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【出張ファクトリエ】日本のものづくりの魅力を伝え、体験してもらう場

「日本の工場(ファクトリー)から世界一流ブランドを作る」ことをビジョンに掲げるファッションブランド。それが「Factelier(ファクトリエ)」です。

以前の取材で、ファクトリエが常に意識しているポイントは「工場で良いものをつくり、その良さをお客様に伝え、届ける」という3つの工程に対して徹底的に考え抜くことであると教えていただきました。

今回はその、「伝える」ための取り組みとして実施されている「出張ファクトリエ」の体験レポートをお届けします。

出張ファクトリエについて

出張ファクトリエとはその名の通り、ファクトリエのみなさまがさまざまな企業に出向き、店舗ではなくオフィスでブランドを体験してもらうイベントです。

イベントは3部構成になっています。

  1. ファクトリエの紹介
    現状のアパレル業界市場について、ファクトリエというブランドについて(ブランドが生まれた背景や大事にしていることなど)の紹介
  2. 商品の紹介
    ファクトリエの代表的な商品を実際に見ながら「作り手のこだわり」を紹介
  3. 試着体験
    実際に用意していただいた商品の、プロによるフィッティング体験

ファクトリエの小林さんによると、出張ファクトリエは2017年5月頃から本格的に開始しており、多いときにはなんと1日3社!を回ることも。はじめた当初は商品の説明だけで終わることもあったようですが、どうしたらよりファクトリエに共感してファンになっていただけるか、毎回の反省も踏まえて試行錯誤を繰り返した結果今の形に落ち着いたのだとか。どうすればブランドの魅力や自分たちのものづくりの考え方が“伝わるか”を考え、PDCAを回しているそうです。

もともと山田社長がファクトリエを創業されたとき、行商をしたり、いろいろな企業に出向いてシャツの着こなし講座などを開催しながら、ファクトリエのビジョンについて語り、共感してくれる方を増やしていったそうです。

「お客様にファクトリエのブランドの魅力をキチンと伝えるのは簡単なことではないです。もっと理念から知ってほしい、商品の魅力をもっと伝えたいと考えていた際に、こちらからお伺いして対面でご説明する形式を思いつきました。出張ファクトリエの目的は、改めてこうした活動を通じて、忙しかったりなかなか店舗に来られない人にもお会いしてファクトリエを知っていただくこと、そしてファクトリエのビジョンに共感してくれる“支援者・ファン”を増やしていくことです。行商から始まり、今、原点に回帰したような形ですね。」(小林さん)

ファクトリエの紹介

まず最初に、小林さんからファクトリエのお話を聞かせていただきました。

日本のアパレル業界において「メイド イン ジャパン」商品が占める比率は、1990年には50.1%だったものが最新の調査では3%以下にまで減少しているそうです。また、技術力のある日本の工場は今もなお世界の一流ブランドの商品を生産しているものの、価格競争や流通構造などが原因で、売上や利益を確保しにくい状況になっています。

そうした状況を打破すべくファクトリエでは、

  • 工場側は、適正な利益を確保しながらこだわった高品質の商品を作ることができる
  • お客様には、同じ品質であれば従来の流通を通した時に比べ「2分の1」の価格で本当にいいものを届けられる

という「工場直結」のビジネスモデルを実現しています。

こうして、工場名がタグに入るという工場が全面に出た商品をファクトリエが広めていくことで、各地の工場の認知度が上がり取材が入ったり、数十年ぶりに20代の職人さんが入ってこられたり、工場にも多くのベネフィットが生まれているというお話がとても印象に残りました。

こだわりの商品を体験する

良いシャツの見分け方、ジーンズの縫製方法、帆布をカバンにする技術。どれもこれも工場のこだわりが感じられてとても魅力的です。普段何気なく服を選んでいる弊社のスタッフも、いつもに比べより真面目な顔つきで説明に聞き入っていました。

シャツは、使われているボタンを見たり襟を触ったりすることで、いいものかどうか見えてくるそう。こちらはHITOYOSHIのシャツ。ファクトリエが一番最初に提携した工場だとか。

JAPAN BLUE JEANSの生地は旧式の自動織機で作られており、一時間に1,2本分しか作れません。こうして作られたジーンズは、履き続けるとライフスタイルや歩き方などで一人ひとり違った風合いになっていくそうです。私も購入しました!

出張ファクトリエ用に作られているTシャツ(写真手前のネイビーのもの)は、今回は実施のなかったカラー診断(自分にあう色がわかるもの)にも使われています。

参加した社員の声

後日、出張ファクトリエに参加した社員にアンケートをとってみました。

「いいものを手頃な値段で買えるということと、工場の皆さんとの繋がりを持てるという新しい服の買い方がとても素敵だと思った」

「普段あまり履かないジーンズも、商品の質と細部のこだわりを聞くと欲しくなった。出張ファクトリエは“素敵な製品×熱意あるアンバサダー”!かなり良い組み合わせだと思います」

「商品に直接触れて丁寧に説明してもらえる贅沢な体験は、テキストや画像、動画で知っていた情報でも、新鮮に、魅力的に感じた」

といった声が出ていました。これはまさにファクトリエさんが伝えたかったメッセージなのではないでしょうか。

こうして企業のビジョンやミッションに共感してくれる人を増やしていくことは、CRMの本質だと思います。リアルな場での活動は一見非効率に感じられるかもしれませんが、こうした草の根活動を繰り返していくことが未来の価値(ファクトリエのビジョン)につながっていくのだと感じました。

ファクトリエのみなさま、貴重な機会をいただきありがとうございました!

※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なる場合があります。ご了承ください。

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