メルマガ登録数が増えない原因は?増やす方法や登録者離れを防ぐ工夫を解説
<この記事でわかること>
- メールマガジンは、顧客との関係を築き、資料請求や商品購入などにつなげる有効な手段ですが、登録者数が増えなければ成果は限定的です。
- 登録数が伸びない原因には、導線のわかりにくさ、入力の手間、メリットの不明瞭さ、訴求のズレなどがあり、いずれも改善が可能です。
- 登録者数を増やすことで、直接アプローチできる顧客リストの構築や、低コストで継続的なマーケティング、見込み顧客の育成が実現できます。
- 登録数を増やす方法としては、サイト内導線の見直しやSNS活用、入力項目の最小化、登録特典の付与、ポップアップの活用などが有効です。
- 登録後の離脱を防ぐには、読者の期待とズレない配信設計や、コミュニケーション型のメルマガ設計、読みやすさへの配慮が欠かせません。
メールは、顧客との関係構築に貢献し、資料請求や商品・サービス購入へとつなげるための有効な手段です。しかし、どのように良いコンテンツを配信したとしても登録者数が増えなければ、成果は限られてしまうでしょう。
本記事では、メルマガ登録者が増えない3つの原因と、登録者数を増やすメリット、登録者数を増やす10個の具体的な取り組みを解説します。登録者離れを防ぐ工夫も紹介しますので、メルマガ登録者数を増やしたい方はぜひ最後までお読みください。
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メルマガ登録数が増えない原因
メルマガ登録数が増えない主な原因には、登録の手間や導線の悪さ、登録メリットの不認知、ターゲット層への訴求のズレが挙げられます。
登録の手間や導線の悪さで離脱している
メルマガ登録に際し、余計な手間がかかったり導線が悪かったりすると、ユーザーは登録をあきらめる傾向にあります。特に、入力項目が多すぎる登録フォームはユーザーの負担になり、登録完了前に離脱されやすくなります。
また、目立たない場所に登録ページへのリンクがあるなど、導線がわかりづらい場合も、機会損失が発生しかねません。さらに、登録ページにおいてプライバシーポリシーやセキュリティに関する説明が不足しているケースでも、個人情報の入力に不安を抱かれ、離脱されるリスクは高まります。
登録のメリットが明確に伝わっていない
メルマガに登録することで得られる情報の種類やメルマガの具体的な内容、有用性が示されていない場合、ユーザーは価値を感じづらくなるため、登録数は増えにくくなります。また、限定クーポンや特典、先行情報など魅力的な要素が不足すると、メリットが伝わりにくくなり登録の動機づけが弱まります。
「このメルマガを読めば、日々の業務が効率化できる」「専門知識が身につき、キャリアアップにつながる」といった、メルマガ登録により得られる「未来の価値」を明確に伝えることができなければ、ユーザーはイメージができず、登録意欲に結びつきません。
ターゲット層への訴求がズレている
誰に向けたメルマガかが曖昧で、関心のない層にも発信している状況では、訴求効果が薄れてしまいます。また、ユーザーの興味や課題に沿っていない内容では、関心を引けず、登録を回避されやすくなります。
ペルソナ設定やセグメント戦略の不足や、見直しが不十分なため、訴求内容とターゲットが一致していないことも登録が伸び悩む原因の1つです。
メルマガ登録数を増やすメリット
メルマガ登録数を増やすと、アプローチ可能な顧客リストを作成できる、低コストでメールマーケティングを行える、長期的な関係性の構築が期待できるなどのメリットがあります。
直接アプローチできる顧客リストを持てる
メルマガ登録数を増やすと、直接的な顧客リストを作成し、活用して効果的にアプローチできる利点があります。メルマガは、投稿がタイムラインに埋もれてしまうSNSとは異なり、確実に登録者に情報を届けられるため、情報発信の安定性が高まります。
また、メールアドレスや属性情報を活用することで、ターゲットごとにパーソナライズした配信が可能となり、相手の興味やニーズに合った内容を届けられることもメリットです。さらに、セールやキャンペーン、セミナー告知などの重要なイベントに対しても高い反応率が期待でき、ビジネス成果の向上につながります。
低コストで継続的なマーケティングができる
メール配信は広告に比べて運用コストが非常に低く、費用対効果の高い方法です。さらに、登録者リスト(ハウスリスト)を活用して配信すれば、CPA(顧客獲得単価)を大幅に削減できます。
一度登録されたユーザーには繰り返し継続的にアプローチが可能で、定期的な情報提供やプロモーションを行うことで顧客との関係を強化し、LTV(顧客生涯価値)の向上にも貢献します。
長期的な関係構築で見込み顧客を育てられる
メルマガ登録数を増やすと、顧客との長期的な関係構築が可能となり、見込み顧客を効果的に育てられます。Webサイトや広告とは異なり、メールを通じて定期的に接点を持ち続けることで、継続的なコミュニケーションを実現できるためです。
これにより、信頼関係を築くことができれば、成約率やリピート率の向上につながります。また、見込み顧客の購買タイミングを逃さずフォローできる手段として有効で、長期的な顧客価値を最大化する効果的なマーケティング施策となります。
メルマガ登録数を増やす方法10選
ここからは、メルマガ登録数を増やす具体的な10の方法を紹介します。
サイト内の目立つ位置に登録導線を設置する
Webサイトを利用してメールの登録数を増やすには、目立つ位置に登録導線を設置することが効果的です。トップページ、記事下、サイドバーなど複数の場所に登録フォームやリンクを設置し、アクセスのしやすさを向上させましょう。
登録を促すCTAボタンの色や文言を工夫し、視認性と訴求力を高めれば、ユーザーの関心を引きつけられます。さらに、フッターに固定バーとして常時表示することで、訪問者に登録の機会を提供し続けることができます。
SNSでメルマガ登録を促す投稿を定期的に行う
SNSでメルマガ登録を促進するには、定期的な投稿が効果的です。メルマガで得られる情報や特典をSNSで具体的に示し、登録メリットを可視化しましょう。
また、「登録はこちら」といった誘導文言やリンクを含めた投稿を行うことでも登録率を高められます。さらに、SNSのプロフィール欄やストーリーズハイライトに登録ページのURLを固定表示すれば、閲覧者がいつでも登録できる環境を整えられます。
登録フォームの入力項目を最小限にする
メール登録フォームの入力項目を「メールアドレス」のみに絞るなど、最小限にすると登録率の向上が期待できます。実際、入力項目を3つから1つに減らしたことで登録率が約1.5倍に向上した事例もあります。
ただし、BtoB業種などで「会社名」や「業種」といった情報が必要な場合もあります。その際は、なぜその情報が必要なのかを明記したり、後からアンケートなどで追加情報を取得したりする方法を検討し、ユーザーの負担を軽減する工夫が重要です。
登録するメリットやベネフィットを明確に打ち出す
メールへの登録を促すには、登録メリットを具体的に伝えることが不可欠です。「〇〇が無料で読める」「限定キャンペーン情報をお届け」など、ユーザーが受け取れる具体的な価値を提示し、登録意欲を高めましょう。
また、メルマガの内容が、ターゲットの課題を解決する内容であることをアピールできれば、ユーザーの関心を喚起できます。事例やレビューを掲載し、実績を示すことでも信頼感を与えられ、安心して登録してもらえるようになるでしょう。
登録特典(プレゼント・割引)を用意する
登録特典を提供すると、メール登録数を効果的に増やせます。たとえば、登録後すぐにeBookやPDF、割引クーポンなどをプレゼントすることで、登録者は即座に価値を感じられます。
登録完了メールや登録後に遷移するThank youページで特典を提供すると、ユーザーはすぐに特典を手に入れることができ、満足度が高まります。また、「今だけ」「先着〇名限定」などの期間や数量限定要素を加えることで、登録への緊急性を高めて迅速な行動を促す効果が期待できます。
ポップアップでメルマガ登録を促す仕組みを導入する
ポップアップを活用した登録を促す仕組みも効果的です。ユーザーのスクロール率や滞在時間に応じて登録フォームをポップアップで表示させると、自然な訴求が可能です。
ユーザーの邪魔にならないようにデザインや文言を工夫し、閉じられにくくすることが重要です。さらに、ポップアップ内でクーポンやPDFなどの登録特典を提示すると、ユーザーの関心を高めて登録率を向上させることができるでしょう。
「Synergy!」のポップアップ機能なら簡単に設定可能!
弊社CRMシステム「Synergy!」に搭載されたポップアップ機能なら、ユーザーにあわせたクリエイティブの出し分けも簡単に設定できます。
メルマガの配信者・配信頻度をあらかじめ明示する
「毎週火曜に配信」「担当:マーケ部〇〇」など、メールの配信頻度や配信者を明示しておくと、読者に安心感を与えられます。「週に1回、役立つ情報をお届け」など、読者が負担に感じにくい頻度であることを具体的に示すと、登録の心理的ハードルが下がるでしょう。
さらに、配信の目的や内容例を記載しておくと、ユーザーの期待値を具体化し、信頼感を高めながら登録を促せます。
登録解除が簡単であることを伝えて不安を払拭する
一度登録しても、簡単に解除できることを伝えておくと、ユーザーの不安を払拭できます。「いつでも1クリックで解除可能」などの明確な文言を掲載し、安心感を高めましょう。
メールのフッターに解除リンクを設置しておくと、ユーザーの使いやすさが向上します。また、「迷惑メールは送りません」など、登録者視点で安心材料を添えれば、信頼性を強化でき、登録意欲を高められます。
店舗やイベント会場などリアルな場でも登録を促す
店舗やイベント会場でのメルマガ登録の促進は、直接的な接点を生かした効果的な方法です。店頭のPOPやレジ横にQRコード付きの登録案内を設置すると、来店者の登録を促せます。
セミナーや展示会では、受付時に自然な流れで登録誘導を組み込むとスムーズに登録を進めてもらいやすくなります。登録してくれた方にはその場でプレゼントや割引を提供し、登録の魅力を高めることで、さらに登録率を高められるでしょう。
Web広告を活用してメルマガ登録を促進する
Web広告を活用すると、効果的にメルマガ登録を促せます。Googleリスティング広告やSNS広告を利用して、特典付きメルマガの魅力を訴求しましょう。
メルマガ登録専用のLP(ランディングページ)を用意すれば、登録までの導線を明確にでき、スムーズな体験を提供可能です。さらに、ターゲティングを絞り込むことで、見込みの高いユーザーを効率的に誘導し、登録数を最大化できます。
メルマガの登録者離れを防ぐ工夫
メルマガ登録数を増やした後は、継続して読み続けてもらうことが重要です。ここからは、メルマガの登録者離れを防ぐための3つの工夫を解説します。
読者の期待とズレない配信設計を心がける
メルマガの登録者離れを防ぐには、読者の期待と一致した配信設計を徹底することが重要です。登録時に伝えた配信頻度やテーマ、目的に基づき、一貫性のある内容を提供することで、信頼性を維持できます。
また、ユーザーの予期しないセールスメールや無関係な話題は避け、登録者に違和感を与えないよう配慮することが必要です。読者が「想像通り」または「期待通り」と感じられる配信を続けられれば、長期的な関係構築につながります。
コミュニケーション型メルマガを目指す
読者離れを防ぐには、双方向のコミュニケーションを重視したメルマガを設計することも大切です。配信元に返信できるメール設定を整え、読者の声を受け止める体制を構築しましょう。
さらに、アンケートや質問募集などを取り入れることで、エンゲージメントを向上できます。Q&A紹介やフィードバックを反映した内容を共有し、「声が届いた」と感じられる演出を行うことも効果的です。
デバイスに最適化された読みやすさを徹底する
近年はモバイルユーザーが増えています。そのため、スマホでも読みやすいレイアウトやフォントサイズを採用し、読みやすさを整えることも登録離れを防ぐ方法として有効です。
長文は避け、視認性を高めるために、見出し、箇条書き、改行を効果的に活用して情報を整理しましょう。また、リンクやCTAボタンはタップしやすいサイズや位置に意識的に設置することで操作性を向上させ、読者がストレスなく行動できる環境を整えることも大切です。
メルマガの登録者離れを防ぐにはメール配信ツールの活用も効果的
メルマガの登録者離れを防ぐには、メールそのものへの工夫も重要ですが、配信ツールやシステムを活用するのも効果的です。ここでは、メール配信システムの概要と導入メリットを紹介します。
メール配信システムとは
メール配信システムとは、多数への一斉配信やスケジュール送信、宛名差し込みなどのメール配信業務を効率化できるツールのことです。ABテストの実施や配信後の開封率・クリック率などの基本的な効果測定も可能で、戦略的なメール配信を実現します。
メール配信システムには多様な価格帯やプランが存在し、企業の規模やニーズに合わせて選択できるため、中小企業から大企業まで幅広く活用されています。
メール配信システムを導入するメリット
メール配信システムを導入すると、メルマガの読者離れを防ぎやすくなり、継続的な関係構築にもつながります。たとえばセグメント配信機能を活用すれば、読者の属性や興味に合った内容だけを届けることができ、「自分には関係ない」と感じさせる配信を避けられます。
また、開封率やクリック率、解除率といった数値をチェックすることで、離脱の兆候を早期に発見し、配信内容や頻度を見直すといった改善も可能です。さらに、配信予約や時間帯分析の機能を使えば、読者がストレスなく読めるタイミングや頻度に合わせて自動的に配信できます。
まとめ
メルマガ登録数が思うように伸びない要因には、登録導線のわかりづらさや入力の手間といったユーザー側の負担、そして「登録する理由」が明確に提示されていないことが挙げられます。しかし登録数が増えれば、見込み顧客への直接的なアプローチが可能になり、メールマーケティングの効果や費用対効果も大きく向上します。
メールマーケティングに役立つのが、当社の「Synergy!」です。Synergy!には、Webサイト訪問者に対して任意の条件で表示できる「ポップアップ機能」が搭載されており、自然なタイミングでメルマガ登録へ誘導できます。登録フォームもカスタマイズ性が高く、ユーザーにとってストレスのない設計が可能です。
Synergy!を提供するシナジーマーケティング株式会社は、CRM・MAツールの開発に加え、Salesforce連携型のマーケティングオートメーション「Synergy!LEAD」、そして戦略設計から施策運用までをトータルで支援するデジタルマーケティング支援事業を展開しています。メルマガ登録数の改善や、より効果的な活用にお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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