランナー(*1)」というようにセグメントを分け、それぞれの階層に合わせてタイミングよく送信しています。オンライン講座の案内を配信するときは未受講者にのみ配信する、というようなイメージです。

▼メールマーケティング運用イメージ
メールマーケティング運用イメージ

大熊氏 ステップメールでいえば、一般会員になった方に11日間毎日メールを送り、そこから「メール会員→古家再生投資プランナー認定オンライン講座(有料)受講者→古家再生投資プランナー」というように、段階が上がるたびに配信していました。

西山氏 メール配信をSalesforceからSynergy!LEADに変更する際に、セグメント分けやステップメール配信ができなくなるのが懸念でしたが、そういったことも柔軟にできるためスムーズに切り替えや、その後の運用を実施することができるようになりました。

矢熊 ありがとうございます。弊社もそこはSynergy!LEADの強みのひとつだと考えています。Synergy!LEADでは、セグメント分けやステップメールはもちろんのこと、それ以外にも効果測定機能やフォーム作成など、マーケティング活動を支援する機能を一通り搭載しております。

他にも「メール機能だけほしい」「フォームが作れればOK」というようなプランもあるので、基本的なマーケティング施策を既存の運用のままで行いながら、Synergy!LEADでメールマーケティングの一部のみを利用する、というような共存ができます。
他社でも「メール配信しかしない代わりに安く提供する」という製品はありますが、そういうサービスって、あとから「やっぱりフォームを使いたい」など別の要望が出てきたときに、また別の製品を選定しないといけないケースが多いんですよね。その点、Synergy!LEADだと「まずはメールだけで使って、その次はWebのトラッキングをやりましょう」というように、小さな施策から徐々に大きな施策へ広げることが可能です。

また、費用においても同業他社の別サービスに比べてリーズナブルに利用できるので、ランニングの広告予算をメールマーケティング以外に使えるのもメリットだと考えています。

*1:全古協様独自のオンライン講座を受講して、空き家投資の知識を身につけた方のこと。古家再生投資プランナーになることで、空き家・古家物件見学ツアーに参加したうえで実際に空き家を購入できるようになる。

Synergy!LEADの強みについて語る矢熊

Synergy!LEADを導入したことで顧客とのコミュニケーションがより円滑に!

矢熊 全古協様の会員数が13,000人という規模に膨らむ過程で、Synergy!LEADは具体的にどのような面で貢献できていたでしょうか?

西山氏 Synergy!LEADを導入したことで、セミナー案内のリマインド予約配信をしやすくなりましたし、メール配信先を詳細にセグメントしたり狙ったエリアに配信したりなど、より細やかなコミュニケーションを行えるようになりました。今シナジーさんがいらっしゃらなくなると、そうした一斉配信を含めた柔軟なコミュニケーションができなくなるので、いてもらわないと困る存在です。
とはいえ、会員数が13,000人に到達できたのは、弊社の日頃の地道な活動が実を結んだからだと思っています(笑)。

Synergy!LEAD導入による効果を語る西山氏

矢熊 ありがとうございます。私たちは日々の地道な活動こそ重要だと考えていて、13,000人以上へのメール配信だけでなく、日々の業務改善やコミュニケーション面でもお役に立てて幸いです。

今後は地方の会員数を増やして全国の空き家問題を解決したい

矢熊 会員数は今13,000人ということですが、今後はそうした規模も含めてどのような展望をお考えですか?

大熊氏 今も全国展開はしているんですが、まだ都道府県の数でいえば半分も届いていないんです。なので、全都道府県に広めるということが当面の目標になりますね。

今後の展開について語る大熊氏

西山氏 長年やってきたおかげでこの活動をテレビなどメディアで取り上げてもらえる機会も増えましたし、空き家投資や全古協に対するクリーンな立ち位置を築けているので、このままうまく続けたいなと思っています。ただそのためには、やっぱり「地方の会員数をどう増やすか?」という点が一番の課題ですね。

矢熊 そうですね、大阪や東京にも空き家はもちろんありますが、数は地方のほうが明らかに多いですもんね。

西山氏 都会や都市部の人は投資への考え方や実施するハードルが低いので、会員数的にも東京、関東、関西は多くなってます。一方、地方では空き家数は多いのですが、投資への意欲が高い人と出会うのがなかなか難しいんです。なので、地方の人にどう魅力を伝えていくかは課題ですね。

大熊氏 この社団法人自体が「空き家問題と個人の将来不安を解決する」ということを掲げた社会問題解決コミュニティーという側面もあるので、その部分にも取り組んでいきたいです。「空き家を活かして社会問題を解決しよう」という話題になると、古民家をカフェにして地域住民が集まったというような話を思い浮かべるかもしれませんが、それって本当に一部の話でしかないんですよね。空き家は全国に800万戸以上あるわけなので、一部だけの話ではなく全国規模でどれぐらい空き家の数を減らせるかという部分に挑戦しています。

矢熊 まさに、全古協様が掲げる「四方良し(入居者・大家・工事事業者・地域)」の理念を体現した活動を行われているんですね。我々もその理念達成の一助となれるよう引き続き頑張ります。本日はどうもありがとうございました。

※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。

一般社団法人全国古家再生推進協議会
理事長
大熊 重之 氏

一般社団法人全国古家再生推進協議会
マーケティング部
西山 潤 氏

全国古家再生推進協議会

「老後年金問題」と「空き家問題」の両方を解決する社会問題解決コミュニティー。古家物件活用・収益モデル作成のため、現地調査同行から収益モデルの提案、リフォーム・リノベーション時には、古家物件活用専門業者・専門家の紹介、借り主の斡旋など、古家に投資をして安定収入を得る方法を学びながら実践するためのサポートを行っている。

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