CRMのプロが書く
マーケティングBLOG

アンケート集計方法の基本と手順!Excelから専用ツールまで徹底解説

<この記事でわかること>

  • アンケート集計には単純集計、クロス集計、自由記述分析などがあり、目的に応じて使い分けることが重要。
  • 集計前には回答データの整理や設問形式の確認を行い、分析しやすい状態に整える必要がある。
  • Excelやアンケートツールなどを使えば、集計作業を効率化しながら基本的な分析を進めやすい。
  • 集計結果を正しく読むには、n数や割合、回答の偏りなどを踏まえて解釈することが大切。
  • 集計から分析、顧客対応まで見据えるなら、データを一元管理できる仕組みを整えると運用しやすい。

アンケート集計方法の基本と手順!Excelから専用ツールまで徹底解説

アンケートを実施しても、集計方法が曖昧なままだと、せっかく集めた回答を十分に活用できません。単純集計やクロス集計など、目的に合った方法を選ばないと、傾向を見誤ったり、改善に結びつかないデータになったりすることがあります。

本記事では、アンケート集計の代表的な手法から、実際の集計手順、使いやすいツール、進める際の注意点までをわかりやすく解説します。集計作業を効率化しながら、次の分析や施策につなげるための基本も、実務に沿って紹介していきます。

成果を出す!アンケート業務ノウハウパーフェクトガイド

成果を出す!アンケート業務ノウハウパーフェクトガイド

成果の出るWebアンケートを実施するための目標設定~調査票設計、実施後のレポーティングまで徹底解説!

資料をダウンロードする

アンケート集計の代表的な手法

アンケート集計の代表的な手法

アンケート集計にはいくつかの方法があります。全体の傾向を大まかに把握したい場合もあれば、属性ごとの差を見たい場合、自由記述から具体的な意見を拾いたい場合もあるでしょう。

集計結果を正しく活用するには、それぞれの手法の特徴を理解し、目的に応じて使い分けることが大切です。ここでは、アンケート集計でよく使われる代表的な手法を紹介します。

全体像をつかむ「単純集計」

単純集計はアンケート結果をそのまま集計し、各回答が何件あるのか、全体に対してどのくらいの割合を占めるのかを確認する方法です。アンケート集計の中でも、もっとも基本的な手法です。

たとえば、「満足」「やや満足」「不満」という選択肢がある場合、それぞれにどれだけ回答が集まったかを集計することで、全体の傾向を大まかに把握できます。結果をグラフにすれば、どの回答が多いのかも一目でわかりやすくなります。

ただし、単純集計でわかるのはあくまで全体の傾向です。年代や性別など、回答者ごとの違いまでは見えません。より詳しく分析したい場合は、クロス集計などほかの手法とあわせて使うことが大切です。

属性ごとの傾向を見る「クロス集計」

クロス集計はアンケートの回答結果を、年代や性別、利用頻度といった属性と組み合わせて見る方法です。全体の結果だけでは見えにくい、グループごとの違いを把握したいときに役立ちます。

たとえば同じ満足度アンケートでも、20代は満足度が高く、40代は低いというように、属性によって結果が分かれることは珍しくありません。このような差がわかれば、どの層に課題があるのか、どの層に向けて改善すべきかを考えやすくなります。

クロス集計は、顧客理解を深めたい場面や、施策の方向性を具体化したい場面でよく使われます。回答者の属性ごとに結果を比較することで、全体集計だけでは見えない傾向や課題をつかみやすくなります。

定性データから本音を探る「自由記述の集計」

自由記述の集計は、回答者が自由に書いたコメントや意見を整理し、そこから傾向を読み取る方法です。選択式の設問では拾いきれない具体的な要望や不満を把握しやすい点が特長です。

ただし、自由記述は文章データなので、選択式の回答のようにそのまま数えるだけではうまく整理できません。そのため、内容を読み取り、似ている意見ごとに分類していく作業が必要です。たとえば、「価格が高い」「料金がわかりにくい」といった声をまとめることで、顧客がどこに不満を感じているのかが見えやすくなります。

また、繰り返し出てくる言葉やテーマを確認すると、顧客の関心や課題も把握しやすくなります。手間はかかりますが、数値だけでは見えない本音を知るうえで、自由記述の集計は欠かせない方法です。

アンケートを集計する手順

アンケート集計で正確な結果を得るためには、データを整え、適切な方法で集計し、わかりやすく整理するという手順が必要です。具体的には、次のような手順を踏みます。

1. データの欠損や表記揺れを整える
2. 目的に合わせた集計手法で数値を出す
3. 結果をグラフや表で視覚化する

各ステップを詳しく解説します。

1.データの欠損や表記揺れを整える

アンケートを集計する前に、まずは回答データを整理する必要があります。実際の回答には、入力ミスや表記のばらつき、無回答などが含まれていることも少なくありません。

たとえば自由記述では、「良かった」「よかった」「よかっ た」のように、同じ意味でも書き方が違うことがあります。このまま集計すると、同じ内容なのに別の回答として扱われてしまい、正確な結果が出にくくなります。

こうした表記揺れをそろえ、欠損データを整理することで、分析しやすい状態になります。また、明らかに不自然な回答や重複したデータがある場合は、必要に応じて除外することも大切です。

2.目的に合わせた集計手法で数値を出す

データを整えたら、次は調査の目的に合わせて集計を進めます。基本となるのは単純集計ですが、必要に応じてクロス集計や平均値の算出なども行います。

たとえば、満足度を数値で評価するアンケートなら、平均値や回答の分布を見ることで全体の傾向をつかめます。さらに、年代や利用状況などの属性ごとに結果を見れば、どの層で評価が高いのか、どの層に課題があるのかも把握しやすくなります。

大切なのは、調査の目的に合った形で結果をまとめることです。必要な情報を整理しておくことで、その後の分析や報告にもつなげやすくなります。

3.結果をグラフや表で視覚化する

集計した結果は、グラフや表にまとめると理解しやすくなります。数字だけが並んでいるよりも、視覚的に整理されていたほうが、傾向や違いをひと目で把握しやすくなるためです。

回答の割合を見せたいときは円グラフ、複数の項目を比較したいときは棒グラフがよく使われます。クロス集計の結果も、表にまとめることで属性ごとの差を確認しやすくなります。

アンケート集計に使う主なツール

アンケート集計は、使用するツールによって作業効率が大きく変わります。小規模な調査であれば表計算ソフトでも対応できますが、データ量が増えると専用ツールの方が便利な場合もあります。ここでは、アンケート集計でよく使われるツールを紹介します。

Excel・スプレッドシート

ExcelやGoogleスプレッドシートは、多くの企業で使われている表計算ソフトです。アンケート集計でも広く利用されています。

基本的な単純集計やクロス集計は、関数やピボットテーブルを使うことで対応できます。また、グラフ作成機能もあるため、集計結果をそのまま可視化することも可能です。

一方で、データ量が多くなると管理が複雑になることがあります。また、複数の担当者が別々のファイルを使って作業すると、データの統合や管理が難しくなる場合もあります。

BIツール・統計ソフト

BIツールや統計ソフトは、データ分析に特化したツールです。大量のデータを扱う場合や、複雑な分析を行う場合に役立ちます。

たとえば、BIツールでは複数のデータを統合して分析することができ、ダッシュボード形式で結果を可視化できます。統計ソフトを使えば、回帰分析などの高度な分析も行えます。

ただし、BIツールは導入や運用に一定の知識が必要です。調査の目的や規模に応じて、適切なツールを選ぶことが大切です。

アンケートシステム

アンケートシステムは、アンケートの作成、配信、回収、集計までを1つのシステムで管理できるツールです。

回答データが自動で蓄積されるため、手作業での入力や整理が不要になります。また、集計機能やグラフ表示機能が備わっているため、結果の確認や共有もスムーズに行えます。

さらに、顧客データベースと連携できるシステムであれば、アンケート結果をマーケティングや顧客管理に活用することも可能です。

たとえば「Synergy!」では収集したアンケート結果をデータベースに紐付けることが可能です。それにより、アンケート結果に顧客の基本情報や属性情報、履歴情報を掛け合わせた分析を実現できます。

「Synergy!」フォーム管理画面イメージ

Webアンケートシステムご案内資料

Webアンケートシステムご案内資料

「Synergy!」の機能の中で、「Webアンケートシステム」に特化したご活用方法をご紹介!

資料をダウンロードする

アンケートの集計に関する注意点

アンケートは集計作業に時間がかかったり、データ管理が煩雑になったりして、分析や施策につなげにくくなることも少なくありません。ここでは、アンケート集計でよく起こりやすい課題を紹介します。

手作業の集計に時間がかかり施策が遅れる

アンケート結果を手作業で集計していると、どうしても多くの時間がかかります。特に回答数が多い場合は、データの整理や確認だけでも手間がかかり、集計が終わるまでに数日かかることもあります。

集計に時間がかかると、せっかく集めた回答をすぐにいかせません。たとえば、イベント後のアンケート結果をすぐに確認できなければ、改善点が見えていても次の施策への反映が遅れてしまいます。

アンケートの結果をタイムリーに活用するためには、できるだけ集計作業の手間を減らし、効率よく進められる体制を整えることが大切です。そのためには、ツールを活用して作業を自動化することも有効です。

Excelファイルが散在して過去のデータと比較できない

アンケートをExcelで管理していると、ファイルが増えすぎて管理しにくくなることがあります。担当者ごとに別のファイルを作っていたり、実施するたびに保存先が変わったりすると、必要なデータをすぐに見つけられなくなります。

結果として、過去の調査結果と比較したいと思っても、ファイルの場所がわからなかったり、形式がそろっていなかったりして、確認に余計な時間がかかってしまいます。前年との変化や改善の効果を見たい場面でも、比較しづらければデータを十分に活用できません。

アンケート結果を継続的にいかしていくには、データを1か所で管理し、いつでも比較できる状態にしておくことが重要です。

担当者によって集計手順が変わりミスが起きる

アンケート集計を手作業で進めていると、担当者によってやり方が変わってしまうことがあります。たとえば、どのデータを除外するか、どのように分類するか、どの指標を使って集計するかが人によって違うと、同じアンケートでも結果に差が出る可能性があります。

さらに、入力ミスや計算ミスが起きやすい点も手作業の課題です。こうしたミスがあると、集計結果そのものへの信頼性が下がり、その後の分析や判断にも影響が出てしまいます。

安定した品質でアンケート集計を行うには、手順を明確に決めて、誰が対応しても同じ形で進められるようにすることが大切です。あわせて、できる部分は自動化し、ミスが起きにくい運用にしていくことも重要です。

アンケート業務に役立つ情報をまとめてゲット!

アンケート業務に役立つ情報をまとめてゲット!

アンケート業務を効率化したい、回答結果を活用して施策の成果をあげたい方は今すぐチェック!

資料をダウンロードする

アンケートの集計から顧客データ連携まで一元化するなら「Synergy!」

アンケートの集計から顧客データ連携まで一元化するなら「Synergy!」

集まったデータを整理し、分析し、その後の施策につなげられる状態まで整ってはじめて、アンケートの価値が高まります。そうした運用を進めやすいのが、アンケートの作成から顧客データの管理、活用までを一元化できる「Synergy!」です。

「Synergy!」とは?

「Synergy!」は、顧客データベースを軸に、フォーム作成、アンケート、メール配信などをまとめて運用できるクラウド型のCRMシステムです。アンケートを実施するためのツールにとどまらず、集めた回答を顧客情報と結びつけて管理し、その後のコミュニケーションや施策にいかしやすい点が特長です。

CRM(顧客管理システム)の仕組みと機能図解。基本情報や履歴データを一元管理し、メール・LINE配信、フォーム、アンケートなどで活用する流れ

アンケート機能では、オンライン上で設問を作成し、回答データを自動で蓄積できます。集計した結果を確認するだけでなく、「どの顧客がどのように回答したか」まで一元的に把握しやすいため、分析から活用までの流れを分断せずに進めやすくなります。

参考記事:CRM・顧客管理システム「Synergy!(シナジー)」

「Synergy!」の強み

「Synergy!」の強みは、アンケート結果を単独のデータとして終わらせず、顧客データベースと紐付けて活用しやすい点です。回答内容に顧客の属性情報や過去の履歴情報を掛け合わせて見られるため、全体傾向だけでなく、どの顧客層にどの傾向があるのかまで把握しやすくなります。

また、条件分岐や複数ページ設計に対応しているため、設問数が多い場合でも回答しやすい形で設計できます。回答結果は管理画面にリアルタイムで反映されるため、回収状況や結果をすぐに確認しやすく、集計作業の負担も抑えやすくなります。

回答を集めて終わりにしない運用をしやすい点も大きな強みです。回答結果をもとに未回答者へ再案内したり、特定の回答をした人に追跡調査を行ったりと、その後のアクションにつなげやすくなっています。アンケート、集計、分析、フォローまでを切り分けずに進めやすいため、継続的に顧客理解を深めたい企業にも向いています。

参考記事:CRM・顧客管理システム「Synergy!(シナジー)」のアンケート機能

機能別チェックリスト「アンケート編」

機能別チェックリスト「アンケート編」

「Synergy!」と他社アンケートシステム4製品の機能比較表です。最適なアンケートシステムを選ぶときの参考に!

資料をダウンロードする

「Synergy!」の事例

シスメックス株式会社様では、展示会の来場者アンケートを活用し、見込み顧客データの収集とその後の活用を進めています。会場ではiPadを使ったアンケートを実施し、来場者の課題や関心をその場で取得できる仕組みを構築しました。

その後は、アンケート結果をもとに来場御礼メールを送信し、反応や関心度に応じてフォローを進める体制を整えています。単に回答を回収するだけではなく、アンケート結果を営業活動につなげる流れまで設計されている点が特長です。

アンケート集計に関するよくある質問(FAQ)

アンケート集計は、手法そのものよりも「どこまで厳密に扱うか」「どの基準で除外するか」といった判断で迷いやすい作業です。ここでは、実務でよく出る疑問を取り上げ、集計の考え方と進め方をわかりやすく整理します。

複数回答はどう集計すればいい?

複数回答の設問では、回答者数ではなく「選択された回数」を基準に集計することが一般的です。たとえば、100人が回答したアンケートで、複数の選択肢を選べる設問の場合、合計の回答数は100を超えることがあります。

集計では、各選択肢が何回選ばれたのかを確認し、全体の回答数に対する割合を計算します。また、回答者数に対する割合を併記すると、結果を理解しやすくなります。

無回答や異常値のデータはどう扱えばいい?

アンケートでは、無回答や不自然な回答が含まれることがあります。たとえば、すべて同じ選択肢を選んでいる回答や、明らかに矛盾している回答などです。

こうしたデータは、分析の目的に応じて除外することがあります。ただし、無回答が多い場合は、設問のわかりにくさや回答負担の大きさが原因になっている可能性もあります。単に削除するだけでなく、設問設計の見直しも検討することが重要です。

有効回答数はどのくらい集めればいい?

必要な回答数は、調査の目的や母集団の規模によって変わります。全体の傾向を大まかに把握するだけであれば、100件前後でも参考になる場合があります。

一方で、年代別や地域別などのグループごとに比較する場合は、それぞれのグループで十分な回答数が必要になります。分析の精度を高めるためには、調査の設計段階で必要な回答数の目安を考えておくことが大切です。

まとめ

アンケート集計は、集めた回答を整理して全体像を把握するための基本工程ですが、手法の選び方や集計の進め方によって、その後の分析の質は大きく変わります。単純集計やクロス集計を使い分けながら結果を読み解くことが重要ですが、データ整理や共有、次の施策への展開までを含めると、Excel中心の運用では負荷が高くなりやすいのも実情です。

こうした課題を解決しやすいのが「Synergy!」です。アンケートの回収データを顧客情報と連携しながら管理しやすく、集計、分析、対象者の抽出、次のアクションまでを1つの流れで進めやすくなります。単なる集計作業で終わらせず、結果を活用した施策につなげやすい点も大きなメリットです。

「Synergy!」を提供するシナジーマーケティングは、顧客データ活用やマーケティング施策の運用支援を行ってきた企業です。アンケート集計を効率化したい場合はもちろん、分析後の活用まで含めて仕組みを見直したい場合にも相談しやすいでしょう。アンケート運用をもっと実践的に整えたい場合は、ぜひご相談ください。

お問い合わせはこちら

CRMシステム「Synergy!」の特長が機能別でわかる資料です!

「Synergy!」の具体的な製品機能については、ぜひ以下のフォームから資料をダウンロードしてご確認ください。

CRMシステム「Synergy!」の特長が機能別でわかる資料です!

資料をダウンロードする

伝えたいメッセージを届けるために。CRM/顧客管理をオールインワンで提供する、総合顧客管理(CRM)システム「Synergy!(シナジー)」

関連情報

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。