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マストバイキャンペーンとは?評価・成功のポイントや実践事例を紹介

マストバイキャンペーンとは?評価・成功のポイントや実践事例を紹介

指定の商品購入を条件に景品などを贈呈する施策「マストバイキャンペーン」。商品の購入促進に寄与する施策として知られていますが、実施するには成功のポイントを押さえておく必要があります。
今回は、マストバイキャンペーンを実施する際の注意点や評価するポイント、成功させるためのポイントを詳しく解説します。実践事例も具体的に紹介しますので、ぜひ施策を講じる際の参考にしてください。

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指定商品の購入や指定金額以上の購入を条件とするマストバイキャンペーン

マストバイキャンペーンとは、クローズドキャンペーンに含まれる施策のひとつです。まずはオープンキャンペーンとクローズドキャンペーンの違いや、景品表示法との関わりについて確認しておきましょう。

オープンキャンペーンとクローズドキャンペーン

オープンキャンペーンとは、基本的に誰でも参加可能なキャンペーンのことです。オープン懸賞とも呼ばれ、氏名や連絡先といった個人情報の提供などを条件に応募できる懸賞企画などもオープンキャンペーンに含まれます。
一方、クローズドキャンペーンは、一定の条件を満たす人だけを対象としたキャンペーンです。有料サービスの利用者や来店者などさまざまな条件があり、特に指定商品の購入や指定金額以上の購入を条件とするものをマストバイキャンペーンと呼びます。

マストバイキャンペーンと景品表示法

クローズドキャンペーンには、景品表示法(※1)による景品類限度額の定めがあります。マストバイキャンペーンの場合は「一般懸賞」または「共同懸賞」に相当し、景品類限度額(※2)が下記のとおり決められています。

<景品類限度額>

  • 一般懸賞:取引価額5,000円未満の場合は取引価額の20倍、取引価額5,000円以上の場合10万円
  • 共同懸賞:取引価額にかかわらず30万円

また、景品総額に関しても、一般懸賞の場合は売上予定総額の2%まで、共同懸賞の場合は売上予定額の3%までに収める必要があります。景品類限度額を超えないように注意しましょう。

※1 消費者庁「景品表示法
※2 消費者庁「景品規制の概要

マストバイキャンペーンにおける購買証明の種類

マストバイキャンペーンでは、指定の商品を購入したことを何らかの方法で証明する必要があります。購買証明の主な方法として、よく使われているのは下記の3種類です。

商品パッケージの一部を証明にする

指定商品のパッケージに印刷されたバーコードやロゴマークなどを切り抜いて提示することで、指定商品を購入した証明とする方法があります。マストバイキャンペーン専用の応募シールなどが不要のため、低コストで実施できる方法です。
定期的にキャンペーンを実施することにより、マストバイキャンペーン期間外もバーコードやロゴマークを集める顧客が一定数現れるなど、継続的な効果が期待できる点が特徴です。

商品添付のシールを証明にする

指定商品に添付されているシールを、購入証明として利用する方法もあります。キャンペーンごとに専用のQRコードなどを印刷した応募シールを作成するケースと、キャンペーン実施の有無を問わず常時添付されるシリアルナンバーなどのシールを活用するケースがあります。
キャンペーン企画の内容を問わず同じ応募シールを利用することができるため、さまざまなキャンペーン企画に活用できる点がメリットです。

商品購入時のレシートを証明にする

指定商品を購入したことが確認できるレシートを購入証明として利用する方法もあります。応募シールなどの準備が必要なく、キャンペーンの告知のみで手軽に始められる方法です。レシートの記載情報から購入した店舗を確認できることから、店舗限定のキャンペーンにも活用できる点が特徴といえます。低コストで始められる一方で、キャンペーンの存在を告知するための工夫が求められる手法といえるでしょう。

マストバイキャンペーンの評価ポイント

続いては、マストバイキャンペーンの効果や成功・不成功を見極めるための評価ポイントをご紹介します。下記に挙げる評価ポイントを参考に、施策の振り返りと改善に向けたアクションへとつなげましょう。

キャンペーン応募者の数

キャンペーン応募者数は、必ず確認しておきたいポイントのひとつです。あらかじめ設定した目標数に対して、実際の応募者数をどれだけ達成できたかを分析しましょう。また、複数回にわたって実施しているキャンペーンであれば、前回実施時との比較や昨年同期比といった指標で評価することも可能です。応募者数が伸びた時期や景品による効果の違いなど、複数の視点から応募者数が変動する要因を探ってください。

キャンペーン期間中の売上

キャンペーン期間中に売上がどの程度伸びたかを分析することで、キャンペーンの効果を評価することができます。ただし、季節商品など販売時期の影響を受けやすい商材に関しては、売上が伸びた要因がキャンペーンとは限らないため注意が必要です。
また、売上額は店頭での値引きなどにも影響を受けることから、店舗あたりの販売個数を基準にキャンペーン効果を測るほうが確実でしょう。

キャンペーンに対する世間の反応

キャンペーンに対する世間の反応も重要な評価ポイントのひとつです。世の中でどの程度話題に上り、インパクトを与えられたかを知るには、SNSの「いいね」数やシェア数が指標となります。定量的な指標だけでなく、キャンペーンに言及した投稿やコメントの内容といった定性的な反応も含めて分析をすると、次回以降の施策に役立つ気づきを得られるでしょう。

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マストバイキャンペーンを成功させるポイント

マストバイキャンペーンを成功させるには、重要なポイントがあります。下記に紹介するポイントを押さえてキャンペーン企画を立て、成功率を高めていきましょう。

魅力的な景品を用意する

マストバイキャンペーンの主役となるのが景品です。ターゲットとなる顧客層の嗜好にフィットする景品となるよう、十分にリサーチを実施した上で決定しましょう。必要に応じて競合他社のキャンペーン施策や、他業種のキャンペーン成功事例などを参考にすることをおすすめします。人気ブランドや人気キャラクターとのコラボ企画など、話題性のある魅力的な景品を用意することが大切です。

複数の懸賞品を設定し、商品を収集してもらう

懸賞品を複数設定しておくと、顧客が商品を収集し、繰り返し応募してもらうことも期待できます。規定の応募シールを集めることがキャンペーン応募の条件であれば、顧客は懸賞品を複数入手するために指定商品を繰り返し購入する必要があります。必然的に顧客1人あたりの購入回数が増え、リピーターの獲得につながるのです。

エンターテインメント性のある応募方法にする

応募方法そのものにエンターテインメント性を持たせるのも重要なポイントです。応募するまでのプロセスを楽しんでもらう工夫として、代表的な手法をご紹介します。

・マイレージ型
応募シールを集めて所定の枚数に達したら応募できるといった仕組みは、マイレージ型と呼ばれます。シールを集めるプロセス自体を楽しんでもらい、応募した際には達成感を覚えてもらえる仕組みです。

・インスタントウィン型
商品購入時など、その場で抽選を行い、当選・落選を判定する仕組みはインスタントウィン型と呼ばれます。当たったときの喜びを実感してもらうだけでなく、外れた際のフォローも入れることで再応募を促すのがポイントです。

・ダブルチャンス型
抽選で外れても、敗者復活が可能な仕組みのことをダブルチャンス型といいます。抽選に外れた人にも別のチャンスを用意し、キャンペーンへの参加を続けられると知ってもらうことで、離脱防止が期待できます。

キャンペーンの告知方法を吟味する

マストバイキャンペーンを成功させる上で、告知方法は重要なカギを握っています。キャンペーンの存在自体が認知されていなければ、そもそも応募者を獲得できないからです。SNSを活用した話題づくりなど、ターゲット層に合わせた告知方法を十分に吟味しましょう。
なお、キャンペーンのリピーターは、優先的に応募できる仕組みを用意しておくなどして、リピート応募を促すのも効果的な方法です。

ターゲットへの親和性が高い応募方法を選ぶ

ターゲットとの親和性が高い応募方法を選ぶことも重要です。若年層がターゲットであれば、郵送よりもアプリやWebサイトを通じて応募するほうが心理的なハードルは低いと考えられます。反対に、中高年層がターゲットの場合は、はがきに応募シールを貼付する応募方法のほうがなじみやすく、手軽に感じてもらえることもあるのです。企業側の都合ではなく、ターゲットにとって応募しやすい方法を検討しましょう。

情報拡散がしやすい環境を用意する

キャンペーンに応募する顧客にとって、情報拡散がしやすい環境を用意しておくことも大切です。例えば、当選画面のSNSシェアボタンを設置することや、SNSで所定のハッシュタグを入れて投稿することを応募条件とするといった施策が想定できます。キャンペーン期間中に情報が拡散されることにも意義があるため、応募体験そのものをシェアしてもらうための仕組みを用意しましょう。

マストバイキャンペーンの実践事例

マストバイキャンペーンは、企画内容の吟味に加えて、実際にキャンペーンを実現できる環境を構築する必要があります。さらには、コンスタントにマストバイキャンペーンを実施するとなると、企画から実行まであまり時間をかけたくないのが実情でしょう。
そこで、「Synergy!」の活用をご提案します。「Synergy!」を使えばキャンペーンにマッチした仕組みもスピーディーに構築可能です。ぜひ、下記の実践事例を見て、施策のイメージを具体化していってください。

事例1:レシート投稿で景品がもらえるキャンペーン

指定商品の購入者は、キャンペーン概要を示したWebサイトで内容告知と規約を確認します。商品購入時に受け取ったレシートの写真と所定の個人情報を応募フォームに登録すると、システム上で自動抽選が行われる仕組みです。抽選結果は当選者のみにLINEやメールで通知され、景品の配送に関する情報やデジタルギフトのURLが届けられます。

レシート投稿で景品がもらえるキャンペーンのフロー図

事例2:シリアルナンバー入力で景品がもらえるキャンペーン

キャンペーン概要を示したWebサイトで内容告知と規約を確認後、購入した商品に記載されているシリアルナンバーをフォームに入力するキャンペーンもあります。シリアルナンバーが購買証明となり、システム上で自動抽選が行われる仕組みです。抽選結果は当選者のみにLINEまたはメールなどで通知され、景品の配送に関する情報やデジタルギフトのURLが届けられます。

シリアルナンバー入力で景品がもらえるキャンペーンのフロー図

キャンペーンシステムとして「Synergy!」を活用しよう

マストバイキャンペーンをはじめとするクローズドキャンペーンでは、指定商品の購入者が応募する際に必要情報を入力・送信するためのフォームや、送信された個人情報の管理、抽選機能などが必要になります。これらの仕組みをスピーディーに整え、安定的に運用していくことが重要なポイントです。

CRM活動を支援するクラウドサービス「Synergy!」は、キャンペーンシステムとしても活用可能です。企業のキャンペーン実施に必要な入力フォームの作成や個人情報の適切な管理、インセンティブの送付までを単独のシステムで実現できます。また、PC・スマートフォンに対応したレスポンシブWebデザインの応募フォームを簡単に作成できるのも特徴です。応募情報(顧客情報)を管理する上ではセキュアな環境が必須となりますが、「Synergy!」のCRMシステムであれば、セキュリティ面でのメリットも得られます。
マストバイキャンペーンの代表的な施策とされる「レシート投稿」キャンペーンも実現しやすいため、マストバイキャンペーンに初めて取り組む企業様にとって扱いやすいサービスといえるでしょう。

デジタルギフトを活用したキャンペーン施策のご紹介
Synergy!を利用することで、キャンペーン受付~デジタルギフト発行、ギフトURLの送付までを手軽に実施できます。

資料ダウンロード

まとめ:マストバイキャンペーンを行うなら、「Synergy!」の活用が確実かつ簡単

クローズドキャンペーンの一種であるマストバイキャンペーンは、消費者にリピート購入を促す手法として有効です。施策を行う際は、指定商品の購入者にキャンペーンの存在を知ってもらい、手軽に応募できると認識してもらうことが、成否を分けるポイントといえるでしょう。

なお、前述でご紹介した「Synergy!」であれば、キャンペーン施策の実現に必要なWebフォームを簡単に作成できます。PDFやWord、Excelといった幅広いドキュメント形式にも対応しているのが特徴です。
また、シナジーマーケティングは、キャンペーンフォームのご提供にとどまらず、キャンペーン集客のためのWeb広告運用やキャンペーンLPの制作、抽選作業、当選者へのメール配信といった事務局代行も含めて支援しています。低コスト・短納期でのキャンペーン運営をご検討の際は、ぜひお気軽にお声がけください。

「Synergy!」の詳細はこちらをご覧ください。
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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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