シナジーマーケティング株式会社

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「アドタイ・デイズ」に参加してきました!

こんにちは。櫻田です。今回は3月13日・14日に開催された「アドタイ・デイズ」に参加したので、レポートをお届けします。

参加したのは初日のみですが、ほとんどのセミナーが満席か立ち見という盛況ぶりでした。そのA/B2つの会場を行ったり来たりして、6つのセミナーを拝聴できたので、個人的には満足度の高いイベントでした。
参加できなかったセミナーもありますので、個々のレポートは控えさせていただきますが、A会場はパネルディスカッション形式で、マス広告や広報よりの話題が多く、B会場は(IT系)協賛企業がプレゼン形式で事例や手法を解説している印象でした。弊社も協賛企業の1社として参加していたのですが、私は一人のマーケターの立場で拝聴しました。

はじめに、中小IT企業のマーケター目線で、いろいろ見聞きした感想を申し上げると、マスマーケティングとWebマーケティングの溝というか、業務分担の違いのようなものが、まだまだあるなぁと感じた1日でした。

考えてみれば、4マス媒体とネット広告・・という対比が語れて久しいですが、Webってこれだけ浸透してもマス媒体じゃないんですよね?今やインターネット広告費は雑誌と新聞のそれを足したものに等しいというのに!※日本の広告費 そのあたりを誰も再定義していないからなのでしょうか。

初日最後のパネルディスカッション(A5)でも、Web広告研究会代表幹事として出席されていた本間氏がおっしゃっていましたが、「日本では宣伝部長のITリテラシーが低いのではないか。
Web広告研究会の上部組織である日本アドバタイザーズ協会でも、CMOの肩書きを持つ方がいかに少ないか」「広告宣伝の担当者は広告代理店やクリエーターとメディアに向かうところで止まってしまって、顧客と対峙できていない」など、企業内、業界団体内でも存在している線引きのようなものを指摘されていました。

そういったディスカッションの中でも「顧客の価値創造プロセスに企業が参加する時代であり、逆ではない」という発言もあり、同じ方向は向いているけれど、両輪では回っていないような印象です。

他のパネルディスカッションでも、歩み寄りつつもまだ交わりきれていない両分野のマーケティングの実態について言及されている方は結構いらっしゃいました。

マスマーケティングは、よりデータに基づいた企画や厳密な費用対効果が求められているし、Webマーケティングはソーシャルメディアやオウンドメディアを活用して一見ローコストで実施できそうだが、実際は成功するためにマスメディアや人員を投下することが必要。
それぞれを統合的に設計/管理し、運用していくことで相乗効果を高めないといけないことは分かっているが、まだまだ串刺しで運用できている例は少ないようです。

他方、B会場の協賛企業各社のプレゼンというのが、ビッグデータやFacebookといった旬の事例やテクニックの紹介ではあるものの、顧客との接点をどう開発するのか、何を指標にするのか、といった部分最適化のような話題が中心でした。

それはそれで関心の高いところだとは思うのですが、A会場でのディスカッションとはかなり距離があるような印象が否めません。私自身がIT関係の担当者でもあるので、ある程度知見のある内容に新鮮さを感じなかったから、かもしれませんが。

個人的には、株式会社スケダチの高広氏とNHN Japan株式会社の田端氏がパネラーのA2のディスカッションを楽しみにしていました。「インバウンド・マーケティング」で有名な高広氏と、「メディア野郎」として著名な田端氏ですから、これはどんな話が飛び出すのかぜひ拝聴しておきたいなと。

で、実際はちょうど利用者が世界1億人を突破したLINEのお話からスタートし、twitterでも議題を受け付けていた分、かなり広範囲のディスカッションになっていましたが、印象に残ったのは「コミュニケーション自体がメディア化しており、”メディアを作る”とは、webページを用意したり紙を刷ったりすることではなく、信頼される発信者たること」という議論です。

これまでは企業が広告やメディアを使って顧客とのコミュニケーションをコントロールできて(?)いましたが、人々のコミュニケーションがメディア化する時代では、コントロールするのは困難。小手先のメッキはスグにはがされてしまうと。

インバウンド・マーケティングの考え方にも通じるところかと思いますが、急速にソーシャル化するメディアの中では、企業も一参加者に過ぎないのかなと思いました。組織体なので人格を持たない反面、ある種の集合知として、深く、継続的に存在できるだけなのかもしれません。

以上、取りとめなく書いてしまいましたが、マーケティングが今まで以上にデータドリブンになっていくのは間違いないでしょう。

人間的な限界を補完するツールも出てくるでしょうし、広告宣伝業界のIT化、ソフトやサービスだけじゃなくて人材自体のIT化もこれから加速していくでしょうね。先日のスーパーボウルのOreoの事例のように、もっともっとリアルタイムなアクティビティが当たり前になるかも。

いずれにせよ、広告宣伝業界にもテクノロジーとクリエイティブ、アナリティクスといった高い専門性を有する人材と、彼らを高次元で取りまとめるという、さらに異なるスキルを有する人材が必要になりそうです。(前述の本間氏が紹介されていた「2013年Web広告研究会宣言」にまたも被せるかたちになってますが・・)

今一番必要とされるイノベーションは、新しいマーケター像なのかもしれませんね。

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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