プリヘッダーとは?メルマガの開封率を上げる書き方と設定方法
<この記事でわかること>
- プリヘッダーとは、受信トレイで件名の次に表示されるテキストであり、メール本文冒頭から引用され、開封率を左右する「もう1つの件名」としての重要な役割を持つ。
- 開封率を高めるには、件名の補足、限定オファーの提示、パーソナライズ、緊急性の演出、CTA(行動喚起)の予告といった戦略的な書き方が効果的。
- テキストメールでは本文冒頭の最適化が必要だが、HTMLメールでは本文とは別にプリヘッダーテキストを意図的に設定し、本文には非表示にすることが可能。
- 表示文字数は環境により異なるため、重要なキーワードは先頭30〜40文字以内に配置し、件名を補足する情報を簡潔に盛り込む必要がある。
- 意図しないテキスト表示や誤字脱字は信頼を損ねるため厳禁であり、メール配信システムを活用すればABテストや効果測定を通じた効率的な最適化が可能。

メルマガの受信トレイ一覧で、件名の横に表示される短いテキストが「プリヘッダー」です。この部分の最適化を見落としているケースは少なくありません。
プリヘッダーは、読者がメールを開封するかどうかを瞬時に判断する「もう1つの件名」とも言える、非常に重要な要素です。ここを戦略的に設計することで、件名だけでは伝えきれない魅力を補い、開封率を大きく向上させることが可能です。
この記事では、プリヘッダーの基本的な役割から、読者の心をつかむ効果的な書き方5パターン、具体的な設定方法、そして運用時の注意点までを徹底的に解説します。
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<目次>
プリヘッダーとは?件名の横に表示される「もう1つの件名」

プリヘッダーとは、メールの受信トレイ一覧で、「差出人」「件名」に続いて表示されるテキストのことです。メール本文の冒頭部分から自動的にテキストが引用されて表示される仕組みになっており、受信者はこのプリヘッダーの内容と件名を合わせて、そのメールが自分にとって重要かどうかを判断します。

つまりプリヘッダーは、限られたスペースの中でメールの魅力を伝え、開封へとつなげるための「もう1つの件名」とも言える、極めて重要な役割を担っているのです。
プリヘッダーの重要性
メールマーケティングにおいて、「プリヘッダー」は受信トレイの一覧画面で件名の横や下に表示されるプレビュー用のテキストであり、開封率を左右する重要な要素です。多くの受信者は、差出人名と件名だけでなくプリヘッダーを元に「このメールを開くべきか」を瞬時に判断するため、魅力的でなければスルーされやすくなります。
また、件名だけでは伝えきれない補足情報をプリヘッダーで補うことで、期待値を高め、コンバージョンにつなげる効果も見込めます。HTMLメールでは、本文とは別にプリヘッダーテキストを設定できるため、視覚的な混乱を避けつつ最適な文言を表示する工夫も可能です。
さらに、スマートフォン・PC・メーラーの仕様によって表示可能な文字数が異なるため、要点を冒頭にまとめて短く構成することが大切です。
効果を最大化するプリヘッダーの書き方5選
プリヘッダーは、単に設定すれば良いというものではありません。ここでは、効果を最大化するためのプリヘッダーの書き方を5つのパターンに分けて解説します。
件名の補足・要約
最も基本的で効果的な書き方が、メール全体の要約や、件名で伝えきれなかった魅力を補足するパターンです。読者はメールを開封する前に内容を把握でき、安心して読み進めることができます。
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特別なオファーの提示
キャンペーンや割引情報など、読者にとって直接的なメリットとなる「オファー」を提示するパターンです。お得感をわかりやすく伝えることで、開封への強い動機付けになります。
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パーソナライズ
読者の名前や属性、過去の行動履歴などを差し込み、「あなただけに向けたメッセージ」であることを伝えるパターンです。自分ごと化を促し、エンゲージメントを高めます。
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緊急性・限定性の演出
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CTA(行動喚起)のヒント
メールを開封した後に、読者に取ってもらいたい行動を予告するパターンです。メールを読む目的が明確になり、その後のコンバージョンにもつながりやすくなります。
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プリヘッダーの設定方法
プリヘッダーの設定方法は、メール形式によって異なります。ここでは、テキストメールとHTMLメールそれぞれのプリヘッダー設定方法と、実践時の注意点について解説します。
テキストメールの場合
テキストメールでは、HTMLやCSSを用いてプリヘッダーテキストを明示的に設定することはできません。そのため、受信トレイ上には本文の冒頭部分が自動的にプリヘッダーとして表示されます。つまり、メールの最初の数行がそのまま「読者が最初に目にするメッセージ」になるということです。
この特性を踏まえると、メールマガジンをテキスト形式で配信する際には、冒頭に宛名や挨拶文を入れず、いきなり本題からはじめる構成が効果的な場合があります。一方で、宛名を添えることで親しみを感じてもらえるケースもあり、どちらがより開封率に寄与するかはABテストで検証するのが望ましいでしょう。
HTMLメールの場合
HTMLメールでは、本文とは別のプリヘッダーテキストをソースレベルで差し込むことが可能で、受信トレイの一覧には表示されながら本文上には見せないように制御できる技法が一般的です。この設定を行う位置は、<body>タグの直後が基本で、本文より先にプリヘッダー用の要素を記述する必要があります。
具体的には、<table>や<span>、あるいは<div>タグを用い、CSSや属性を駆使して“受信トレイには見えるが本文には現れない”ように隠蔽するスタイルを加えます。
こうすることで、意図した補足文や訴求文をプリヘッダーに挿入しつつ、メール本文は読みやすい構造を保てます。設定後は複数のメールクライアントで表示テストを行い、意図どおりにプリヘッダーが表示されているかを確認することも必須です。
プリヘッダーを設定する際のポイント
プリヘッダーはわずか数十文字の中に、読者の関心を引き、メール本文を読む理由を提示する必要があります。ここでは、プリヘッダーを設定する際に押さえておくべき3つのポイントについて解説します。
文字数に注意する
プリヘッダーとして表示される文字数は、受信するメールクライアントやデバイスによって大きく異なります。特に閲覧数の多いスマートフォンでは、件名と合わせて全角で50〜70文字程度しか表示されない場合もあります。
そのため、最も伝えたい重要なキーワードは「プリヘッダーの先頭から30〜40文字以内」に配置することを強く推奨します。
件名だけでは伝えきれない補足情報を補完する
プリヘッダーは、件名だけでは伝えきれない補足情報を補完する役割を持たせると効果的です。たとえば、件名で「夏の大セール開催中!」とだけ記すのではなく、プリヘッダーで「最大50%オフ・先着100名限定」などの詳細を添えることで、受信者の興味を強められます。
件名が伝える「核心」をプリヘッダーで深堀りし、読者にとって「開きたくなる」要素を付け加えるよう設計しましょう。また、緊急性や限定感、数字といった具体性をプリヘッダーに盛り込むと、より開封意欲を刺激できる可能性が高まります。件名とプリヘッダーが対になって読み手に訴えるような構成にすると良いでしょう。
受信者の環境を前提に設計する
プリヘッダーを効果的に使うためには、受信者がどのような環境でメールを読むかを前提に設計する必要があります。前述のとおり、スマートフォンでは表示可能文字が少ないため、スマートフォン主体の読者層ならプリヘッダーをより短く、主要メッセージを先頭に置く方針が望ましいです。
また、PCやタブレットでの表示も想定しつつ、件名とプリヘッダーの合算文字数が長くなりすぎないように設計することもポイントです。さらに、メールクライアントやウィンドウ幅、フォント設定などによって文字切れや表示崩れが起きることもあるので、配信前には複数環境でプレビュー検証を行うべきです。
プリヘッダー運用の注意点
プリヘッダーは開封率を左右する重要な要素ですが、設定や運用を誤ると、せっかくのメールが逆効果になることもあります。ここでは、プリヘッダーを運用する際に注意すべき代表的なポイントを解説します。
意図しない代替テキストを避ける
プリヘッダーを意図的に設定していない場合、メール配信ツールやクライアントによっては本文の代替テキストやソース内のコメント、装飾文字列などがそのままプリヘッダー表示部分に出てしまうことがあります。
たとえば、画像が表示されない旨の文言や「画像が表示されない方はこちら」などが冒頭に置かれていると、それらが一覧画面で見える余計なテキストになってしまいます。
また、過去のメールをコピーして使う際に、プリヘッダーの更新を忘れてしまう「設定漏れ」のミスも起こりやすいです。これらを避けるためには、メールごとに必ずプリヘッダーを明示的に設定し、配信前にプレビューで受信トレイ表示を確認する習慣をつけておくことが重要です。
誤字脱字に注意する
プリヘッダーも件名と同様、最初に受信者の目に触れる重要なテキストです。仮に誤字や脱字などのミスが含まれていると、受信者に対して「雑」「信頼できない」といった印象を与えてしまう恐れがあります。
特にビジネス用途やブランド名を扱うメールでは、わずかな誤記でも印象を落とすリスクがあるため、一語一語丁寧にチェックする必要があります。件名にも校正をかけるように、プリヘッダーにも必ず校正工程を組み込み、可能であれば第三者にも読んでもらうとより安全です。
さらに、自動生成機能やテンプレートを利用している場合は、入力補助や候補文の校正にも配慮し、誤記混入のリスクをおさえることが望ましいでしょう。そして、プリヘッダー変更の際は変更後の表示を必ずプレビューで確認し、どのクライアントでも意図しない文字化けや表示崩れがないかもチェックしておくことが大切です。
メール配信システムを活用してプリヘッダーを最適化しよう

メール配信システムを活用すると、プリヘッダーの最適化が格段に効率良く進められます。まず、配信ツールにはプリヘッダー入力欄を備えているものが多く、HTMLメールとテキストメール双方で簡単にプレビュー付きで編集できる機能があります。こうした専用機能を使えば、メールごとに適切なプリヘッダーを手軽に設定でき、誤って未設定になるリスクも減らせます。
さらに、メール配信システムはABテスト機能を持つことが多く、プリヘッダーの文言を数パターン用意してどちらが高い開封率を得るか検証できる点も強みです。加えて、システム上で配信実績の開封率データやクリック率、読了率といった指標をリアルタイムで取得できるため、プリヘッダー設定の効果が数値で確認できます。
また、セグメント配信機能を活用すれば、属性別に異なるプリヘッダー文言を設定し、ターゲットごとに最適化された表現を送ることも可能です。こうしたメール配信システムの機能をうまく活用すれば、プリヘッダー最適化による開封率改善を体系的に実施でき、マーケティング効果を高めることができます。
まとめ
プリヘッダーは、件名と並んで受信者の開封判断を左右する非常に重要な要素です。件名だけでは伝えきれない情報を補足し、読者の興味を引く「もう1つの件名」として機能します。特に、スマートフォンなど表示領域の限られた環境では、プリヘッダーの冒頭30〜40文字が印象を決めるため、短く的確な表現が求められます。
効果的なプリヘッダーを設計するには、件名との整合性を保ちながら、補足情報・限定性・具体性を加えることが重要です。テキストメールでは本文冒頭を最適化し、HTMLメールでは専用のコードでプリヘッダーテキストを設定して意図的に制御します。設定漏れや誤字脱字、意図しない代替テキスト表示といったミスを防ぐため、配信前には必ずプレビューで確認しましょう。
さらに、メール配信システムを活用することで、プリヘッダーの設定・ABテスト・効果測定を効率化できます。当社の「Synergy!」は、プリヘッダー入力機能や開封率分析、セグメント別配信などを標準搭載し、検証から改善までを一貫してサポートします。開封率を高め、確実に読まれるメールを実現したい企業様は、ぜひ当社までお問い合わせください。
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