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リマインドメールの書き方とは?例文やセミナー参加率をUPするコツ

<この記事でわかること>

  • セミナーは申し込みだけでは参加率が安定せず、参加者の「うっかり忘れ」や他予定への流出を防ぐためにリマインドメールが重要となる。
  • リマインドメールには、タイトル・日時・アクセス方法・持ち物・欠席連絡方法・主催者情報を明記し、参加者が安心して当日を迎えられるようにする。
  • 効果的なタイミングは「1週間前」「前日」「当日」の3回であり、期待感を高めつつ直前キャンセルを防ぎ、当日の参加率を最大化できる。
  • 件名には必ずセミナータイトルを入れ、欠席連絡用フォームや配信予約を活用することで、混乱防止・欠席把握・送り忘れ防止を実現できる。
  • 「Synergy!」を使えば配信予約や自動差し込み、開封率の計測などが可能で、リマインドメールを効率的かつ効果的に運用し、参加率向上と運営負担軽減を両立できる。

リマインドメールの書き方とは?例文やセミナー参加率をUPするコツ

企業のセミナー担当者様にとって、開催当日にどれだけの参加者が集まるかは大きな関心事です。「申し込みは順調でも、当日のキャンセルが多くては困る」といった不安は尽きません。

このような不安を解消し、参加予定者の関心を維持して当日の参加率を最大化する鍵は、効果的な「リマインドメール」にあります。本記事ではすぐに使える例文や基本的な書き方はもちろん、CRMシステムを活用して配信の手間を削減し、さらに効果を高める一歩進んだテクニックまで、わかりやすく解説します。

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セミナーの開催にリマインドメールが重要な理由

セミナーの開催にリマインドメールが重要な理由

セミナーは申し込みを受け付けただけでは参加率が安定しません。参加予定者が忘れてしまったり、他の予定を優先したりするケースも少なくないからです。リマインドメールを送ることで参加者の意識を維持し、当日の参加率を高める効果が期待できます。

ここではその重要性を解説します。

申し込み後の「うっかり忘れ」を防ぐ

セミナーの申し込みから開催日まで期間が空くと、参加予定者が他の予定を入れたり、申し込み自体を忘れてしまったりするリスクがあります。リマインドメールは、参加者にセミナーの存在を思い出させ、スケジュールを再確認してもらうための重要な手段です。

セミナーへの期待感を高め、参加意欲を維持する

リマインドメールは単なる事務連絡ではありません。登壇者の紹介やプログラムの見どころなどを追記することで、参加者のセミナーに対する期待感を高めることができます。申し込み時の熱量を維持し、参加意欲の低下を防ぎます。

他の予定への流出を防ぐ

特に無料セミナーの場合、参加のハードルが低い分、キャンセルへの抵抗感も少なくなります。定期的なリマインドは、参加者との心理的な接点を保ち、競合セミナーや他の業務といった「より優先度の高い予定」への流出を食い止める効果が期待できます。

リマインドメールに記載するべき情報

リマインドメールを有効に活用するには、受信者が迷わず安心して当日を迎えられるよう、必要な情報を正確に盛り込むことが大切です。特にセミナーやイベントの案内では、以下の6点をきちんと記載しておくと安心です。

  • セミナーのタイトル
  • 開催日時
  • アクセス方法
  • 持ち物・準備物
  • 欠席・遅刻の連絡方法
  • 開催者の情報

まず「セミナーのタイトル」を明示し、どの催しに関する連絡なのかを一目でわかるようにします。次に「開催日時」を具体的に示し、受講者がスケジュールを確実に把握できるようにしましょう。

会場で行う場合には「アクセス方法」を記載し、地図リンクや最寄り駅情報を添えるとより親切です。また「持ち物や準備物」を知らせることで、当日の混乱を防ぐことができます。さらに、やむを得ない事情で参加できない場合に備えて「欠席や遅刻の連絡方法」を明記しておくと、主催者側も柔軟に対応できます。

【例文付き】効果を最大化するセミナーのリマインドメール

セミナーの参加率を高めるには、ただ案内を送るだけでなく、適切なタイミングで必要な情報を届ける工夫が欠かせません。段階的にリマインドメールを設計することで、忘れを防ぐと同時に期待感を育てられます。

ここでは実際の例文を交えながら解説します。

例文1:セミナー1週間前のリマインド

目的は、参加者にスケジュールの再確認を促し、セミナーへの期待感を醸成することです。開催場所の地図やオンラインセミナーの参加URL、簡単なプログラム内容を伝え、準備を始めてもらうのに最適なタイミングです。

件名:【リマインド】来週開催「〇〇セミナー」のご案内(株式会社△△)

〇〇様

平素よりお世話になっております。株式会社△△でございます。
来週開催予定の「〇〇セミナー」についてご案内いたします。

――――――――――――――――
■開催日時
2025年10月10日(木)14:00〜16:00

■開催場所
△△ビル5階 会議室
(東京都新宿区〇〇1-2-3)
※オンライン参加の方はこちらからアクセスください:
https://△△△.com/seminar

例文2:セミナー前日のリマインド

目的は、直前のキャンセルを防ぐための最終確認です。持ち物や受付方法など、当日の動きに関する詳細な情報を伝えることで、参加者の不安を解消します。参加特典などを再度告知するのも効果的です。

件名:【リマインド】明日開催「〇〇セミナー」のご案内(株式会社△△)

〇〇様

いよいよ明日「〇〇セミナー」が開催されます。ご参加にあたり、下記をご確認ください。

――――――――――――――――
■開催日時
2025年10月10日(木)14:00〜16:00

■受付方法
会場受付にて「お名刺」を1枚ご提示ください。
オンライン参加の方はこちらからご入室いただけます:
https://△△△.com/seminar

■持ち物・注意事項
・筆記用具をご持参ください
・録音・録画はご遠慮ください
――――――――――――――――

当日は参加特典として「最新事例レポート」をお配りします。どうぞ楽しみにお越しください。
キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡いただけますと幸いです。

株式会社△△ セミナー事務局
seminar@△△△.com

例文3:セミナー当日のリマインド

目的は、当日の「うっかり忘れ」を完全に防ぐための念押しです。特に午前中のセミナーであれば朝一番に、午後のセミナーであれば午前中に送るのがよいでしょう。「本日開催です。会場でお待ちしております」といった簡潔なメッセージが有効です。

件名:【リマインド】本日開催「〇〇セミナー」のご案内(株式会社△△)

〇〇様

本日「〇〇セミナー」が開催されます。ご参加にあたり、以下をご確認ください。

――――――――――――――――
■開催日時
2025年10月10日(木)14:00〜16:00

■会場アクセス
△△ビル5階 会議室
(東京都新宿区〇〇1-2-3)

オンライン参加の方はこちらからアクセスください:
https://△△△.com/seminar

■緊急連絡先
当日のお問い合わせ:03-1234-5678
――――――――――――――――

皆様にお会いできることを、心より楽しみにしております。

株式会社△△ セミナー事務局

セミナーのリマインドメールを送る際のポイント

セミナーのリマインドメールは、参加者の行動を自然に促し、当日の参加率を高めるために重要な役割を果たします。送信のタイミングや件名の工夫、欠席対応の仕組みなど、細部に配慮することで効果を最大化できます。

ここでは実務に役立つ具体的なポイントを解説します。

セミナーの参加率を高めるリマインドメール配信

タイミングを分けて送信する

リマインドメールは1回送ればよい、というものではありません。最も効果的なのは、セミナーの「1週間前」「前日」「当日朝」の3回に分けて送信する方法です。1週間前には参加者のスケジュールを再確認させ、予定に組み込んでもらうタイミングとして有効です。

前日は当日の持ち物やアクセス情報を共有するのに最適で、忘れ防止にもつながります。当日の朝には「本日開催です!」という短いリマインドを送ることで、直前の忘却を防ぎ、参加の確率を高められます。このように段階的に配信することで、参加者の意識を継続的に喚起でき、ドタキャンや欠席の抑止に効果を発揮します。

件名には必ずセミナータイトルを明記する

リマインドメールの件名は、開封率を左右する重要な要素です。特にビジネスパーソンは日々大量のメールを受け取っているため、件名で「何の件か」が即座に伝わらないと見逃される可能性があります。そのため、件名には必ずセミナータイトルを明記しましょう。

タイトルを明記することで、受信者が過去の申し込み内容を思い出しやすくなり、クリック率の向上にもつながります。特に複数のセミナーに申し込んでいるユーザーにとっては、タイトルが明記されていないメールは混乱のもとになるため、情報の整理という観点からも非常に重要です。

欠席連絡はフォームで受け付ける

欠席連絡の受付方法を明確にし、可能であれば専用フォームを設けるのが望ましいです。メール本文に「ご欠席の場合はこちらからご連絡ください」としてURLを記載しておけば、参加者は迷わず対応でき、連絡率も高まります。また、フォームを使うことで、欠席理由や参加予定だった回などの情報を自動的に収集でき、集計や分析にも活用できます。

さらに、電話やメール返信ではなくWebフォームを経由させることで、連絡の行き違いや対応漏れも防止できます。欠席者へのフォロー対応も効率化できるため、セミナー運営側の負担軽減にもつながります。定員に対して余剰枠が出た場合の再募集判断などにも役立ちますので、導入を強くおすすめします。

フォームの重要性に関しては、以下の資料で解説しています。

なぜフォームは重要なのか?

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予約設定で送り忘れを防止する

セミナー準備の多忙な中で、リマインドメールの送信を担当者の記憶や作業に頼ってしまうと、どうしても抜け漏れのリスクが発生します。特に複数のイベントを並行して運営している場合、手動での管理は現実的ではありません。

そこで有効なのが「予約設定」です。あらかじめ日時を指定して配信予約を行えば、担当者が別の業務に集中していても、システムが自動でメールを送信してくれます。

たとえば、1週間前・前日・当日の3回分をまとめて設定しておけば、あとは当日を迎えるだけで確実に送信されます。さらに、送信対象者リストと連動させておけば、追加申し込みがあった場合にも柔軟に反映でき、最新の参加者情報に基づいたリマインドが行えます。

メール配信システムを利用する

セミナーのリマインドメールは、手動で1通1通送るのではなく、メール配信システムを活用するのが効率的です。専用の配信ツールを使えば、参加者ごとの氏名や申し込み内容を自動で差し込みながら、一斉送信が可能です。

また、配信日時の予約設定、開封率のトラッキング、クリック率の確認などもできるため、リマインド効果の分析や改善にもつながります。特に数十人〜数百人規模のセミナーでは、手作業では対応しきれないため、システム導入はほぼ必須です。

まとめ

セミナーの参加率を安定させるには、申し込み後の「うっかり忘れ」や直前キャンセルを防ぐ仕組みが欠かせません。リマインドメールは、スケジュールを再確認してもらい、期待感を高め、他の予定への流出を防ぐうえで非常に有効です。特に1週間前・前日・当日の3段階で送信することで、参加意識を継続的に喚起でき、当日の出席率を高められます。

こうしたリマインドを効果的に運用するには、情報の正確さと配信の自動化が重要です。当社の「Synergy!」は、参加者ごとの氏名や申し込み内容を自動で差し込みながら一斉送信でき、配信予約機能で「1週間前・前日・当日」のリマインドを確実に実行可能です。さらに、開封率やクリック率の計測、欠席フォームとの連動にも対応し、配信効果の分析や改善につなげられます。

「Synergy!」を提供するシナジーマーケティングは、セミナー運営におけるメール施策はもちろん、セミナー後のフォローアップや次回開催への集客など、参加者と長期的な関係を築くための顧客コミュニケーションを幅広く支援しています。参加率向上や効率的な運営体制づくりをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。