シナジーマーケティング株式会社

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「INBOUND MKTG 2013 TOKYO」に参加してきました!

こんにちは。櫻田です。
前回に続いて・・書くつもりでしたが、先日国内初のインバウンド・マーケティングを主題としたカンファレンス「INBOUND MKTG 2013」に参加したので、今回はこちらの速報をお伝えします。

イベントは「Opening Note」、「パネルディスカッション」、「Closing Note」の3つのパートで構成され、その合間に参画企業のPRタイムがありました。ここでは主にOpening Noteと3つのパネルディスカッションについて振り返ってみます。

まずはじめに、HubSpotのブライアン・ハリガン氏からのビデオレターで幕を開けたOpening Noteでは、マーケティングエンジンの高広氏からインバウンド・マーケティングの概要、コンセプトについての解説がありました。

既にご存知の方も多いと思いますが、インバウンド・マーケティングでは、マーケター=パブリッシャーであり、我々マーケターは今までのハンター(狩猟型)からハーベスター(農耕型)へマインドセットを変えていくべきという主旨の内容でした。

広告(リスティング)をクリックして、また広告(LP)が表示されるのはおかしいのではないか?というような問いかけから、本カンファレンスで後々も引用される「よりAuthenticな 、ウソの無いマーケティング」というキーワードが提唱されていました。

続いてパネルディスカッション「インバウンドなコンテンツづくり。ブログ、ソーシャル、SEOの活用と課題」では、シックス・アパート関氏、Ginzamarkets清水氏、ガイアックス栗原氏が登壇。各社のブログに対する取り組み方や、そこからの成果についての紹介がありました。

冒頭で各社の取り組みの紹介があったのですが、個人的に印象的だったのは、ブログの本家とも言えるシックス・アパートでは、退職された方のブログもそのまま掲載している、という点です。というのも、同社統計では古い記事のPVが未だに圧倒的1位だったりするそうで(しかも同社のサービスと全く関係のないLifehackネタでしたが・・)、離職者の投稿でも、同社に在籍当時執筆した記事、として割り切って掲載しているそうです。

他にも、具体的な数字でインバウンド・マーケティングの成果を語っていたガイアックス。同社は2008年から、それまでのテレアポやダイレクト・マーケティング手法からインバウンド・マーケティングにシフトして、今では月に400件のリード、150件のお問い合わせを獲得するに至ったとか。

ディスカッションでは、どのようにしてキーワードを設定しているのか、セールスへの直接的な効果はどれくらいの期間を見込んでいるのか、といったテーマで話されました。

キーワードに関しては、各社ともニッチワードもやはり上位を狙う事を意識している、といった回答でした。

ここでも印象的だったのがシックス・アパートで、同社では「これから来そうなワードを狙う」という事もあるそうです。取材・編集力のあるスタッフが多いからでしょうか。同社が月に1度、唯一の「業務」として開催している編集会議での、活発な意見交換が連想されます。

セールスまでの期間に関しては、各社ともブログから一定の収益は得ているものの、半年〜1年など、短期間での成果を目標としている企業は皆無でした。

成果目標の期間は各社のビジネスターゲットのスケジュールで決まる事であり、ブログもセールスを見越して(義務感で)書いてはだめで、書きたい時に書きたい事を書くべき、という意見で一致していました。

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続いてのパネルディスカッションは「見込客育成のためのクリエイティブ、その手法と課題」というお題。

弊社代表の谷井とニューズ・ツー・ユー四家氏、Responsys鈴木氏、ネクスウェイ上田氏が登壇し、メールマーケティングとリードナーチャリングを主体としたディスカッションが行われました。

メールマーケティング黎明期から今に至る流れを四家氏が解説。02年頃からの迷惑メール問題で一時は失速感のあったオプトインメールによるマーケティングが再び見直され始めているし、当時から実はメールによるナーチャリングを実施している企業は少なくなかったということも語られていました。

また米国でもリーマン・ショック以降、マーケティングオートメーションのベンダーの成長が顕著で、アクセス解析技術の進歩という側面もあるが、景気動向の中でコストを抑えるハウスリストの活用が見直されている可能性も高い、という見方もあるようです。

この議論の中で、長年メールマーケティングのツールを提供してきた弊社谷井が「インバウンド・マーケティングはメソッドというよりフィロソフィーであると認識している」と発言していましたが、この定義については各社同意されていたようで、マーケティングエンジン林氏のClosing Noteでも引用されていました。

では、ナーチャリングで重要なデータとは?というテーマに対し、弊社谷井はまずターゲットを明確に定義し、そこに合わせたコンテンツを作る必要性を、POSデータと顧客行動の組み合わせた分析を例に紹介。

鈴木氏はコンテンツ自体は今提供しているもので十分な場合が多く、ユーザーの行動起点で既存のコンテンツを提供するシナリオの方が重要である、と語っていました。

長期的なメールマーケティングを成功させるコンテンツの特徴とは?という問いかけでは、読者の期待と簡潔な回答(コンテンツ)、あるいはメール以外のチャネルを開く事での関係継続、といった意見がありましたが、汎用的な正解というものは存在しないのかもしれません。

続いてメールと親和性の高いツールは?という問いに対して印象的だったのは、ネクスウェイの上田氏がテレマーケティングと回答されていたことです。実際、同社の「店舗matic」というサービスでは、ナーチャリング起点での成約が8割にのぼるとのこと。米国でもメール+テレマーケティングというツールが台頭してきている、という意見もありましたが、弊社でもナーチャリングする上でテレマは外せないツールという認識です。

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最後のパネルディスカッションは「人を惹きつけ、愛されるためのマーケティングとは?そのためにマーケターが身に付けるべきクリエイティビティとは?」という少し今までと毛色の異なるお題で、good design company水野氏、インフォバーン増田氏、コミュニケーション・デザイナー河野氏が登壇されました。

意外にも?というと失礼ですが、ユニークな意見で盛り上がった本ディスカッション。クリエイティブの観点からも、ターゲットニーズより企業の内部事情が優先されがちな現実に対する警告が多く発せられていました。

逆に各社の成功事例から導き出される要因として「消費者を仲間にする」「消費者に隙を見せる、共犯にする」など、いかにターゲットに目線を合わせるかが重要である、という意見が多く出ていました。クリエイティブを代表する方々のディスカッションなので、飛び出すキーワードや喩えがわかりやすく、機微に富んでいました。

オウンメディアの提供者は情報提供のプロなのか?という問いに関しては、オウンメディアの運営を数多くサポートしている増田氏も非常に線引きの難しい問題とおっしゃっていました。企業側の担当者は、いわゆる客観性をとかく重視しがちであるが、本当は発信者の意見をさらけ出す覚悟の方が大切なのかもしれない、と。というのも、オウンメディアは他社のメディアや代理店を介しているのと異なり、失敗も成功もダイレクトに運営している企業の担当者に返ってくる、と発言されていました。

ECサイトのコンテンツを監修している河野氏も、コンテンツマーケティングでは自分の書きたい事を書いちゃだめとよく言うが、自分が読みたいものを書けばいいのであって、ブランドや商品を愛して書くコンテンツは、実はいち消費者となって書いているのに等しい、=消費者も読みたいものである、というお話がありました。

このあたりの意見は冒頭のバネルディスカッションでテーマとなっていた、ブログ運営にまつわるお話と深く関連していました。成功するキャンペーンや広告クリエイティブは、消費者から見ても当然LOVABLEである、というようなご意見が印象的でした。

以上、長々と本当ににレポート調で書いてしまいましたが、パネルディスカッションの間にあった各スポンサー企業のPRタイムも、各社インバウンド・マーケティングを軸に具体的な数字やノウハウを載せた有意義なプレゼンテーションでした。

個人的には、国内初!のインバウンド・マーケティングのカンファレンスらしく、商売商売していない、イベントのキャッチコピー「WHAT MAKES YOUR MARKETING LOVABLE?」に合う アットホームでLOVABLEなイベントだった印象です。立ち見も出たという大盛況の中で、質疑応答も必ず誰かから質問があがる、熱心な参加者が多かった事も特筆すべき点でしょうか。

意外にも数年前からインバウンド・マーケティングに取り組んでいる企業が多い反面、そのフィロソフィーが国内のマーケターに浸透するのはまだまだこれから。ゆえに、期待しているマーケターの方々が多いのだと思います。

個人的にとても勉強になりましたし、思いが確信になった部分もあるのですが、ブログのライターとしては、なんとなくハードルが上がるなぁ・・と。まぁ、自分で自分のハードルを上げてるだけかもしれませんが、精進して・・・いや、楽しんで書いていきます!

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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