Menu

行動履歴データから次なる施策へ
- わかる、iNSIGHTBOX – Vol.1

こんにちは。 研究開発グループの増田です。
研究開発グループは2012年に設立され、企業のマーケティング活動を支えるための科学的アプローチとして様々な分野の研究を行っています。

Twitterの解析、消費者の行動予測、ユーザエクスペリエンス等のマーケティングに関する研究や、テキストマイニング、音声解析、画像解析等の未来のコミュニケーションのための研究を日々行っています。そこで得られた研究成果は、幸せな情報社会の実現に向けた活動の一つとして、ソシエタスやiNSIGHTBOX(インサイトボックス)の開発に活かされています。

今回は、価値観マーケティングの例としてTVにも取り上げられた、iNSIGHTBOXとは何なのか?なぜ成果が出るのか?についてご紹介したいと思います。

マーケッターが抱える課題

まずはじめに、下記のチェックリストに当てはまる項目がありますか?

□ この人が買いそうな商品を知りたい!
□ メールのCVを向上させたい!
□ 優良顧客を知りたい!
□ この商品を買いそうな人々を知りたい!
□ リピーターと一見さんの違いを知りたい!

1つでもチェックの付いた方はこの記事の対象者です。

例えばある商品を買いそうな人を知ろうとした場合、

  • 「何を分析したらいいかわからない」
  • 「どのように分析したらいいかわからない」

という課題に直面します。

多くの企業は、データの分析はやらなければならないもの、やったほうが良いものという認識を持っています。しかし、一部の企業を除いて「何を分析したらよいかわからない」「どのように分析したらよいかわからない」というのが実態です。

また、世の中にある分析ツールの多くは、回帰分析等の各種統計手法を用いて分析を行う必要があり、専門知識が必要です。しかも、それらのツールは数百万から数千万という非常に高価なものとなっています。さらに、分析した結果は施策に直結するとは限らず、なかなか問題の本質にたどり着きません。

このような状況を解決するために、私たちはiNSIGHTBOXを開発しました。

iNSIGHTBOXとは

iNSIGHTBOXは、専門知識も手間も不要なクラウド型分析システムです。自社の顧客に関するデータ(行動履歴データ)をアップロードするだけで、施策に直結するアウトプットが簡単に取り出せます。

直感的操作で使える様々なアプリがラインアップされており、分析業務の負荷が激減!本来集中するべきマーケティング業務に注力できるのです。また、クラウドサービスとして提供しているので、より簡単に、スピーディーに利用できます。

iNSIGHTBOXでできること

065_masuda_01_2

例えば、「優良顧客を知りたい」「この商品を買いそうな人々を知りたい」「メールをクリックさせたい」といった要求に対して、数ステップの操作で『特定商品への関心が高そうな顧客リスト』や『ターゲティングメールに挿入すると興味を引きやすいキーワード』などのデータを出力できます。

成果の出る顧客リストを利用することで、メールの解約率を下げたり、ダイレクトメールのコスト削減にもつながります。

iNSIGHTBOXの操作画面

065_masuda_01_3_2

A.  顧客ポートフォリオ|優良顧客を定義する
B.  優良顧客候補リスト|優良顧客の候補を抽出する
C.  商品別顧客マッチング|指定した商品を購買しそうな顧客リストを抽出する
D.  キーワード別顧客マッチング|指定したキーワードで反応しそうな顧客リストを抽出する
E.  顧客推移確認|顧客ポートフォリオの構成変化をみる
F.  関連キーワード|関連するキーワードを提示する
G.  キーワード別商品マッチング|そのキーワードにマッチする商品を見つける

BIツールとの違い

iNSIGHTBOXはクラウド型のBIツールですが、世間一般のBIツールとどこが異なるのかも触れておきましょう。

世の中に存在する多くのBIツールは大企業向けの製品が中心で、ERPやDWHなどに保管されている膨大なデータの中から必要なデータを検索したり、特定の形式でレポートにまとめたり、多次元分析を行なうことにより事業部門長や経営層の意思決定を支援したり、一般社員が資料を作成したり事業の進捗を把握するのを支援することが主目的です。分析には専門知識とセンスが必要な場合が多いようです。

一方iNSIGHTBOXは、中小企業から大企業までを意識した製品です。また、対象をマーケティング担当者に絞っているので、施策や商品企画に直結するアウトプットが出力できます。エクセルや従来のBIツールと違って、言葉により顧客を理解できること、分析の専門知識が不要であることが特徴です。

065_masuda_01_4

いかがでしたでしょうか、今回はiNSIGHTBOXの概要を説明いたしました。次回は、なぜこのようなアウトプットが出るのか、iNSIGHTBOXの心臓部分、ロジックについて説明したいと思います。

※iNSIGHTBOXはサービスを終了いたしました。価値観での顧客セグメンテーション「Societas」は引き続きサービスを提供しております。

iNSIGHTBOXの事例

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

PageTop
PageTop