【例文あり】アンケート回答へのお礼メールはどう作る?感謝を伝える書き方
<この記事でわかること>
- お礼メールが顧客満足度を高め、次のアクションにつなげる重要な施策であることがわかります。
- 感謝を迅速に伝えることで信頼関係を築き、企業の誠実な姿勢を示せるようになります。
- 開封され、感謝が伝わるお礼メールの基本構成(5つの要素)がわかります。
- コピペで使える目的別のメール例文(4パターン)をすぐに実践できます。
- CRMを活用して、アンケート施策の効果を最大化する方法がわかります。

アンケートを実施したあとに「お礼メール」を送る企業は多くありますが、その目的や効果を正しく理解しているケースは意外と少ないものです。お礼メールは単なるマナーではなく、顧客の満足度を向上させ、ブランドへの信頼を強化し、さらには次の購買やサービス利用へとつなげるための重要なマーケティング施策です。
ただし、「どのような内容を送ればよいかわからない」「形式的になってしまう」と悩む担当者も多いでしょう。そこで本記事では、アンケート回答後にお礼メールを送ることの意義を整理し、作り方と例文を解説します。
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なぜアンケート回答へのお礼メールが重要なのか?

アンケートへのお礼メールは単なる儀礼的なものではなく、ビジネスに直結する重要なマーケティング施策です。ここでは、お礼メールがもたらす具体的な3つのメリットを解説します。
「そもそもアンケートをどのように作ればよいかわからない」という方は、ぜひこちらの資料を参考にしてください。
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顧客満足度の向上と信頼関係の構築
アンケートにご協力いただいたお客様へ迅速に感謝の気持ちをお伝えすることは、顧客満足度の向上につながります。お客様は「自分の声が確かに届いた」「1人の顧客として大切に扱われている」と実感することで、企業やブランドに対する信頼感を高めていくのです。
信頼感を積み重ねていくことで、一時的な利用にとどまらず、長期的な関係へと発展します。リピーターやファンとなり、再購入やサービスの継続利用につながるだけでなく、周囲への口コミや紹介といった形で新たな顧客を生む好循環を生み出します。
次のアクション(購買・リピート)への誘導
アンケート回答直後のお客様は、自社の商品やサービスに強い関心を抱いている状態にあります。この機会に感謝とあわせて次の行動を案内することで、購買やリピートに自然につなげることが可能です。
たとえば、お礼の意味を込めたクーポンの配布や、回答内容に関連した商品・サービスの紹介などが有効な手段といえるでしょう。お客様にとっては「自分に合わせた提案」と感じられ、クロスセルやアップセルの機会も広がります。
企業としての誠実な姿勢を示す
アンケートの回答を受け取ったままにせず、先に感謝を伝えましょう。回答はお客様が時間を割いて届けてくださった、大切なご意見です。
さらに「いただいた声をどのようにいかしていくか」を示すことで、お客様は自らの意見が反映される可能性を実感できます。このような対応は目に見える商品やサービス以上に、企業文化やブランドイメージを形作る要素といえるでしょう。
【基本構成】お礼メールに盛り込むべき5つの要素
感謝が伝わり、かつビジネス機会を逃さないお礼メールを作成するには、押さえるべき基本的な構成要素があります。以下の5つのポイントを意識するだけで、メールの質は格段に向上するでしょう。
件名:ひと目で「アンケートのお礼」とわかるように
顧客の受信トレイには日々多数のメールが届きます。その中で確実に開封してもらうには、件名を見た瞬間に「アンケートへのお礼」であると理解できることが大切です。「【〇〇株式会社】アンケートご協力の御礼」のように、誰から何に対するメールなのかを簡潔に伝えましょう。
件名が長すぎると途中で切れてしまうため、全角20文字前後を目安にまとめると効果的です。
宛名:パーソナライズで特別感を演出
冒頭の宛名は、顧客との距離を縮める重要な要素です。「お客様各位」や「ご担当者様」といった一般的な呼びかけではなく、「〇〇様」と名前を入れることで、個別対応の印象を与えられます。
とくにアンケートのように顧客が自発的に行動してくれたあとでは、名指しで感謝を伝えることで顧客の満足度を一層高められます。自動配信メールであっても、差し込み機能などを活用して氏名を反映させることで、「一人ひとりを大切にしている」という企業姿勢を示せるでしょう。
参考記事:「パーソナライズ」とは?
本文:感謝の言葉と回答の活用方法
本文では、まず明確に感謝の気持ちを伝えることが基本です。「このたびはアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました」など丁寧な一文で始めましょう。
そのうえで、回答内容がどのようにいかされるのかを簡潔に説明します。たとえば「皆さまからのご意見を、今後のサービス改善に反映させてまいります」と述べれば、顧客は「自分の意見が反映される」という納得感を得られます。形式的なお礼ではなく、双方向の関係づくりを意識することがポイントです。
特典の案内(インセンティブがある場合)
アンケート協力への謝礼として特典を付与する場合は、その内容と受け取り方をわかりやすく示しましょう。「以下のリンクからクーポンを取得できます」「〇〇ポイントを付与しました。マイページよりご確認ください」といった具体的な案内を入れると、顧客が迷わず手続きを進められます。
使用期限や注意事項がある場合は、文中または別行で明示します。せっかくの特典が伝わらずに終わることのないよう、読みやすさと案内の明確さを意識しましょう。
署名:誰からのメールかを明確に
最後に、メールの発信者情報を明確に記載します。会社名、部署名、担当者名、問い合わせ先、公式サイトURLなどを記載することで、信頼性が高まり、万が一の際の連絡もしやすくなります。
また、メールフッターにロゴやコーポレートカラーをさりげなく配置すれば、ブランドの統一感も演出できるでしょう。感謝のメッセージを締めくくる署名は、企業としての誠実さと安心感を伝える重要な要素です。
【そのまま使える】目的別アンケート回答お礼メール例文
ここではさまざまなビジネスシーンでそのままご活用いただける、4つの目的別お礼メール例文をご紹介します。ご自身の状況に合わせて、適宜修正してご活用ください。
例文1:シンプルな感謝を伝える基本メール
特典がない場合でも、感謝の気持ちと誠実な姿勢を伝える基本的な例文です。
件名:【〇〇株式会社】アンケートご協力の御礼
[顧客名]様
この度は、弊社の〇〇に関するアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
多くの貴重なご意見をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
いただきましたご意見は、今後のサービス品質の向上のための貴重な資料として、大切に活用させていただきます。
今後とも、[会社名]をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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[署名]
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例文2:特典(クーポン)を付けて再来店を促すメール
ECサイトや実店舗でのアンケートを想定し、次回の利用を促進する例文です。
件名:【〇〇ストア】アンケートご協力の御礼(クーポンプレゼント)
[顧客名]様
先日は、当店をご利用いただき、またアンケートにご回答いただき、誠にありがとうございました。
[顧客名]様からいただいた貴重なご意見を参考に、より一層ご満足いただける店舗づくりに努めてまいります。
つきましては、ささやかではございますが、感謝の気持ちとして、次回のお買い物からご利用いただける500円OFFクーポンをお送りいたします。
▼クーポンコード
[クーポンコードを記載]
(有効期限:YYYY年MM月DD日)
ぜひ、またのご来店を心よりお待ちしております。
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[署名]
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例文3:アンケート結果の速報や活用事例を報告するメール
顧客の声を実際に反映していることを示し、信頼性を高める例文です。
件名:【〇〇株式会社】アンケート結果のご報告と御礼
[顧客名]様
先日は、〇〇に関するアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
皆様からいただいたご意見を元に、〇〇の機能について以下の改善を実施いたしましたことをご報告いたします。
- [改善点1]
- [改善点2]
アンケート結果の詳細については、以下のページでも公開しております。
[結果報告ページのURL]
今後もお客様の声を大切にし、サービスの改善に努めてまいります。
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[署名]
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例文4:回答内容に応じて内容を変えるパーソナライズメール
CRMツールなどを活用し、より踏み込んだ関係構築を目指す上級者向けの例文です。
件名:【〇〇株式会社】製品「〇〇」に関するアンケートへの御礼
[顧客名]様
この度は、私どもの製品「〇〇」に関するアンケートにご回答いただき、誠にありがとうございました。
「△△の操作性」についてご満足いただけたとのこと、開発担当者として大変嬉しく思います。
一方で、「□□の機能」についてご不便をおかけしている点、誠に申し訳ございません。
いただいたご意見を元に、現在□□の機能改善を検討しております。
もしよろしければ、改善の参考にさせていただきたく、別途詳しいお話を伺わせていただくことは可能でしょうか。
貴重なご意見に、改めて感謝申し上げます。
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[署名]
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お礼メールの効果を最大化するCRM活用術

これまで見てきたように、アンケートのお礼メールは顧客との重要なコミュニケーションです。しかし、回答者一人ひとりに手動でメールを送ったり、回答内容に応じて文面を変えたりするのは、多大な工数がかかり、現実的ではありません。
また、アンケートで得た貴重なデータがExcelファイルなどに分散し、十分に活用しきれていないケースも少なくありません。こうした課題を解決し、アンケート施策の効果を最大化する鍵となるのが、CRM(顧客関係管理)システムの活用です。
ここでは当社の「Synergy!」を例に、CRMでどのようなことができるのかを紹介します。以下の資料では「Synergy!」のアンケート機能について紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
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顧客データベース(DB)でアンケート回答と顧客情報を一元管理
弊社のCRMシステム「Synergy!」は、強力な顧客データベース(DB)を備えています。アンケートフォームから得られた回答は、顧客の基本情報や過去の購買履歴と自動で紐づけられ、1つのデータベースに統合されます。
「どの年代の顧客が、どの商品に満足しているか」といった複合的な分析が可能になり、顧客一人ひとりの姿をより鮮明に捉え、理解を深めることができます。
回答内容に応じたフォローメールを自動化
「Synergy!」を活用すれば、「商品Aに満足と回答した顧客にだけ、関連商品Bの案内メールを送る」といった、回答内容に応じたきめ細やかなフォローメールを自動で配信できます。
手作業では不可能な「One to Oneコミュニケーション」を効率的に実現し、顧客の満足度を向上させます。
直感的なフォーム機能でアンケート作成も簡単
「Synergy!」は専門知識がないご担当者様でも安心して使えるよう、直感的な操作性にこだわって設計されています。ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で、回答しやすいデザインのアンケートフォームを無制限に作成可能です。
アンケートの作成からデータの蓄積、そしてお礼メールの配信までをワンストップで完結できるため、担当者の工数を大幅に削減し、PDCAサイクルを高速化できます。
参考記事:CRM・顧客管理システム「Synergy!(シナジー)」のアンケート機能
まとめ
アンケートのお礼メールは、単に礼儀として送るものではなく、顧客との関係を深め、次の行動へ自然につなげるための重要なマーケティング施策です。件名・宛名・本文・特典案内・署名といった基本構成を押さえることで、感謝の気持ちが伝わるだけでなく、企業としての信頼性や誠実さも印象づけられます。
また、こうしたお礼メールを効率的かつ効果的に運用するには、CRMシステムの導入が欠かせません。「Synergy!」なら、アンケートフォームの作成から回答データの一元管理、回答内容に応じたフォローメール配信までを自動化できます。これにより、顧客一人ひとりに合わせた最適なコミュニケーションを実現し、満足度の向上やリピート促進につなげられます。
シナジーマーケティング株式会社では、「Synergy!」や「Synergy!LEAD」を通じて、アンケート施策をはじめとした顧客データ活用・CRM運用をトータルで支援しています。お礼メールの設計や顧客管理の最適化に課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
CRMシステム「Synergy!」の特長が機能別でわかる資料です!
関連情報
※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。


