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API連携が可能なメール配信システム10選!導入方法や活用シーンもご紹介

<この記事でわかること>

  • ASP型メール配信システムは、サーバ不要で即導入できるクラウドサービス。低コストかつ短期間で運用開始が可能です。
  • HTMLメールやセグメント配信、効果測定などの機能があり、メールマーケティングの効果を高められます。
  • カスタマイズ性やセキュリティは提供事業者に依存するため、導入時はポリシーやサポート体制を要確認。
  • Synergy!は複数IPでの配信、到達率向上策、MA機能まで備えており、配信効率とマーケ効果を両立できます。

API連携が可能なメール配信システム10選!導入方法や活用シーンもご紹介

「せっかくメールを送ったのに、届いていなかった」
「配信リストの更新に毎回時間がかかる」

このような課題をお持ちの企業に注目してほしいのが、API連携対応のメール配信システムです。APIを活用すれば、CRMやECサイト、会員管理システムなどと自動連携し、タイミングを逃さない配信や、精度の高いパーソナライズも実現可能です。

本記事では、API連携の基本から導入方法、活用シーン、そして中小企業におすすめのメール配信サービス10選までを徹底解説します。なかでも高評価を集める国産クラウド型メール配信ツール「Synergy!」についても詳しくご紹介します。

これからメール配信システムを検討する方に知っておいてほしい基本の考え方

これからメール配信システムを検討する方に知っておいてほしい基本の考え方

どんなシステムが自社にあっているのかを検討するためには、メールマーケティングの基本と考え方を押さえましょう!

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<目次>

API連携に対応したメール配信システムとは

API連携に対応したメール配信システムとは

API連携に対応したメール配信システムは、手動での作業をなくし、顧客一人ひとりに合わせた最適なアプローチを自動化するツールです。

ここでは、この革新的な仕組みの核となるAPI連携の基本から、具体的な活用法、そしてシステムの特長までを分かりやすく解説していきます。

API連携とは

API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とは、異なるソフトウェアやアプリ同士をつなぎ、機能やデータをやり取りするための仕組みです。「プログラムの窓口」とも呼ばれ、この窓口を通じた情報のやり取りを「API連携」といいます。

APIを活用すれば、これまで手作業で行っていたデータ入力や更新、システム間の情報共有を自動化でき、業務の効率化と省力化が実現します。さらに、新しい機能を追加する際もAPIを使えば、大規模なシステム改修をせずに柔軟な機能拡張が可能となり、変化に強い運用体制を築けます。

メール配信システムでできること

メール配信システムとは、数千〜数百万通のメールを、高速かつ確実に一斉配信できる専用ツールです。

従来は、管理画面にログインし、配信リストを手動で更新しながら内容を設定するのが一般的でした。しかし近年は、API連携に対応することで他システムとのリアルタイムな情報連携が可能となり、より高度な自動化配信が実現しています。

たとえば、ECサイトの購買データと連携して購入直後にサンクスメールを送信したり、CRMの顧客情報を活用して誕生日や記念日に特別なメールを届けたりと、顧客の行動や属性に応じたタイミングでアプローチできます。

API連携可能なメール配信システムの特長

API連携に対応したメール配信システムは、外部システムと双方向にデータを自動連携できる点が大きな特長です。

CRMやECサイト、基幹システムなどと接続することで、顧客データの登録・更新、配信設定、配信停止処理といった一連の業務をプログラムによって自動化できます。手作業によるミスや情報の遅延を防ぎ、常に最新のデータを反映したメール配信が可能になります。

また、MAツールと連携すれば、シナリオに基づく高度な配信設計にも対応可能です。

API連携可能なメール配信システムのメリット

API連携可能なメール配信システムのメリット

API連携によって、メール配信業務は具体的にどのように変わるのでしょうか。ここでは、業務効率化からマーケティング効果の向上まで、API連携がもたらす5つの主要なメリットを解説します。

顧客データの自動同期で情報管理が効率化できる

API連携によって、CRMや会員データベースといった基幹システムとメール配信システムが直結し、顧客情報がリアルタイムで自動的に同期されます。これまで手作業で行っていた面倒なCSVファイルのインポートや、複数システムへの二重入力といった作業が不要になり、担当者の業務負担を大幅に削減できます。

さらに重要な点は、情報の正確性が格段に向上することです。手入力による打ち間違いや、システム間の更新漏れといった人為的ミスを根本から防げるため、常に最新かつ正確な顧客リストに基づいてメールを配信できます。

タイミングを逃さずに条件に応じた自動配信ができる

API連携を活用すれば、顧客の行動に応じたタイミングで、メールを自動的に配信することが可能です。たとえば、ECサイトでの購入完了や資料請求、特定ページの閲覧といったアクションをトリガーとして、あらかじめ設定したメールを即時に送信できます。

関心や購買意欲が高まっている瞬間を逃さずアプローチできるため、開封率やクリック率の向上が期待できます。さらに、ステップメールやカゴ落ち通知といったナーチャリング施策も自動化でき、対応漏れや属人化を防ぎながら、継続的なアプローチを効率的に行えます。

大量メールをスムーズに一斉配信できる

メール配信システムは、高速かつ高性能な配信エンジンを搭載し、API連携によって数万〜数百万通規模の大量メールでも安定した一斉配信が可能です。PCのメールソフトのように、大量送信時に処理が遅れたりフリーズしたりする心配はありません。

API経由で配信指示を出すことで、自社システムの負荷を最小限に抑えながら、セール告知や緊急連絡などをタイムラグなく実行できます。

顧客情報を差し込んだパーソナライズメールが簡単にできる

API連携により、顧客一人ひとりに最適化された「One to Oneメール」の自動生成・配信が可能です。CRMなどが保有する氏名や購買履歴、閲覧履歴といった情報をリアルタイムで取得し、メール本文に動的に反映させることで、個別性の高いメッセージを一括配信できます。

数万通規模でも、呼びかけや商品紹介などを自動で差し替えた内容で配信できるため、業務負荷を抑えながらエンゲージメントの向上が図れます。

配信データを自動収集し分析の質が向上する

メール配信の効果を最大化するには、送信後の効果測定と改善が欠かせません。連携対応の配信システムであれば、開封率・クリック率・コンバージョン率などの指標を自動取得し、外部システムへリアルタイムに連携できます。

たとえば、取得データをBIツールや社内ダッシュボードに取り込むことで、売上情報などと統合した分析が可能となり、施策ごとの成果や課題を迅速かつ多角的に把握できます。

API対応のメール配信システムの導入方法

API対応のメール配信システムの導入方法

API連携対応のメール配信システムの導入は、基本的なステップに沿って進めることで、関係者間の共通理解を深めながらスムーズに進められます。ここでは、アカウント開設から実際の配信までの流れを3つのステップで解説します。

1.メール配信サービスのアカウント開設とトライアル利用

導入の第一歩は、利用したいメール配信サービスのアカウントを開設することです。多くのサービスでは、公式サイトからオンラインで簡単に登録が完了します。

特に重要なのが、無料トライアルを受けられるかどうかです。トライアル期間を活用すれば、本格的な契約の前に、管理画面の使い勝手やメールの作成機能を試せるだけでなく、API連携の技術的な検証も行えます。

2.API連携の実装とサンプルコードの活用

サービスを選定したら、次は自社のシステムとAPIで連携させるための実装作業に移ります。まずはサービス提供元が公開している「API仕様書」を確認し、どのような機能が利用でき、どのように連携させるかを正確に把握します。

開発をスムーズに進めるため、多くのサービスでは、主要なプログラミング言語に対応したサンプルコードが用意されています。サンプルコードを土台にすることで、ゼロから開発する手間が省け、開発工数を大幅に削減できます。仕様書やサンプルを参考に、自社の業務に合わせた独自のカスタマイズを行うことも可能です。

3.送信テストと実際の配信確認

API連携の実装が完了したら、本番のリストに送信する前に、必ずテスト配信を行いましょう。テスト配信は、意図しないメールの誤送信や表示トラブルを防ぐために重要です。

テスト用のアドレス宛に実際に送信し、顧客名の差し込みなどパーソナライズが正しく機能しているか、端末やメールソフトごとの表示崩れがないか、リンクが正常に動作するかなどを細かく確認してください。

メール配信システムでAPI連携をした活用シーン

メール配信システムでAPI連携をした活用シーン

理論だけでなく、実際のビジネス現場でAPI連携がどのように役立っているのか、具体的な活用シーンを見ていきましょう。

ここでは、API連携がもたらす代表的な4つの活用シーンを詳しく解説します。

メール配信業務を効率化できる大量送信の自動化

API連携は、業務負荷を大幅に軽減します。たとえば、新商品リリースやセール開始のタイミングに合わせて、キャンペーン告知メールを事前にスケジューリングし、自動で配信することが可能です。

配信時間に合わせて担当者がPCの前で待機したり、深夜・早朝に対応したりする必要はありません。人的リソースを効率化できるだけでなく、顧客が最も反応しやすい時間帯を狙った配信も容易になり、マーケティング効果の最大化にもつながります。

顧客データの自動連携で配信リストの更新作業を省力化

メールマーケティングの土台となる配信リストの管理は、API連携により自動化が可能です。CRMやECサイト、会員データベースなどと接続することで、新規登録・購入履歴・登録情報の変更といった顧客データを、リアルタイムでメール配信システムに反映できます。

手動でのデータ入力やCSVのインポートといった煩雑な作業は不要になり、更新漏れや入力ミスといった人為的エラーも防げます。常に最新で正確なリストを維持できるため、セグメント配信や個別の配信もより効果的に行えます。

購入後のフォローを自動化してユーザー満足度を向上

API連携は、購入後のフォローアップを自動化し、顧客体験を向上させる手段として有効です。
たとえば、商品購入・決済完了・発送完了といったステータスの変化をトリガーに、「ご注文ありがとうございます」「商品を発送しました」といったメールを自動で配信できます。

さらに、購入商品に応じた使い方ガイドや、関連商品の紹介を組み合わせることで、個別対応のような丁寧さを演出できます。

エラー対策やスパム回避で配信精度を高める

API連携は、配信精度を左右する「到達率」を維持し、さらに向上させるうえで役立ちます。どれほど優れた施策であっても、メールが届かなければ効果は発揮されません。

たとえば、配信後に「宛先不明」などの理由でエラーとなったアドレス情報を、APIを通じてリアルタイムに取得できます。その情報を自社の顧客データベースに反映し、該当アドレスを自動的に配信停止リストへ登録することで、リストのクリーニングを効率化できます。

API対応のメール配信システム4つのタイプ

API連携に対応したメール配信システムは、その機能や得意分野によって4つのタイプに分類できます。自社の目的や規模に合わせて最適なタイプを選ぶことが重要です。

多用途型:メールマーケティング支援と効果測定

多用途型は、メール配信機能に加え、マーケティング施策の支援から効果測定までを幅広くカバーするオールインワンタイプです。HTMLメールの作成支援や顧客属性に応じたセグメント配信といった基本機能はもちろん、配信後の開封率やクリック率を詳細に分析する機能を備えています。

APIで顧客データと連携させることで、PDCAサイクルをシステム内で回せるのが最大の強みです。将来的にメールマーケティングへ本格的に取り組みたい企業に適しています。

主なメール配信システム

  • Synergy!
  • 配配メール

小規模向け:メールリレー型で低コスト配信

月間の配信数が数千〜数万通程度の企業には、低コストで導入できる小規模向けのメールリレー型サービスが適しています。信頼性の高いIPアドレスや中継サーバを利用するため、自社サーバからの送信と比べて迷惑メール扱いされにくく、高い到達率を保つことが可能です。

API連携にも対応しており、自社アプリケーションからの通知メールなどを、低コストかつ確実に配信できます。まずは手軽にメール配信の自動化を始めたいスタートアップや中小企業にとって実用的な選択肢です。

主なメール配信システム

  • ベアメール
  • SendGrid

大規模向け:大量配信対応のメールリレー型

月間10万通を超える大量のメールを扱う大企業やECサイトには、大規模配信に特化したメールリレー型が適しています。高速な配信エンジンと堅牢なインフラを備え、大規模なキャンペーンメールやメルマガを遅延なく、かつ安定して配信する能力に長けています。

配信エラーを詳細に解析する機能やリアルタイムで配信状況を監視する機能など、安定運用を支えるための専門的な機能が充実しているのも特長です。コスト効率を保ちながら、ビジネスの根幹となる大量配信基盤を確立したい企業向けのタイプです。

主なメール配信システム

  • Cuenote SR-S
  • API Mail

IaaS利用型:クラウド基盤を活用したメール配信

IaaS利用型は、AWS (Amazon Web Services) やMicrosoft Azureといったクラウドコンピューティングの基盤上で提供されるメール配信サービスです。最大のメリットは、自社でメールサーバを構築・管理する必要がなく、インフラの運用負荷とコストを削減できる点です。

配信量に応じてリソースを柔軟に増減させられるため、スモールスタートから大規模配信まで、事業の成長に合わせてスケールできます。すでにシステム基盤をクラウドで構築している企業にとっては、既存環境とシームレスに連携でき、開発効率の面でも有利です。

主なメール配信システム

  • Amazon SES
  • Azure Communication Service

API対応のメール配信システムの選び方

API対応のメール配信システムの選び方

数あるサービスの中から、自社に最適な1つを見つけるためには、どのような点に注目すればよいのでしょうか。ここでは、導入後に後悔しないための5つの選定ポイントを解説します。

システム連携のしやすさ

システム選定において最も重要なのは、自社のCRMやECシステム、MAツールとAPIでスムーズに連携できるかという点です。社内の顧客データベースと接続し、配信リストを自動で抽出したり、配信結果をデータソースに同期できれば、手作業をなくし業務効率を飛躍的に向上させられます。

各サービスが公開しているAPI仕様書を事前に確認し、自社の技術要件と適合するかを開発者目線で評価しましょう。データのリアルタイムな更新通知を受け取れるWebhookへの対応可否なども、高度な自動化を目指すうえで重要な確認項目です。

操作性のわかりやすさ

システムの操作性は、マーケティング担当者と開発者の両方にとって重要です。担当者にとっては、専門知識がなくても直感的に扱える管理画面(UI)であることが求められます。

一方、開発者にとっては、APIの仕様や使い方が詳細かつ明快に記されたドキュメントの質が、開発の生産性を大きく左右します。APIキーの取得方法や設定項目が複雑すぎると、導入までの工数が増大してしまいます。開発者向けのポータルサイトやテスト環境の有無も、スムーズな導入を後押しする大切なポイントです。

必要機能の充実度

基本的なメール作成機能だけでなく、「API経由でどこまで操作できるか」という視点で機能の充実度を確認することが重要です。例えば、リストの追加・削除を行う「リスト管理API」、配信の実行や予約を制御する「配信API」、開封率などを取得する「レポート取得API」などが用意されていれば、それだけ業務自動化の幅が広がります。

また、自社の開発環境に合わせて、REST APIに対応しているか、OAuth 2.0をサポートしているかなど、技術的な仕様が要件を満たしているかもしっかりと確認しましょう。

費用対効果のバランス

コストを比較する際は、初期費用や月額固定費だけでなく、API利用に伴う課金体系までを詳細に確認する必要があります。特に「APIコール数(APIを呼び出す回数)」に上限が設けられ、超過分に追加料金が発生するプランもあるため注意が必要です。

大量配信や頻繁なデータ同期を行う場合は、配信通数やコール数に応じた段階的な料金プランや、上限のないプランの有無が重要です。まずは無料トライアルを試し、自社の利用規模で費用対効果が見合うかを判断するのが賢明です。

サポート体制の安心感

API連携という技術的な要素が絡むシステムだからこそ、サポート体制の充実は重要です。一般的な使い方に関するお問い合わせ窓口はもちろん、実装時のエラーや技術仕様について具体的に相談できる、開発者向けのサポートチャネルが用意されているかを確認しましょう。

チャットやメールでの技術サポートに加え、開発者同士が情報交換できるSlackコミュニティや、詳細なテクニカルFAQが整備されていれば、トラブル発生時も迅速な問題解決が期待できます。

中小企業向けにおすすめのメール配信システム10選

中小企業向けにおすすめのメール配信システム10選

ここでは、API連携に対応し、多くの中小企業で導入実績のあるメール配信システムを10サービス厳選してご紹介します。それぞれの特長を比較し、自社の目的に合ったサービスを見つけてください。
※各製品の説明は「2025年6月時点」の情報をもとにまとめています。

サービス名 月額価格 初期費用 主な機能 公式サイト
Synergy! 20,000円~(+DB利用料) メール30,000円/DB 118,000円 CRM連携、ステップメール、ABテスト、承認フロー、LINE連携 https://www.synergy-marketing.co.jp
配配メール 要お問い合わせ(アドレス数に応じて変動) 原則無料(プランによって異なる) HTML作成、ステップ配信、ヒートマップ、ABテスト、kintone連携 https://www.hai2mail.jp
ベアメール 5,000円~(10,000通)/超過0.75円/通 50,000円 SMTPリレー、REST API、送信ログ取得、リストクリーニング、迷惑メールスコアリング、DKIM/TLS https://baremail.jp/
SendGrid 無料~14,000円以上(プランにより異なる) 無料(プランにより異なる) REST API、SMTP、動的テンプレ、分析、Webhooks、専用IP、SDK https://sendgrid.kke.co.jp/
Cuenote SR-S 27,000円~ 50,000円~ REST API、SMTP、バウンス処理、エラー管理、専用IP、DKIM/TLS、ログ https://www.cuenote.jp/sr-s/
API Mail 30,000円~ 50,000円~ REST API、SMTP、差し込み配信、DB連携、送信ログAPI、リストクレンジング https://www.submit.ne.jp/apimail
Amazon SES

従量課金制:

  • 1,000通あたり約0.10 USD(約15円)
  • EC2からの送信は無料枠あり
無料 REST API(SESv2)、SMTP対応、専用IPアドオン、バウンス・苦情管理、送信ログ取得、VDM(仮想到達率管理)、S3連携、SNS通知、DKIM/SPF https://aws.amazon.com/jp/ses/
Azure Communication Service 要お問い合わせ 要お問い合わせ REST/SDK API、SMTP、送信状況取得、カスタムドメイン、A2P対応、解析ログ https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/communication-services
Customers Mail Cloud 要お問い合わせ 要お問い合わせ SMTP、REST API、配信最適化、DKIM/TLS、Webhook、添付、差し込み https://smtps.jp/
WEBCAS e-mail 10,000円~ 30,000円~ 一斉/リアルタイムAPI、大量配信、セグメント、One to One、DB連携、ログ解析< https://www.webcas.jp/email/

Synergy!

Synergy!は、REST APIを活用して大量・高速かつ高到達率のメール配信を可能にする、クラウド型のマーケティングSaaSです。特に、ECサイトや会員管理システムとの連携に強みを持ち、購入通知やリマインドメール、ステップメールといった「リアルタイムかつ個別対応」のメール配信を求める中小企業に適しています。

最大の特長は、99%超の高い到達率と、顧客データベースと連動したトリガー型のメール配信の強さにあります。スピードと安定性の両立に優れ、日々のマーケティング運用において確実性を重視する企業にとって心強いシステムです。

月額価格 メール機能:20,000円~ + データベース利用料
初期費用 メール配信:30,000円/DB:118,000円
主な機能 CRM連携、ステップメール、ABテスト、承認フロー、LINE連携
公式サイト https://www.synergy-marketing.co.jp

おすすめメール配信システム「Synergy!」の機能詳細を紹介!

おすすめメール配信システム「Synergy!」の機能詳細を紹介!

「Synergy!」メール配信機能の特長をご紹介した資料です。まずは機能詳細を理解し、自社の課題解決に適しているかご検討ください。

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配配メール

配配メールは、CRMや名刺管理システムなどとAPIを通じて双方向に連携できる点が魅力です。特に、CSVの手動インポートやバッチ処理に課題を感じているマーケティング担当者に適しており、開封・クリックログを自社データベースに取り込みたい場合にも最適です。

APIを通じて、顧客リストの登録やメール送信結果の取得・同期が可能であり、配信業務の自動化とデータ活用を両立できます。ただし、API利用には回数制限があります。

月額価格 要お問い合わせ(アドレス数に応じて変動)
初期費用 原則無料(プランによって異なる)
主な機能 HTML作成、ステップ配信、ヒートマップ、ABテスト、kintone連携
公式サイト https://www.hai2mail.jp

ベアメール

ベアメールは、SMTPリレーとWeb APIの両方に対応し、高到達率かつ高速配信を実現するクラウド型のメールリレーサービスです。配信ログをAPIで取得できるため、ハードバウンスの自動対応やリストのクリーニングもスムーズです。

さらに、迷惑メールスコアリング機能も備えており、メールの信頼性を向上させるための工夫が凝らされています。「定期的なメール配信で、エラーメールを自動的に除外し、無駄なく効率的に運用したい」という企業には、ベアメールが有効です。

月額価格 月額5,000円~(10,000通プラン)
超過時は0.75円/通
例:40,000通で20,000円、70,000通で60,000円など
初期費用 50,000円
主な機能 SMTPリレー + REST API、送信ログ取得・エラー対応、自動リストクリーニング、迷惑メールスコアリングオプション、DKIM/TLS
公式サイト https://baremail.jp/

SendGrid

SendGridは、Twilio傘下のグローバルメール配信プラットフォームで、RESTful APIとSMTPリレーの両方に対応した柔軟性の高いシステムです。世界中で採用されており、数千万通規模の大規模配信にも耐えられるスケーラビリティを備えています。

おすすめなのは、グローバル展開を見据えていたり、中〜大規模の配信量を必要としたりする企業の開発者・マーケターです。APIは多様なプログラミング言語に対応し、動的テンプレートやスケジューリング、開封・クリック分析機能なども搭載されています。特に、99%以上という高い到達率と多言語サンプルコードの提供が、エンジニアフレンドリーな設計を際立たせています。

月額価格 無料プラン:100通/日まで
Essentials:3,000円~(送信上限5万通)
Pro:14,000~(送信上限10万通以上/専用IP付)
初期費用 無料(アカウント登録時)、プランによって不要
主な機能 REST API/SMTP、動的テンプレ/配信分析/Webhooks/専用IP(Pro以上)/到達率最適化/多言語SDK
公式サイト https://sendgrid.kke.co.jp/

Cuenote SR-S

Cuenote SR-Sは、国内最大級の配信実績を誇る高信頼メールリレー&APIサービスで、月間配信通数は81億通を超え、稼働率は驚異の99.99%。エンジニア向けに最適化され、MTA(Mail Transfer Agent)レベルで高速性・信頼性が確保されています。

とくにおすすめなのは、国内向けに大量のトランザクションメールを安定的に配信したい企業や、送信遅延・エラー発生を極力抑えたい企業です。APIとSMTPの併用が可能で、エラーログの取得、配信結果の追跡、DKIM設定など、セキュリティ対策も万全です。

月額価格 27,000円~
初期費用 50,000円〜
主な機能 REST API/SMTP併用、エラー・バウンス自動処理、エラーアドレス管理、専用IP、DKIM/TLS、ログ・セキュリティ対応
公式サイト https://www.cuenote.jp/sr-s/

API Mail

API Mailは、1通あたり0.06円からという業界最安水準の価格設定が特長の、API特化型の日本製メール配信サービスです。特にコスト重視で大量配信を行いたい企業にとっては、非常に魅力的な選択肢です。

シンプルなREST APIとSMTPに対応しており、DBと直結した柔軟な運用設計が可能です。セグメント配信やトランザクションメールの条件設定など、自社仕様に合わせて自由に構築できる点が特長です。また、20年以上にわたる運用実績があり、安定性と信頼性も申し分ありません。

月額価格 30,000円~
初期費用 50,000円〜
主な機能 REST API/SMTP、差し込み/一斉送信、DB連携、送信ログAPI、リストクレンジング連携、日本語サポート
公式サイト https://www.submit.ne.jp/apimail

Amazon SES

Amazon SESは、AWSが提供するクラウド型のメール送信サービスで、高機能かつ高可用性を実現するメールAPIとして広く利用されています。REST API(SESv2)とSMTPの両方に対応しており、柔軟かつスケーラブルなメール配信が可能です。

とくにおすすめなのは、AWS上でアプリケーションを構築している中小企業やスタートアップです。トランザクションメールだけでなく、キャンペーン系メールの自動化にも対応できるため、幅広い用途に対応可能です。

月額価格

従量課金制:

  • 1,000通あたり約0.10 USD(約15円)
  • EC2からの送信は無料枠あり
初期費用 無料
主な機能 REST API(SESv2)、SMTP対応、専用IPアドオン、バウンス・苦情管理、送信ログ取得、VDM(仮想到達率管理)、S3連携、SNS通知、DKIM/SPF
公式サイト https://aws.amazon.com/jp/ses/

Azure Communication Service

Azure Communication Serviceは、Microsoft Azureが提供するマルチチャネル通信プラットフォームです。メール機能もその一部としてREST APIおよびSDKにより利用可能です。

Azure上でアプリを運用している企業や、Logic Appsなどと連携してメール通知を構築したい開発者にとっては特に有効です。本文や添付ファイルの送信、配信状況の取得といった基本機能を備えるだけでなく、チャット・SMSとの組み合わせも可能なため、統合的な通知プラットフォームを求める場合に適しています。

月額価格 要お問い合わせ
初期費用 要お問い合わせ
主な機能 REST/SDKメールAPI、SMTP送信対応、送信ステータス取得、カスタムドメイン、A2Pトランザクションおよびバルク送信対応、メッセージ解析ログ
公式サイト https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/communication-services

Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloudは、日本製のメール配信サービスで、高速かつ信頼性の高いAPI配信を実現しています。API・SMTPの両方に対応し、Webhook連携によるリアルタイムなエラー通知やログ取得機能を備えているのが特長です。

とくにおすすめなのは、送信エラーを自動で検知・処理したい、ログをDBと連携させてマーケティングやシステム改善にいかしたいといった企業です。差し込み配信や一斉送信にも対応しており、送信結果のフィードバックも迅速に得られる設計となっています。

月額価格 要お問い合わせ
初期費用 要お問い合わせ
主な機能 SMTP/REST API、携帯キャリア・ISP向け最適配信、DKIM/TLS、配信ログ解析、Webhookによるエラー/バウンス取得、HTML+添付+差し込み対応
公式サイト https://smtps.jp/

WEBCAS e-mail

WEBCAS e-mailは、株式会社WOW WORLDが提供する、国内官公庁や大手企業でも採用される信頼性の高いメール一斉配信システムです。最大毎時1,000万通以上という圧倒的な配信能力を誇り、大量のメルマガや通知メールを確実に届けたい企業に最適です。

用途に応じて「一斉配信API」と「通知API」の2系統を使い分け可能で、DB連携やSFA/CRMとのリアルタイム同期、セグメント配信やOne to Oneメールの個別送信など、多機能で柔軟な制御が可能です。特に、キャリアメール向けの配信最適化や到達率向上技術も導入されており、国内向けの大量配信においては有力な選択肢の一つの選択肢となります。

月額価格 10,000円~
初期費用 30,000円〜
主な機能 一斉配信API・リアルタイムAPI併用、大量高速配信(毎時1000万件対応)、セグメント/One to One/ステップ配信、携帯キャリア最適化、CSV・DB連携、ログ解析、セキュリティ認証対応
公式サイト https://www.webcas.jp/email/

まとめ

まとめ

APIを活用することで、これまで手作業に頼っていた煩雑な業務が自動化され、メール配信は単なる「作業」から、顧客との関係を深める「戦略的マーケティング施策」へと進化します。

中小企業やECサイト運営企業に特におすすめなのが、国産のメール配信ツール「Synergy!」です。REST APIを活用した高速・高到達率の配信機能に加え、ステップメール、ABテスト、LINE連携、顧客DBとのトリガー連携などを標準装備。毎時400万通を超える大量配信にも対応しながら、到達率99%以上という高い安定性を誇ります。

機能満足度・カスタマイズ性でも高評価を獲得しており、導入支援体制も充実しているため、初めてAPI連携を行う企業でも安心です。まずは無料トライアルで操作性や連携のしやすさを確認し、自社に最適な配信体制を構築してみてはいかがでしょうか。

「Synergy!」の具体的な製品機能については、ぜひ以下のフォームから資料をダウンロードしてご確認ください。

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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。