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セミナーにメルマガを活用すべき理由3選!作成のコツやポイントを解説

<この記事でわかること>

  • セミナー集客において、メルマガは低コストでターゲットに直接情報を届けられる有効な手法であり、特にBtoB領域では決裁者へのリーチや関係構築に強みを発揮する。
  • 広告やSNSよりも確実に届けやすい一方で、コンテンツ設計や配信管理に工数がかかり、開封されない・迷惑メールと認識されるリスクもある。
  • 成功には「誰に・何を・どう伝えるか」という設計が欠かせず、件名や差出人名の工夫、アイキャッチ画像、明確な本文構成、複数のCTA設置など戦略的な作成が必要。
  • 効果を高めるには、ペルソナ設定、配信タイミングの最適化、申込導線の工夫、読者の悩みを反映した文章、効果測定と改善の繰り返しが有効。
  • 配信ツールを活用することで、セグメント配信やABテスト、ログ分析を通じた改善が可能となり、単発の集客にとどまらずリード育成にもつながる。

セミナーにメルマガを活用すべき理由3選!作成のコツやポイントを解説

セミナーの集客で「なかなか参加者が集まらない」と悩む企業は少なくありません。広告やSNSに頼るだけでは費用がかさみ、確実にターゲットに届かないケースも多いのが現実です。そんな中、 低コストで確実に情報を届けられる手段として注目されているのがメルマガです。

本記事では、セミナー集客にメルマガを活用すべき理由と、その具体的な運用方法について解説します。成果を出すための基本構成や作成のコツ、実際の配信例まで詳しく紹介しますので、これからセミナー集客を強化したい方はぜひ参考にしてください。

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セミナー集客にメルマガを活用すべき理由

セミナーの集客において、メルマガは非常に効果的な手段です。低コストで運用できるうえに、ターゲットに合わせた訴求ができ、確実に情報を届けられる点が大きな強みです。ここでは、セミナー集客にメルマガを活用すべき主な理由を3つに分けて解説します

ターゲットに合わせたマーケティングが可能なため

メルマガは、ターゲットごとに訴求内容を変えられる点が大きな強みです。たとえば、役職や業種、過去の参加履歴に応じたセグメント配信を行うことで、関心度の高い層にピンポイントでアプローチできます。

セミナーのテーマが相手の課題や興味に直結していれば、「これは自分のための案内だ」と感じてもらいやすく、参加意欲を高めることが可能です。また、件名や本文に会社名や担当者名を差し込むことで、内容が一層パーソナライズされ、受け手に与える印象も格段に良くなります。

コストを抑えながら高い反応率が期待できるから

メルマガによる集客は、非常にコストパフォーマンスの高い手法です。広告出稿と違い、大きな費用をかけることなく、メール配信ツールの月額料金のみで継続的な運用が可能です。自社の保有する顧客リストを活用すれば、既に接点のある層へ効率よく情報を届けられるため、反応率も高くなりやすい傾向があります。

また、ABテストを活用することで、件名や本文のパターンを比較しながら、費用をかけずに改善を重ねていくことができます。こうした検証と修正を繰り返すPDCAを取り入れれば、小規模イベントでも大きな成果を生み出すことが可能です。

プッシュ型の情報発信で確実に情報を届けられるから

メルマガは受信箱に直接届くプッシュ型のメディアであるため、読者の目に触れる可能性が高いのが特長です。SNSやWeb広告は、ユーザー側が自発的に見に来るのを待つ必要がありますが、メールであれば興味の有無にかかわらず、情報を届けるきっかけを作ることができます。まだ参加意欲が芽生えていない層にも「こういうセミナーがある」と気づいてもらうきっかけづくりとしても活用できます。

また、配信回数やタイミングを自由に調整できるため、申込数の状況を見ながら「締め切り前の再告知」や「直前のリマインド」など柔軟な対応が可能です。

そもそもメルマガとは?

メルマガ(メールマガジン)とは、ユーザーが購読登録を行うことで、企業や店舗から定期的または不定期に電子メールが届く仕組みのマーケティング手法です。近年はSNSの利用が増えていますが、企業のマーケティングにおいては、今でもメルマガが重要な役割を果たしています。

以下の記事でも、「メルマガとは」について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

BtoBにおけるメルマガのメリット

BtoB領域において、メルマガはターゲット層へ効果的に情報を届ける手段として重要な役割を果たします。企業の担当者や意思決定者といった特定のポジションに向けて、ダイレクトに情報を配信できるため、的確な訴求が可能です。

また、定期的な情報発信を通じて、自社の知見や導入事例、業界の最新情報などを継続的に届けることで、顧客との信頼関係の構築にもつながります。

さらに、開封率やクリック率といった反応データを可視化しやすいため、配信内容やタイミングを最適化しやすいのも利点です。継続的に接点を持ちながら、見込み顧客をリードへと育てるための有効なチャネルとして活用されています。

他の集客方法との違い

メルマガによる集客は、他の手法と比べても特有のメリットがあります。最大の特長は「プッシュ型」である点で、受信者の受信箱に直接情報を届けられるため、既存リードや顧客へのリーチが非常に効率的です。SNS広告は拡散力や即時性に優れていますが、あくまで「流れてくる情報」であり、確実に届けるには限界があります。

一方、Web広告や集客サイトへの掲載は、検索ニーズが明確なユーザーに訴求できる点で強みを持ちますが、クリック課金などのコストも発生します。メルマガはこれらの手法と併用することで、既存顧客との関係維持と新規獲得の両面でバランスの取れた集客が可能です。

セミナー集客におけるメルマガの基本構成と作成のコツ

メルマガでセミナー集客を成功させるには、ただ情報を載せて送るだけでは不十分です。開封され、読まれ、クリックされ、申し込まれるためには、各要素に目的を持った工夫が必要です。

ここでは、開封率・クリック率・CVRを高めるための基本構成と作成時のコツを紹介します。

開封を促す件名と差出人名を工夫する

メルマガはまず開封されなければ、どんなに良い内容でも効果を発揮できません。開封率を高めるためには、件名と差出人名の工夫が不可欠です。件名は20~25文字以内を目安に、セミナータイトルや開催日といった重要なキーワードを左側に配置し、視認性を高めます。

また、「無料」「限定」「先着〇名」などの言葉を使って、読者の関心を引きつける工夫も有効です。差出人名には企業名だけでなく、担当者の個人名を含めると、親近感や信頼感が生まれやすくなります。これらの工夫により、メールが埋もれず、開封される確率が大きく上がります。詳しい件名の作り方については、以下の資料を参考にしてください。

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視覚的に伝えるアイキャッチ画像を活用する

セミナー内容を効果的に伝えるには、視覚的な要素を活用した訴求が有効です。たとえば、メール冒頭に配置するアイキャッチ画像は、テーマや講師、開催日時といったセミナーの主要情報がひと目で伝わるようにデザインすることが重要です。

さらに、資料の一部やスライドの抜粋をGIF画像で見せることで、具体的なイメージを読者に持たせることができ、クリック率やCVRの向上につながります。特にスマートフォンでの閲覧時は、画像が目に留まりやすく、短時間で内容を理解させる手段として有効です。

本文は簡潔かつ訴求ポイントを明確にする

本文は、読者が負担なく読めるよう、簡潔でわかりやすい構成にすることが大切です。基本的には、冒頭で関心を引く導入文を置き、その後にセミナータイトル、主な内容、想定される対象者を整理し、最後に申し込みを促すCTAへとつなげます。

情報を適切に整理して要点を端的に示すことで、読者は「自分に関係がある」と感じやすくなります。無駄を削ぎ落とし、価値がすぐ伝わる構成に仕上げれば、最後まで読まれ、行動につながるメルマガを実現できるでしょう。

CTAとリンクの設置は複数で目立たせる

読者をセミナー申し込みへ誘導するには、CTA(行動喚起)の設置が重要です。効果的に機能させるには、テキストリンクとCTAボタンを併用し、本文中および文末など複数箇所に配置するのが基本です。ボタンには視認性の高い色や適度なサイズを用い、クリック可能な部分であることを示すようにしましょう。

申込先のURLは、一般的なリンク色(青色など)で表示し、ひと目でクリックできると分かるようにしましょう。1通のメルマガ内でクリック機会を複数設けることは、機会損失を防ぎ、CVR向上に直結する重要な施策です。

署名と補足情報は最小限にする

セミナー集客用メルマガの目的は、あくまで申し込みへの誘導です。そのため、本文末の署名や補足情報は最小限にとどめることが重要です。具体的には、運営元の名称、部署名、問い合わせ先など、信頼性を担保する情報だけを簡潔に記載し、それ以外のリンクは基本的に掲載を避けましょう。

余計なリンクを配置すると、読者の集中が分散し、本来の目的である申込導線から逸れるリスクが高まります。必要最低限の情報で信頼を保ちつつ、読者の関心を「申し込み」に集中させる構成を目指しましょう。コンテンツ作りのコツに関しては、以下の資料をご覧ください。

メールマーケティングでのコンテンツ作成のポイントを紹介

メールマーケティングでのコンテンツ作成のポイントを紹介

コンテンツ作成時に注意するべきことや必要な準備、振り返りを実施する際のポイントを説明した資料をダウンロードできます。

資料をダウンロードする

セミナー集客に効果的なメルマガ例文

ここでは実際に当社が使っている集客メルマガの例文を紹介します。こちらを参考にしてください。

件名:【〇月〇日開催】自社のファンを育てる!メールマーケティング実践セミナー

※件名は「【日付】」や「【限定】」といった記号を使い、セミナーのテーマと開催日がひと目でわかるように工夫します。


(このエリアにアイキャッチ画像を配置)

顧客との関係を深め、売上を最大化する

自社のファンを育てる!メールマーケティング実践セミナー

開催日時:2025年10月15日(水)14:00~15:30

▼【無料】セミナーの詳細・お申し込みはこちらから▼
[申し込み用URLを記載]


株式会社〇〇様

いつもお世話になっております。 株式会社シナジーマーケティングの〇〇です。

「顧客に有益な情報を届けたいが、なかなか成果に結びつかない」
「メールを送っても、開封すらしてもらえない」

このような課題をお持ちのマーケティング担当者様は、いらっしゃらないでしょうか。

本セミナーでは、BtoB企業様向けに、顧客とのエンゲージメントを高め、長期的な関係を築くためのメールマーケティング戦略を、具体的な成功事例を交えながら解説します。


■このような方におすすめのセミナーです

✔ メール経由での商談化率を改善したい方

✔ 顧客の関心度に合わせたアプローチ方法が知りたい方

✔ MA(マーケティングオートメーション)ツールを導入したが、活用しきれていないと感じる方

✔ 休眠顧客を掘り起こし、新たな商談機会を創出したい方


■セミナープログラム

第一部:開封率を劇的に変える件名とコンテンツ作成術

  • 思わずクリックしたくなる件名の法則
  • 読者の心を動かす、共感を呼ぶコンテンツの作り方
  • セグメント配信を活用したパーソナライズの秘訣

第二部:商談につなげるためのシナリオ設計と効果測定

  • 顧客ステージに合わせた最適なアプローチタイミング
  • 休眠顧客を呼び覚ますリターゲティングメールの具体例
  • ABテストを活用した継続的な改善サイクルの回し方

※セミナー内容は一部変更となる可能性がございます。

▼参加お申し込みはこちら(無料)▼
[申し込み用URLを記載]


■開催概要

日時 2025年10月15日(水)14:00~15:30

会場 オンライン(Zoomウェビナー)

費用 無料

定員 100名

対象 BtoB企業のマーケティング担当者様、営業企画担当者様

※同業他社様からのお申し込みは、ご遠慮いただく場合がございます。
※お申し込みいただいた方には、後日アーカイブ動画のURLをお送りします。

■講師紹介

田中 太郎(たなか たろう)
株式会社シナジーマーケティング カスタマーサクセス部 部長 2015年入社後、大手企業を中心に100社以上のメールマーケティング支援に従事。データに基づいた顧客体験の向上を得意とし、数多くのクライアントで商談化率の改善を実現。

▼お席には限りがございます。お早めにお申し込みください▼
[申し込み用URLを記載]


ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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株式会社シナジーマーケティング セミナー事務局
担当:〇〇
〒XXX-XXXX 大阪府大阪市北区堂島1-6-20
TEL:XX-XXXX-XXXX(平日10:00~18:00)
https://www.synergy-marketing.co.jp/
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セミナー集客のメルマガを成功させるためのポイント

ただ開催情報を送るだけでは、なかなか参加にはつながりません。重要なのは、「誰に」「何を」「どのように伝えるか」という設計と工夫です。

ここでは、読者の興味を引き、参加を後押しするメルマガ作成の具体的なポイントをご紹介します。

ターゲットと参加メリットを明確にする

セミナー集客では、まず「誰に参加してほしいのか」を明確にすることが基本です。ペルソナ設定により、対象者の関心や抱えている課題を具体的に想定し、その人にとっての参加メリットを明文化します。

たとえば、「新規顧客獲得に悩む営業担当者向け」や「業務効率を上げたい管理職向け」など、対象者の立場で「参加すべき理由」が伝わる構成にしましょう。件名・本文・CTAといったすべての要素は、ターゲットとメリットに紐付くように設計します。

誰にとって何が得られるのかが明確になっていれば、読者は自然と関心を持ち、参加へと前向きに動く可能性が高まります。

セミナー内容の魅せ方を工夫して興味を引く

セミナーへの興味を引くためには、内容の「伝え方」に工夫が求められます。たとえば、スライド資料の一部を事前に紹介したり、講師の経歴や実績を具体的に示すことで、読者の期待値を高められます。

また、「この講演でしか得られない視点」や「現場でのリアルな課題解決事例」など、独自性を明示することで、他のセミナーとの差別化が可能です。さらに、講演テーマの背景や開催意図などを簡潔に示すことで、読者にとっての必要性や関心を引き出しやすくなります。

タイミングと回数を最適化する

メルマガでのセミナー集客は、配信のタイミングと回数が成果を大きく左右します。基本的には、開催の3~4週間前、1~2週間前、直前の3回に分けて送ると効果的です。初回は概要、2回目は講師情報、3回目は講演内容の抜粋や参加メリットを強調するなど、配信ごとに焦点を変えるのがポイントです。

配信時間帯も重要で、火~木曜の12~15時はビジネスパーソンの開封率が高い傾向にあります。単に回数を増やすのではなく、配信ごとに伝える内容を整理し、タイミングを計算することで、開封率・クリック率・参加率のすべてに良い影響を与えられます。

申し込みのハードルを下げて迷わせない導線をつくる

セミナー申し込みにつなげるには、「参加しやすさ」の設計が欠かせません。たとえば「初回参加無料」「特典付き」などの条件を明示すれば、参加のハードルは下がります。講師の紹介や参加者の声を添えて、安心材料を与えるのも有効です。

メルマガ内では、セミナーの詳細な内容や当日の流れ、得られるメリットを簡潔に示し、「自分にとって価値がある」と感じてもらう工夫が求められます。申し込みフォームは入力項目を最小限にし、ボタンの設置位置や文言も見やすく整えましょう。申込リンクを本文中と文末に複数配置し、迷わず行動できる導線設計が成果を左右します。

ユーザーニーズを可視化して共感を生む構成にする

メルマガの中で「これは自分のことだ」と思わせることができれば、参加率は大きく高まります。そのためには、事前にアンケートやヒアリングで得られた読者の悩みや関心事を抽出し、文章の中に反映させることが効果的です。

たとえば、「最近、営業効率が落ちていると感じていませんか?」といった問いかけを冒頭に入れることで、読者の共感を引き出しやすくなります。汎用的な表現ではなく、具体的な状況や課題を示すことで、読者は「自分に関係がある」と認識しやすくなります。課題提示と解決策をセットで伝えることで、読後のアクションへと自然につながっていきます。

メール配信システムを活用して効果測定と最適化を図る

セミナー集客を目的としたメルマガは、配信して終わりではなく、必ず効果測定と改善を繰り返すことが重要です。HTMLメール対応の配信システムを使えば、開封率やクリック率などの数値をリアルタイムで把握できます。

また、役職や業種、過去の参加有無などに応じたセグメント配信を行えば、訴求内容をより最適化できます。さらに、開封ログやリンクのクリック履歴は、セミナー後の営業アプローチにも活用可能です。行動履歴をもとにしたフォローアップを行うことで、単なる一過性の集客ではなく、リードの育成にもつなげられるのが、メール配信ツールを活用する大きなメリットです。

まとめ

セミナー集客において、メルマガは「狙ったターゲットに確実に届けられる」「低コストで高い反応が得られる」「配信後の効果検証と改善がしやすい」という大きな強みを持っています。特にBtoB領域では、決裁者へ直接リーチできるだけでなく、継続的な関係構築にも有効な手段です。

とはいえ、メルマガの効果を最大化するには、単に送信するだけでは不十分です。そこで役立つのが、当社のメール配信システム「Synergy!」です。読者属性に基づくセグメント配信や配信結果の効果測定、改善施策までを一貫してサポートし、セミナー集客の成果を高めます。

「Synergy!」を展開するシナジーマーケティング株式会社は、CRMやMAをはじめとする幅広いマーケティング支援事業を展開し、多くの企業の集客・顧客育成を後押ししてきました。「セミナー参加者を増やしたい」「効率的にターゲットへリーチしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。