マーケターなら知っておきたい、画像形式変換の基本と実践!いまさら聞けない画像形式と役立つシーンをご紹介

Webサイトの表示速度が遅い、iPhoneで撮影した画像ファイル(HEIC)を汎用的に使えるJPGに変えたいといった課題に直面したことはありませんか?これらの問題は、画像の「形式」や「サイズ」が適切でないことが原因かもしれません。
この記事では、デジタルマーケティングの担当者が知っておくべき画像形式の基本的な知識から、なぜ形式の変換が重要なのか、そしてどのような場面で活用できるのかを具体的に解説します。
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<目次>
なぜ今、画像形式の知識がマーケターに必要なのか
デジタルマーケティングにおいて、画像はユーザーの注意を引きつけ、情報をわかりやすく伝えるための重要な要素です。しかし、その画像の「形式」について深く意識している担当者は少ないかもしれません。
実は、適切な画像形式の選択と変換の知識は、施策の成果と業務の効率に直結します。
1.ユーザー体験とWebサイトの評価を左右する
画像の形式は、その圧縮効率やファイルサイズを決定します。このファイルサイズはWebサイトの表示速度に直結し、結果としてユーザーのサイト滞在時間や離脱率に影響を与えます。さらに、Googleなどの検索エンジンは速度をSEOの評価基準としているため、形式の知識はサイトの集客力にも関わります。
2.異なるプラットフォームでの利用を可能にする
デジタルマーケティングでは、PC、スマートフォン、各種広告媒体など、多様な環境で画像を扱います。しかし、環境によっては特定の画像形式が非対応であったり、編集に制限があったりします。汎用性の高い形式への変換スキルは、施策の実行スピードを落とさないために不可欠です。
代表的な画像形式「JPG」「PNG」「GIF」「WebP」の特徴と違い
まずは、マーケティングでよく利用される代表的な4つの画像形式について、その特徴を理解しましょう。
JPG(ジェイペグ)
特徴:フルカラー(約1677万色)を表現でき、写真などのグラデーションが豊かな画像に適しています。ファイルサイズを軽量化できる一方、保存を繰り返すと画質が劣化する「非可逆圧縮」という特徴があります。
最適なシーン:Webサイトの商品画像、風景写真など
PNG(ピング)
特徴:背景を透明にできる「透過処理」が可能です。画質を劣化させずに圧縮できる「可逆圧縮」のため、ロゴやイラストなど、鮮明さを保ちたい画像に向いています。JPGに比べファイルサイズは大きくなる傾向があります。
最適なシーン:企業のロゴ、アイコン、背景を透過させたいバナー画像
GIF(ジフ)
特徴:256色以下の色数しか扱えませんが、簡単なアニメーションを作成できるのが最大の特徴です。PNG同様、背景の透過も可能です。
最適なシーン:目を引くための簡易的なアニメーションバナー、操作説明の動画など
WebP(ウェッピー)
特徴:Googleが開発した新しい画像形式で、JPGやPNGと同等の画質を保ちながら、より軽量なファイルサイズを実現できます。アニメーションや透過もサポートしており、次世代の標準形式として注目されています。
最適なシーン:Webサイトで使用するあらゆる画像(表示速度を最優先したい場合)
画像形式の変換がないと発生する、マーケティング上の3つの課題
もし、これらの画像形式を適切に使い分けず、変換機能もなかったとしたら、どのような課題が発生するのでしょうか。
1.Webサイトの表示速度低下による機会損失
ファイルサイズの大きな画像をそのまま掲載すると、サイト全体のパフォーマンスが低下し、せっかくのCV(コンバージョン)機会を逃すことになりかねません。
2.施策実行スピードの低下とコミュニケーションコストの増大
「この画像はサイズが大きすぎてメールで送れない」「バナー広告の規定ファイル形式と違う」といった理由で、デザイナーに修正を再依頼した経験はありませんか?形式変換が手軽にできないと、都度コミュニケーションコストが発生し、施策のスピード感を損ないます。
3.ユーザー体験(UX)の悪化
背景が透過されていないためにデザインに馴染まないロゴ、画質が荒れて不鮮明な商品画像などは、ブランドイメージの低下に繋がります。細部にまで配慮されたクリエイティブは、快適なユーザー体験の提供に不可欠です。
こんな場面で役立つ!画像形式変換の具体的な活用シーン
では、具体的にどのような場面で画像形式の変換が役立つのでしょうか。
- Webサイトのメインビジュアルや記事内の画像を軽量化したい時
高画質な写真を「JPG」から、より圧縮率の高い「WebP」に変換することで、画質を維持しつつページの表示速度を向上させることができます。 - メールマガジンに掲載する画像のファイルサイズを抑えたい時
受信者の環境に配慮し、ファイルサイズの大きい画像を軽量な形式に変換することで、スムーズなメール表示を促します。 - Web広告やSNS投稿で、規定のファイル形式に合わせる必要がある時
広告媒体のレギュレーションに合わせて、「PNG」で作成したバナーを「JPG」に変換するなど、柔軟な対応が可能になります。 - 納品された/納品するファイルの形式を変えたい時
デザイナーから納品された「SVG」ロゴをチラシ用に「PNG」へ変換したり、iPhoneで撮影した「HEIC」写真をデザイナーに渡すために「JPG」へ変換したりするなど、用途に応じたファイル形式の変換が可能になります。
面倒な変換作業はツールで解決!無料で使える「Synergy! tools」とは
ここまで画像形式変換の重要性を解説してきましたが、「いちいちツールを探して作業するのは面倒だ」と感じる方も多いでしょう。
そんなマーケターの”ちょっと面倒な作業”を解決するために、新サービス「Synergy! tools」が2025年11月18日(火)にリリースしました。
「Synergy! tools」は、複数の専門ツールを切り替える煩わしさを解消し、1つのサイトで効率的に作業ができる多機能なツール集です。
今回ご紹介した画像形式の変換も「画像形式一括変換」機能を使えば、複数の画像データをドラッグ&ドロップするだけで、簡単にJPG、PNG、GIF、WebPの各形式に一括で変換できます。

しかも、「Synergy! tools」は会員登録なしですぐに使えて、費用も一切かかりません。
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マーケ担当の“ちょっと面倒”をまるごと解決する無料サイト「Synergy! tools」
「Synergy! tools」は、データクレンジングやファイルの一括変換など、マーケ担当者の“ちょっと面倒”な周辺作業を一括して効率的に解決できる多機能な作業ツール集です。
まとめ
画像の形式を適切に選択・変換することは、Webサイトのパフォーマンス改善や業務効率化に直結する、デジタルマーケターにとって重要なスキルです。それぞれの形式の特徴を理解し、シーンに応じて最適なものを使い分けることで、マーケティング施策の効果を最大化することができます。
日々の細かな作業は「Synergy! tools」のような便利なツールに任せ、より戦略的な業務に時間を使いましょう。
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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。


