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メール配信で動画を送る方法8選!動画を活用する際のコツや注意点も解説

<この記事でわかること>

  • メールで動画を送るには、ファイルを直接添付する以外に、クラウドストレージやYouTubeの共有リンクを送る、GIFアニメに変換して埋め込むなどさまざまな方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、容量やセキュリティ、目的に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
  • 動画を使うことで、商品やサービスへの理解を深め、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。成果を高めるには、動画を1分以内にまとめたり、視聴後の行動を促すCTA(行動喚起)を明確に設計したりといったコツを押さえることが大切です。
  • 動画メールの配信では、ファイルサイズや形式、著作権などのリスクに注意が必要です。特に直接添付は受信環境によって表示されないこともあります。確実に届けるには、迷惑メール対策が施された「メール配信システム」でURLを共有する方法が最も安全で効果的です。

メール配信で動画を送る方法8選!動画を活用する際のコツや注意点も解説

視覚と聴覚に訴えかける動画は、文字に比べ約5,000倍もの情報量を伝えられるといわれています。メールに動画を活用すれば、文字だけのメールに比べて読者の購買意欲を醸成しやすくなり、開封率やコンバージョン率を高めることが可能です。

ただし、動画のデータ量が大きいとメールを送信できない、迷惑メールに振り分けられるなどのリスクが高まるため、確実に届ける工夫が求められます。本記事では、メール配信で動画を送る8つの方法、メール配信システムの概要、メールで動画を活用するメリットと注意点などを解説します。

これからメール配信システムを検討する方に知っておいてほしい基本の考え方

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メール配信で動画を送る方法8つ

メール配信で動画を送る方法8つ

メール配信で動画を送る代表的な方法は、以下の8つです。

動画を圧縮してメール添付する

動画をメールで送る際は、GmailやYahoo!では25MB、Outlookでは20MBの容量制限が設けられています。そのため、データを圧縮してメールに添付できるサイズにしなければなりません。
圧縮するには有料ツールの利用などさまざまな方法がありますが、ZIP形式であれば特別なサービスへの登録は不要で、データを添付するだけで簡単に送れます。

また、データが大きすぎると受信側で再生できない可能性もあるため、動画が長い場合はファイルを分割するなどの工夫が必要です。

クラウドストレージを活用して共有リンクを送る

GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージを活用して動画をアップロードし、受信者に共有リンクを送る方法もあります。この方法では容量制限を気にせずに送信でき、受信側もさまざまなデバイスで視聴できます。

ただし、共有設定ミスによる情報漏えいのリスクがあるため、リンクにパスワードを設定したり閲覧権限を細かく設定して管理したりすることが重要です。

ファイル転送サービスを利用して送信する

GigaFile便などのファイル転送サービスを利用する方法も動画を送る際に有効です。この手法では、動画をアップロードしたURLを送信することで、動画をはじめとする大容量ファイルを登録不要かつ無料で一時的に共有できます。

データの保存期間が設定されているため、期限内に受信者にダウンロードしてもらうように注意が必要です。

HTMLメールで動画を埋め込む(VIDEOタグ)

メールを動画で送るには、動画をWebサーバに設置し、HTMLのVIDEOタグを利用してメール内に埋め込む方法もあります。この方法では、高画質の動画をメール内で直接表示できるため、視覚的な訴求力が高まります。

ただし、受信側のメーラーによっては再生ができない場合やレイアウトが崩れる可能性があるため、事前に視聴環境などの対応状況を確認することが重要です。

GIF形式に変換して動画を簡易的に埋め込む

短い動画であれば、GIFに変換してメール内でアニメーション再生する方法が有効です。GIFはHTMLに対応している多くのメーラーでアニメーション表示でき、再生ボタンを押さなくても動き出す手軽さが魅力です。

音声を含められない点、画質が劣化しやすい点に注意が必要で、再生時間も短いものが適しています。

動画メール配信専用サービスを使う

動画メール配信専用サービスを使う方法では、受信環境に応じて最適な形式で動画を自動再生できるため、視聴トラブルが少なく、確実に配信できるのが利点です。

有料の動画メール配信サービスを活用する場合、コストが発生するほか、導入や運用には一定の手間と専門知識が求められます。配信者への信頼性とメール配信の効率性を重視する際におすすめの方法です。

YouTubeやVimeoにアップしてURLを共有する

YouTubeやVimeoなどの動画配信プラットフォームに「限定公開」で動画をアップし、URLをメールで共有する方法もあります。受信者はストリーミング再生で負担なく視聴でき、共有をスムーズに行えます。

ただし、利用規約や広告表示には注意が必要で、プライバシー設定を適切に行うことが重要です。大容量動画を効率的に共有したい場合に向いています。

QRコードを生成して動画リンクを送信する

動画URLをQRコード化し、メールに挿入する方法では、スマホを使った簡単な読み取りと再生が可能です。この形式はURL記載に比べて視覚的で注目を集めやすいため、受信者にわかりやすい利点があります。

PCではQRコードを直接読み取れないため、補足としてURLも併記しておくと利便性が向上します。

メール配信で動画を送る際に便利なメール配信システムとは?

メール配信で動画を送る際に便利なメール配信システムとは?

URLの記載や動画が添付されたメールを通常のメーラーで送信する場合、受信側のメールサーバによって迷惑メールと判断される可能性が少なくありません。しかし、大量のメール配信に特化したメール配信システムでは迷惑メール対策がとられているため、メールにURLや動画が含まれていても受信先に届く可能性が高まります。

メール配信システムの特長

メール配信システムは、大量のメールを一斉かつ確実に配信できるツールです。一般的なメーラー(メールソフト)では困難な大量送信を効率化でき、迷惑メール対策や誤送信防止の機能も備えているのが特長です。

また、ステップメール、ABテスト、HTMLメール作成、開封率や到達率といった効果測定機能など、マーケティング効果を高める機能が多数搭載されています。さらに、HTMLによる動画の埋め込みや動画がアップロードされた先のURLの添付なども容易に行えます。

メール配信システムの主な機能

メール配信システムに搭載されている代表的な機能は以下のとおりです。

カテゴリ 主な機能と概要
配信先管理 配信先管理(リスト/ターゲット):顧客情報の登録・分類・セグメント配信
オプトアウト管理:配信停止の自動反映
配信予約:日時指定での自動配信
自動配信 ステップ/シナリオ配信:条件や行動トリガーに応じた段階的・分岐型の自動配信
カスタマイズ 差し込み/カスタマイズ:顧客情報を件名・本文に自動挿入しOne to One配信を実現
HTMLメール作成:ノーコードで視覚的に訴求可能な本文を作成
ABテスト:複数パターンで効果比較し最適版を自動配信
効果測定・改善 効果測定/エラー分析:開封率・クリック率・エラー要因を可視化し施策改善に活用

メール配信システムには、このような機能が搭載されているため、多様なターゲットに合わせた最適なメールを条件に合わせて安全に配信可能です。

また、動画を配信したい場合には、動画配信機能を搭載したメール配信システムの導入がおすすめです。URLや画像、動画が含まれていても迷惑メールだと判断されにくい対策が施されており、視聴数や視聴完了率などの効果測定機能を備えているものもあるため、うまく活用することでメールマーケティングの効果を高められます。

メール配信システムを導入するメリット

メール配信システムを導入するメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 大量メールの高速一斉配信が可能
  • 高い到達率とセキュリティ対策
  • 効果測定とターゲティングが容易

メール配信システムには専用のサーバと高い配信性能を持つエンジンが整っているため、数万通単位のメールでも遅延なくスムーズかつ安全に配信でき、緊急通知や販促活動に即応できます。また、システムごとに独自の配信ノウハウやレピュテーションスコアが採用されており、迷惑メールフォルダに入りにくく、セキュリティ面でも安心です。

開封率やクリック率などの効果測定・分析が可能で、配信リストの属性分けによるターゲティングやスケジュール設定も柔軟に行えるのも魅力です。メール配信システムを導入すれば、多くの見込み客、顧客に対するメールでの効果的なアプローチに貢献するでしょう。

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メール配信で動画を活用するメリット

ここからは、BtoB、BtoCにおいて、メール配信で動画を活用するメリットを3つ解説します。

サービス理解を深めて購買意欲を引き出せる

動画の活用は、商品やサービスへの理解を促し購買意欲を醸成するために特に有効な方法です。商品・サービスの具体的な使い方や効果を視覚的に伝えられるほか、テキストや画像だけでは伝えきれない価値を、動きや音声で直感的に届けられるためです。潜在顧客から顕在顧客まで、幅広い層に「使ってみたい」というリアルなイメージを持ってもらいやすくなります。

クリック率(CTR)やコンバージョン率の向上につながる

メールにおける動画の活用は、クリック率やコンバージョン率の向上にもつながります。動画付きメールは視覚的に注目を集めやすいため、リンクのクリック率が高まる傾向があります。

動画内に資料請求や無料体験への導線を設置すれば、自然なコンバージョンが期待できるでしょう。また、動画を通じて商品やサービスに興味を持った見込み客や顧客に対して、行動を後押しするきっかけにもなります。

メールの訴求力・ブランディングを高められる

動画は、映像と音によって構成されているため、ブランドの世界観や価値観を豊かに表現できるのが特長です。メール本文内に動画を入れると、文字だけのメールに比べて訴求力がアップし、受信者の印象に残りやすくなります。メルマガなどで継続的に動画を活用すればブランドイメージの統一にもつながり、より一層認知度を向上させて、ブランド力を高められます。

メール配信で動画を活用する際のコツ

メール配信に動画を活用する際は、より訴求力を高めるためのコツをおさえることが重要です。ここでは、特に意識したい3つのコツを紹介します。

動画の長さと内容にこだわる

動画が長くなりすぎると離脱を招く可能性が高まるため、1分以内を目安にコンパクトにまとめることが重要です。冒頭の数秒で商品・サービスのメリットやインパクトのあるシーンを入れると、視聴維持率を高めることが可能です。

冗長な動画にしないためにも、商品・サービスの特長、導入事例、使用方法などを端的にまとめ、目的に直結する情報に絞った構成にしましょう。

CTAと動画の連動で成果を最大化する

動画からコンバージョンに結び付けるには、動画視聴後のクリック誘導(CTA:Call To Action)を明確に設計することが大切です。「今すぐ資料請求」「無料トライアルはこちら」など、具体的なアクションを促す文言を添えることで、視聴者の行動を後押しすることが可能です。

また、メール全体の導線設計も重要です。受信者の視線の流れに合わせて自然にクリックされるよう、構成を整えましょう。

画質や音質に配慮する

高画質すぎる動画は容量が大きくなり送受信できない可能性があるため、適度な解像度(720p程度)を目安に編集しましょう。音割れやノイズを防ぐために、収録時のマイクや編集にも配慮することも必要です。

視聴環境を問わず、受信者が快適に再生できるよう、音量バランスやBGMの有無も確認しておくと良いでしょう。

メール配信で動画を活用する際の注意点

メール配信で動画を活用する際の注意点

動画付きのメールを安全に配信するためには、動画の形式や容量、再生環境への配慮などが必要です。ここでは、配信時の4つの注意点を解説します。

動画のファイルサイズと形式に注意する

メールで動画を活用する際は、添付ファイルの容量制限(通常のメーラーでは10〜25MB)を超えないように動画を圧縮するか、外部リンクを利用するのがおすすめです。また、再生互換性が高いMP4形式を選ぶことで再生トラブルを軽減できます。

YouTubeやVimeoなどの外部サービスを利用してサムネイル付きリンクを送る方法であれば、簡単に動画を共有でき、容量を気にせず送れます。

再生環境に配慮した設計にする

メールで動画を配信する際は、再生環境に配慮することも重要です。メール内で直接再生できない環境にも考慮し、リンク型動画導線を用いるのが安全です。また、スマホやPC、ブラウザなど、多様なデバイス環境でも再生できるMP4などの形式を選ぶことも大切です。

通信速度の影響も視野に入れ、画質とファイルサイズのバランスを工夫し、スムーズな視聴体験を提供しましょう。

著作権・肖像権を確認する

自作動画以外を使用して送る場合は、ライセンスや使用許可を必ず取得してください。外注制作や出演者がいる場合は、契約内容の有効期限や使用範囲を事前に確認することが重要です。無断使用は著作権法や肖像権の侵害リスクにつながるため、慎重な確認と対応が求められます。

セキュリティリスクに備える

動画をメールに活用する際は、セキュリティリスクへの備えも求められます。不審なリンクやマルウェア付き動画を送らないよう、配信前の安全チェックを徹底する必要があります。

また、動画のホスティングには信頼性の高いプラットフォームを利用することで、リスクを軽減できます。情報漏えいやウイルスへの感染リスクは企業の信頼やブランド価値に直結するため、セキュリティへの万全な管理体制を整え、安全性を最優先に配信を行いましょう。

まとめ

動画コンテンツは、文字や画像に比べてより多くの情報を効果的に届けられる手法です。メール配信に活用することで、商品・サービスへの理解促進や購買意欲の向上、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

「メールに動画を取り入れて商品やサービスの魅力を最大限に伝え、視聴者を惹きつけ、具体的なアクションにつなげたい。」そんな高度なメールマーケティングを、当社の『Synergy!』が実現します。

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