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この想い、どう伝える?メルマガの伝わり方は表現次第
~恋するメールマーケティング!コピー制作の現場から③~

「メルマガで情報発信しているけど、ウチの良さが伝わっていないように感じます」
「良さを伝えるためには、できる限りたくさんの情報を送るべきですよね。でもそんなにたくさん言うことがないし…」

メルマガの現場で、そう悩んでいるお客様は多くいらっしゃいます。
あなたはどうですか?

大丈夫、同じ情報でも表現次第で伝わり方は変わるのです。今回は、恋愛のとあるシーンを例にそのヒントをお届けします。

恋心は「知らせる」?「伝える」?

好きな相手がいて、緊張しつつも思い切ってデートに誘うシーンをイメージしてみてください。

そんなときは、ちょっぴり恥ずかしくても「一緒に食事したいという気持ち」を「伝えたい」ですよね。そして快諾がほしいもの。
けして「一緒に食事したいレストラン」を「知らせたい」わけではないですよね。
そんなのは当然、でもメルマガの世界では、レストラン情報だけを知らせているような表現は少なくありません。

本当に伝えたいのは【気持ち】ですか?【レストラン】ですか?

伝えると知らせる――
私たちは普段、微妙なニュアンスの違いをくみ取り、使い分けています。
ここではわかりやすいよう、以下のように定義します。

「知らせる」
  …自分の義務を果たすこと。他の人が知るようにする。一方的なもの。
「伝える」
  …気持ちを相手にわかってほしいときに使う。受け取った人が行動を起こすことも期待する。

私がこれまで実際にアドバイスさせていただいたいくつかの事例から、1つの例を作ってみました。

193_小川_02

いかがでしょうか。メールマガジンなどでよくあるコンテンツですよね。

きちんとわかりやすく整っているので間違いではないのですが、
「とってもいいイベントなんだけど」という気持ちがあって「来てほしい!」と願うなら
こんな風に変身させてみてはいかがでしょうか。

193_小川_03

 

「伝わる」文章に変身させるべきは

  • その情報で、行動を促したい場合
  • その情報で、感情を動かしたい場合

「知らせる」ことで十分なのは

  • その情報だけで十分魅力的である場合
    (全員半額、全員プレゼントなど)
  • 「早い/正確/簡潔」が求められる場合
    (緊急速報、報告書など)

私は、書く文章がどちらの類かを意識的に考えるようにしています。
意識的に考えると、企業が発信する情報には伝えるべき情報が多いこと、なのに油断してお知らせになってしまいがちなことに気付かされます。
それは、情報を整理して、お知らせとして遜色ない文章にすることは比較的簡単だからです。

ただしイケメンに限……らない!伝わる文章のヒント

「お知らせ」を「伝わる」文章にするポイントはどのようなものでしょうか。ぜひ、以下をヒントにしてください。

1)「だから、何?」 ~お知らせのその先を考える~

先の例で言うと、まず「ビューティーレッスン開催 だから、何?」から発想します。
「だから、何?」の後につながるのはメリットです。
相手をひたすらイメージして、メリットを感じる情報に整えていきます。

2)「つい目が行っちゃう」 ~相手のツボ~

先の例で言うと、「脱マンネリ」「最新」「あなたに似合う」「直接レッスン」「プロデュース」「大変身」など。
メルマガは一つ一つ上から順番に読まれず、ざっとスクロールして、気になるワードから拾うように読まれるのが一般的です。少しでもひっかかるように相手が気になる・知りたい・興味のある単語をたくさん使いましょう。「似合うカラーがわからない」など相手のお悩みから発想することもできます。

3) 「へー、それなら…」 ~緊急性/具体性/有益/限定感~

先の例で言うと、「読者限定」「貴重」「早い者勝ち」「脱マンネリできる最新メイク」など。
考えるテンプレートは、「緊急性/具体性/有益/限定感」。押しの一言で、今行動するべきだと促します。

例えばデートのお誘いでも、相手の行動を誘う言葉をプラスして変身させることが可能です。成功率アップも夢じゃない?!

『銀座のレストラン、一緒に行きませんか?』

 ↓↓ 

緊急性
『銀座のレストラン、口コミで話題のコースが今週末までらしいです。一緒に行きませんか?』

具体性
『美味しいお酒とお料理が話題のレストランがあるんですよ。一緒に行きませんか?』

有益
『○○さんが大好きなお酒が飲めるレストランを見つけました。一緒に行きませんか?』

限定感
『○○さんだけに教えたい、とっておきのレストランがあるんです。一緒に行きませんか?』

いかがでしたでしょうか。

「ウチの良さが伝わっていない気がする」そんな方はぜひ、「レストランのお知らせ」になっていないか、チェックしてみてください。そして、上記のようなヒントからきっと改善の糸口が見つかると思いますよ!

メルマガ原稿アドバイスサービス

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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