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数式項目の使い方

数式項目について学ぶ

0.数式項目とは

数式項目はオブジェクトに作成できる項目データ型の1つです。他の項目に関連させて値を自動的に変化せたり、参照先のオブジェクトの値を取得して表示したりできます。項目の値がどのようなものになるかは「数式の記述方法」に依存します。

数式についての基本的な説明は「数式機能を使う」をご確認ください。

本記事では数式項目を用いて

  1. 標準的な数式項目
    → 他の項目の値に応じて自動的に値が変化する項目
  2. クロスオブジェクト数式項目
    → 参照先オブジェクトの値を表示する項目

上記2つの項目の作成方法を紹介します。

1.標準的な数式項目

ここでは、以下の条件を満たす項目を作成します。

  • リードオブジェクトの数式項目とする
  • 項目型はチェックボックス型とする
  • 作成日から10日以上経過している場合、チェックがオンになるようにする

作成方法

  1. [ 設定 ] | [ ビルド ] | [ リード ] | [ 項目 ] を開き、[ 新規 ] をクリックします。

    リードオブジェクト項目の新規作成

    リードオブジェクト項目の新規作成

  2. [ 数式 ] にチェックをし [ 次へ ] をクリックします。

    データ型の選択

    データ型の選択

  3. 参照した結果をどのデータ型で表示するかを選択します。今回はチェックボックス型として作成するため「 チェックボックス 」 を選択し「項目の表示ラベル」「項目名」を入力して [ 次へ ] をクリックします。

    算出結果を出力するデータ型の選択

    算出結果を出力するデータ型の選択

  4. 数式を入力する画面となるため、以下を入力して [ 次へ ] をクリックします。
    (TODAY() - DATEVALUE(CreatedDate)) >= 10
    数式の入力画面

    数式の入力画面

  5. 以降は通常の項目作成と同じように進めていきます。

データ確認

実際に2つのリードオブジェクトのデータを比較してみましょう。

  • 作成日から10日以上経過している場合

    作成から10日以上経過しているためチェック状態となる。(キャプチャは2015年3月29日のもの)

    作成から10日以上経過しているためチェック状態となる。(キャプチャは2015年3月29日のもの)

  • 作成日から10日未満の場合

    作成から10日未満のためためチェックされていない。(キャプチャは2015年3月29日のもの)

    作成から10日未満のためチェックされていない。(キャプチャは2015年3月29日のもの)

このように既存の項目をベースに独自の計算を行い、その結果を動的に出力させることができます。

ここでは、以下の条件を満たす項目を作成します。

  • リードオブジェクトの数式項目とする
  • 項目型はチェックボックス型とする
  • 作成日から10日以上経過している場合、チェックがオンになるようにする
  1. 右上の [ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ オブジェクトマネージャ ] | [ リード ] | [ 項目とリレーション ] | [ 新規 ] をクリックします。
  2. [ 数式 ] にチェックをいれて [ 次へ ] をクリックします。
  3. 参照した結果をどのデータ型で表示するかを選択します。今回はチェックボックス型として作成するため「チェックボックス」を選択し「項目の表示ラベル」「項目名」を入力して [ 次へ ] をクリックします。

  4. 数式を入力する画面となるため、以下を入力し [ 次へ ] をクリックします。
    (TODAY() - DATEVALUE(CreatedDate)) >= 10

  5. 以降は通常の項目作成と同じように進めていきます。

データ確認

実際に2つのリードオブジェクトのデータを比較してみましょう。

  • 作成日から10日以上経過している場合

    作成から10日以上経過しているためチェック状態となる。(キャプチャは2019年1月15日のもの)

    作成から10日以上経過しているためチェック状態となる。(キャプチャは2019年1月15日のもの)

  • 作成日から10日未満の場合

    作成から10日未満のためチェックされていない。(キャプチャは2019年1月15日のもの)

    作成から10日未満のためチェックされていない。(キャプチャは2019年1月15日のもの)

このように既存の項目をベースに独自の計算を行い、その結果を動的に出力させることができます。

2.クロスオブジェクト数式項目

ここでは、以下の条件を満たす項目を作成してみます。

  • キャンペーンメンバーオブジェクトの数式項目とする
  • 項目型はテキスト型とする
  • 参照するキャンペーンの「予算」項目を表示させる

作成方法

  1. [ 設定 ] | クイック検索に「キャンペーン」と入力し、 [ キャンペーンメンバー ] | [ 項目 ] | [ 新規 ] をクリックします。

    キャンペーンメンバーオブジェクト項目の新規作成

    キャンペーンメンバーオブジェクト項目の新規作成

  2. 「数式」にチェックし [ 次へ ] をクリックします。

    データ型の選択

    データ型の選択

  3. 参照した結果をどのデータ型で表示するかを選択します。今回は数値型として作成するため [ 数値 ] を選択し「 項目の表示ラベル」「項目名」を入力して [ 次へ ] をクリックします。
    データ型の指定
  4. 数式を入力する画面となるため、以下を入力して [ 次へ ] をクリックします。
    Campaign.BudgetedCost

    項目挿入

  5. 以降は通常の項目作成と同じように進めていきます。

データ確認

ここまでの作業により、キャンペーンデータに入力した「予算」情報をキャンペーンメンバーからも確認することができます。

キャンペーンの予算として150'000円を入力

キャンペーンの予算として150,000円を入力

キャンペーンメンバーからもキャンペーンの項目データを参照できる

キャンペーンメンバーからもキャンペーンの項目データを参照できる

このように、オブジェクトに参照型の項目が存在する場合、参照先のオブジェクトの項目も数式項目を利用して取得および表示することができます。

  1. [ 設定 ] | [ オブジェクトマネージャ ] | [ 項目とリレーション ] | [ 新規 ] をクリックします。

  2. 「数式」にチェックをし [ 次へ ] をクリックします。
  3. 参照した結果をどのデータ型で表示するかを選択します。今回は数値型として作成するため [ 数値 ] を選択し「項目の表示ラベル」「項目名」を入力して [ 次へ ] をクリックします。
  4. 数式を入力する画面となるため、以下を入力して [ 次へ ] をクリックします。
    Campaign.BudgetedCost

  5. 以降は通常の項目作成と同じように進めていきます。

データ確認

ここまでの作業により、キャンペーンデータに入力した「予算」情報をキャンペーンメンバーからも確認することができます。

このように、オブジェクトに参照型の項目が存在する場合、参照先のオブジェクトの項目も数式項目を利用して取得および表示することができます。

10.拡張パッケージでより使いやすくする

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