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営業活動の役に立つ機能を使う

営業活動の役に立つ機能を使う

0.はじめに

Salesforce では「活動」オブジェクトに日々の営業活動やステークホルダーとのやりとりを記録することができます。これらは営業支援ツールとしてのメインとなる機能です。

ここでは「活動」オブジェクトとその他の営業活動を支援する機能について説明します。

1.活動オブジェクトの説明

活動オブジェクトにはToDo、行動、および要請済みミーティングを管理する機能があります。

ToDo(task)

ToDoとはある期日までにやらなければならない内容を登録します。ユーザー自身の作業内容を登録すると、期日になると通知されるようになりますのでタスク管理ツールとして利用できます。
また、ToDoを定期的に繰り返し発生する作業として登録することもできます。

▼ホーム画面に表示された ToDo レコード
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行動(event)

行動は自分以外のユーザーや取引先責任者などと時間を決めておこなわれる会議や商談、ミーティングといった各種活動を登録します。

行動の内容には、具体的な開始時間、終了時間、場所、参加ユーザ、取引先責任者などを登録できます。

▼ホーム画面に表示中の行動レコード  行動はイベントとしてカレンダー(後述)に表示されます。
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ToDo、行動それぞれにアラームを設定することができ、規定の時間になると Salesforce にポップアップウィンドウが表示されます。

ミーティングの要請

顧客(取引先責任者など)とのミーティングをセッティング、スケジューリングするために cloud scheduler というツール(インストール不要)をつかって作成します。ミーティングのスケジューリングが完了すると、行動として登録されます。ユーザの行動は、ホームページのカレンダーから確認することができます。(後述の「ミーティングの要請」 の段落で説明します)

ToDo、行動およびミーティングの要請は、すべて大きく活動として扱われますので、活動にカスタム項目を追加した場合、ToDo と行動の両方で利用することができます。

活動は、キャンペーン、取引先、取引先責任者、リード、商談など、多様なオブジェクトに対する何かしらの活動をした内容をそれぞれのオブジェクトに紐付けられますので、その後の経過を逐次追跡することが可能です。

下の例では取引先責任者に紐付いて ToDo を登録、表示しています。

▼取引先責任者に紐付いている ToDo レコードの表示
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その他、活動についてはSalesforceオンラインヘルプ「活動: ToDo、行動、カレンダー」を参照ください。

活動レコードは登録の方法によって誰がアクセスでき、誰が編集できるかが決まります。詳細は以下のSalesforceオンラインヘルプ「活動のアクセス権とカレンダーの共有設定の関連について」を参照ください。

 

次に活動を表示、作成する方法を説明します。

活動オブジェクトには ToDo、行動、および要請済みミーティングを管理する機能があります。

ToDo(task)

ToDoとはある期日までにやらなければならない内容を登録します。ユーザー自身の作業内容を登録すると、期日になると通知されるようになりますのでタスク管理ツールとして利用できます。
また、ToDo を定期的に繰り返し発生する作業として登録することもできます。

▼ホーム画面に表示された ToDo レコード

行動(event)

行動は自分以外のユーザーや取引先責任者などと時間を決めておこなわれる会議や商談、ミーティングといった各種活動を登録します。

行動の内容には、具体的な開始時間、終了時間、場所、参加ユーザ、取引先責任者などを登録できます。

▼ホーム画面に表示された「今日の行動」の [ すべて表示 ] をクリックすると、カレンダーに表示されます。

ToDo、行動それぞれにアラームを設定することができ、規定の時間になるとSalesforceにポップアップウィンドウが表示されます。

活動は、キャンペーン、取引先、取引先責任者、リード、商談など、多様なオブジェクトに対する何かしらの活動をした内容をそれぞれのオブジェクトに紐付けられますので、その後の経過を逐次追跡することが可能です。

下の例では取引先責任者に紐付いて ToDo を登録、表示しています。

▼取引先責任者に紐付いている ToDo レコードの表示

その他、活動についてはSalesforceオンラインヘルプ「活動: ToDo、行動、カレンダー」を参照ください。

活動レコードは登録の方法によって誰がアクセスでき、誰が編集できるかが決まります。詳細は以下のSalesforceオンラインヘルプ「活動のアクセス権とカレンダーの共有設定の関連について」を参照ください。

次に活動を表示、作成する方法を説明します。

2.活動の表示/作成

ホームタブから

通常ユーザは、自分のホームタブページから ToDo と行動を確認、新規に作成することができます。
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Chatterから

Chatter フィード(ホーム画面、各レコード上部に表示される、投稿領域)から、から、新規 ToDo を追加することができます。
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「活動予定」および「活動履歴」関連リスト

関連するレコードの「活動予定」および「活動履歴」関連リストから活動を表示、作成、更新することができます。
作成した活動は自動的に関連するコードと紐付けられます。
この関連リストには、他のユーザに割り当てられている活動も含めて、そのレコードに関連する活動がすべて表示されますので、そのレコード(商談、取引先、キャンペーンなど)組織内のすべての活動とその経過状況を把握することができます。

▼商談の「活動予定」および「活動履歴」 関連リストの例。ToDo の欄には ToDo レコードに✓が設定され、完了した活動は「活動履歴」関連リストに表示される
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活動リストビュー

ホームのカレンダーから、自分または自分のチームが担当している活動のリストを表示することができます。
活動のリストを表示するには、ホームのカレンダーの下、またはカレンダービューの一番上にある [ 活動リストビュー ] をクリックします。
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POINT

期日から1年を経過した活動または作成から1年を経過した活動は「アーカイブ」されます。アーカイブされた活動は、レポートに表示されず、Sandboxへのコピーの対象にもなりません。

アーカイブされた活動はSalesforceから自動的に削除されることはありません。また、不要であれば削除しましょう。削除することで、組織のデータストレージ使用量を減らすことができます。

参考:

ToDo、カレンダータブから

自分のホームページから今日の ToDo と行動を確認することができます。新規で作成する場合は、[ カレンダー ]、[ ToDo ] をクリックして作成してください。

Chatterから

Lightning Experience では Chatter フィード機能が利用できないため、ご利用いただけません。

「活動予定」および「活動履歴」関連リスト

関連するレコードの「活動予定」および「活動履歴」関連リストから活動を表示、作成、更新することができます。
作成した活動は自動的に関連するコードと紐付けられます。

この関連リストには、他のユーザに割り当てられている活動も含めて、そのレコードに関連する活動がすべて表示されますので、そのレコード(商談、取引先、キャンペーンなど)組織内のすべての活動とその経過状況を把握することができます。

▼商談の[活動予定] および [活動履歴] 関連リストの例。ToDo の欄には ToDo レコードに✓が設定され、完了した活動は「活動履歴」関連リストに表示される

活動リストビュー

ホームの「今日の行動」の [ カレンダーを表示 ] から、自分の活動のリストを表示することができます。

POINT

期日から1年を経過した活動または作成から1年を経過した活動は「アーカイブ」されます。アーカイブされた活動は、レポートに表示されず、Sandbox へのコピーの対象にもなりません。
アーカイブされた活動は Salesforce から自動的に削除されることはありませんので、不要であれば削除しましょう。削除することで、組織のデータストレージ使用量を減らすことができます。

参考:

3.Shared Activities

通常活動には一人の取引先責任者を紐付けることができます。

Shared Activities を利用すると、繰り返しを行わない ToDo や行動に対して最大 50 件までの取引先責任者に関連付けることができます。そのうち一人を主取引先責任者に割り当てます。
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Shared Activities を有効化するには [ 設定 ] で、[ カスタマイズ ] | [ 活動 ] | [ 活動設定 ] をクリックします。
[ ユーザが複数取引先責任者をToDoと行動に関連付けられるようにする ] を選択します。
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Salesforceオンラインヘルプ:Sahared Activities の有効化

通常活動には一人の取引先責任者を紐付けることができます。

Shared Activities を利用すると、繰り返しを行わない ToDo や行動に対して最大 50 件までの取引先責任者に関連付けることができます。そのうち一人を主取引先責任者に割り当てます。

Sahared Activities を有効化するには [ 設定 ] で、[ 機能設定 ] | [ セールス ] | [ 活動設定 ] をクリックします。

[ ユーザが複数取引先責任者をToDoと行動に関連付けられるようにする ] を選択します。

Salesforceオンラインヘルプ:Sahared Activities の有効化

4.定期的な活動

たとえば毎週月曜日の午前 11:00 に行われる週次スタッフミーティングなど、一連の繰り返される行動を作成することができます。

# Shared Activities の定期的な行動は作成できません。
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定期的な ToDo の作成には最大数があります。それぞれ活動の最大数は次のようになります。

  • 毎日: 100
  • 毎週: 53
  • 毎月: 60
  • 毎年: 10

定期的な ToDo を作成する際に「終了日」の [ 最も遅い日付を計算 ] をクリックすると上記の最大数の範囲で作成可能な最終日が設定されます。

さらに詳しい説明はSalesforceオンラインヘルプ「ToDoの使用に関するガイドライン」を参照ください。

たとえば毎週月曜日の午前 11:00 に行われる週次スタッフミーティングなど、一連の繰り返される行動を作成することができます。

# Shared Activities の定期的な行動は作成できません。
#なお、定期的な平日のタスクを登録する場合は、「毎週」「曜日」を選択してください。

定期的な ToDo の作成には最大数があります。それぞれ活動の最大数は次のようになります。

  • 毎日: 100
  • 毎週::53
  • 毎月:60
  • 毎年:10

定期的な ToDo の作成には最大数があります。それぞれ活動の最大数は次のようになります。

さらに詳しい説明はSalesforceオンラインヘルプ「ToDoの使用に関するガイドライン」を参照ください。

5.行動への招待

自分以外または他のユーザの行動に、別のユーザを行動に招待することができます。
# ToDo はユーザに割り当てられたタスクを表示しているので他のユーザを招待することはできません。
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Lightning Experience でも招待者機能はあります。ただ、Lightning Sync をサポートする Microsoft® Exchange または G Suite カレンダーアプリケーションのアカウントがユーザに必要です。

くわしくは、「Lightning Syncのシステム要件」を参照してください。

# なお、ToDo はユーザが割り当てられたタスクをあらわしているので他のユーザを招待することはできません。

6.ミーティングの要請

Salesforce からリード、取引先責任者とのミーティングの予約したり、関係者の予定とミーティングの予定時間をもとにミーティング時間候補を自動的に作成したりすることができます。

ミーティングの要請をおこなうには、ホーム画面のカレンダーから [ 新規ミーティング要請 ] をクリックします。
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▼ミーティングの要請を作成する画面(cloud scheduler )
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ミーティングの要請をおこなうと、リードまたは取引先責任者に出席を依頼するメールが送信されます。
メール受信者は出席返信の他に、時間調整をおこなったり、メッセージを残したりすることもできます。

▼メール受信者とスケジュールを調整する画面(メールのリンクからアクセス)14-31

※ Lightning Experience では「ミーティングの要請」機能はご利用いただけません。

7.カレンダー

ログインユーザは自分の行動(および要請済みミーテング)をホームページのカレンダーセクションから確認することができます。

14-25このセクションには当日から7日先までの行動がリストアップされ各行動にアクセスできるリンクが表示されます。また、月間カレンダーが表示され、指定した日または、週間カレンダーの画面へのリンクボタンが表示されます。

▼要請済みのミーティングを表示イメージ

その他詳細はSalesforceオンラインヘルプ「ToDoと行動のスケジュールと追跡」を参照ください。

ログインユーザは自分の行動(および要請済みミーテング)をカレンダーから確認することができます。
このセクションには当日から7日先までの行動がリストアップされ各行動にアクセスできるリンクが表示されます。右上の  [ カレンダーマーク ] をクリックすると、表示範囲を選ぶことができます。

その他詳細はSalesforceオンラインヘルプ「ToDoと行動のスケジュールと追跡」を参照ください。

8.公開カレンダーとリソースカレンダー

ユーザの個人的なカレンダーとは異なり、公開カレンダーとリソースカレンダーは、グループ活動と共有リソースの管理を目的としています。
作成できるカレンダーの数に制限はありません。

公開&リソースカレンダーの設定の登録

[ 設定 ] から [ カスタマイズ] | [ 活動 ] | [ 公開 & リソースカレンダー ] をクリックして、それぞれ設定を登録しておきます。
また、[ 共有 ] で、カレンダーを共有したいユーザを指定します。
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 公開カレンダー

チーム間で共有したい予定を登録します。

ホーム画面からカレンダーを開き、カレンダー上部の [ 変更 ] をクリックして、公開カレンダーを選択します。
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登録したい日付の [ + ] ボタンをクリックして、行動を登録します。
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チームで共有する行動(Event)が追加されました。例では、毎週火曜日にチームでランチの予定を登録するために、繰り返しの行動レコードを登録しました。
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リソースカレンダー

会議室やオーバーヘッドプロジェクターなどの共有リソースの使用を調整するためのカレンダーです。
上記の例で 「プレゼン用スクリーン」をリソースカレンダーとして登録しています。

リソースカレンダーの行動(Event)を登録するには、行動レコードの新規作成画面で、招待ボタンをクリックします。
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招待者を選択する画面で、検索エリアに「リソース」を選択して [ 検索 ] を実行し、対象となるリソースを「選択済み」のリストに追加します。
14-39同じく行動に参加するメンバーも行動に招待します。これで共有リソースを含んだ行動が登録されました。
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ユーザの個人的なカレンダーとは異なり、公開カレンダーとリソースカレンダーは、グループ活動と共有リソースの管理を目的としています。

なお、Lightning Experience では公開カレンダーやリソースカレンダーの閲覧はできますが、作成することはできません。

9.演習

自分の1週間のスケジュールを Salesforce に登録してください。その際、関連する他のユーザ、取引先責任者、商談への関連付けも行ってください。

必要に応じて共有するべき予定は、公開カレンダーまたはリソースカレンダーを使ってください。

10.拡張パッケージでより使いやすくする

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