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メルマガの解約率を下げる5つの施策!平均値と注意点を解説

<この記事でわかること>

  • メルマガの平均解約率は約0.25%前後で、1,000通あたり2〜3人の解除が一般的水準とされる。業種によって差があり、BtoBでは低く、セール系やBtoCでは高い傾向が見られる。
  • 解約が増える主な要因は「内容のミスマッチ」「配信頻度の過不足」「読者の環境変化」であり、特に短期的な上昇は内容やトーンのズレを示唆する。
  • 改善の第一歩は、読者ニーズを再把握し、属性や行動履歴に応じたセグメント配信を行うこと。配信頻度のABテストや購読者アンケートも有効である。
  • 解約理由を分析し、導線を明確かつシンプルに保つことも重要。手続きの煩雑さは不満やスパム報告を招きやすい。
  • 解約率ゼロを目指すのではなく、一定の離脱を「健全なリスト整理」と捉えつつ、法令遵守と継続的な内容改善を重ねることで、長期的な購読維持を実現できる。

メルマガの解約率を下げる5つの施策!平均値と注意点を解説

メルマガを長く運用していると、どんなに内容を工夫しても一定数の読者は離れていきます。「開封率」や「クリック率」に注目しがちですが、「解約率」も読者の満足度やコンテンツの方向性を測る重要な指標の1つです。

購読解除の動きは一見ネガティブに見えますが、適切に捉えれば改善や再設計のポイントが詰まっています。本記事では、一般的なメルマガの平均解約率や業界別の目安を踏まえつつ、自社のデータをどのように活用し、継続的に改善していくべきかを具体的に解説します。

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メルマガの解約率、平均はどのくらい?

メルマガの解約率、平均はどのくらい?

メルマガを継続的に配信していると、避けて通れないのが「解約率」という指標です。どんなに有益な情報を発信していても、一定の割合で購読の解除が発生します。

ここでは一般的なメルマガの平均解約率と、業界別の目安、そして自社データの分析方法について解説します。

メルマガ解約率の平均値と業界別目安のグラフ。全体平均は約0.25%で、小売業は0.1%、EC業界は0.27%程度。一般的に0.5%未満が問題のない範囲とされる。

全体の平均値

一般的に、メルマガの平均的な解約率はおよそ0.25%前後といわれています。つまり、1,000通配信して2〜3人が購読を解除する程度が平均的な水準です。また、多くの場合、「0.5%未満」が問題のない範囲とされています。

もしこれを大きく上回る場合、件名や配信頻度、あるいは内容の方向性が読者の期待とずれている可能性があるでしょう。特に短期間で解約率が急上昇している場合は、配信テーマの変化やトーンの違いが原因になっていることもあります。

業界別の目安

解約率は、扱う商品やサービスの特性、さらにはターゲット層によっても大きく変わります。たとえば、米国の調査会社によるデータでは、eコマース業界で0.27%程度、小売業では0.1%程度と報告されています。

一方、BtoB領域や専門情報を扱うメルマガでは、読者が明確な目的をもって購読しているため、解約率がさらに低く安定する傾向があります。逆に、セール情報やキャンペーンを頻繁に送る業種では、読者の疲労感が高まりやすく、解約率が上昇するケースも見られます

自社データの重要性

最も信頼できる指標は、他社の平均値ではなく自社の実データです。メルマガの解約率は、季節要因やキャンペーンの内容、件名のトーン、配信時間などによって常に変化します。したがって、一時的な上昇だけで「悪化した」と判断するのは早計です。

重要なのは、過去の推移を時系列で追い、「どのタイミングで」「どんな内容のときに」変動が起きたのかを把握することです。特定のテーマ配信後に数値が跳ね上がるなら、読者層と関心のズレを示すサインかもしれません。

メルマガの解約率が高まる主な原因

読者がメルマガを解約する背景には、必ず何らかの「きっかけ」や「理由」があります。ここでは、メルマガの解約率が高まる主な原因について解説します。

読者が求める内容とズレていた

メルマガ解約の最も大きな原因の1つが「読者が求める内容とのズレ」です。登録時に「お得な情報や限定コンテンツが届く」と思っていたのに、実際には宣伝や営業色の強い内容ばかりというケースは少なくありません。こうしたギャップが続くと、読者は「自分には関係ない」と感じて購読をやめてしまいます。

実際に、当社の調査では、メルマガに関する不満の第1位が内容に関するものだとわかっています。

企業メールにストレスを感じる理由の調査結果。上位は「関係のない内容」「頻度過多」「読みにくい」で、配信設計の不備が主な不満要因となっている。

重要なのは、読者が何を目的に登録したのかを明確に把握し、その期待に応えるコンテンツ設計を行うことです。また、配信目的がプロモーションであっても、単なる商品紹介ではなく「読者の課題を解決する情報」として構成することで、信頼関係を維持できます。

配信頻度が多すぎた、少なすぎた

メルマガの配信頻度は、読者満足度を大きく左右する要素です。どんなに内容が良くても、短期間に何度も届けば「うるさい」「しつこい」と感じられやすく、逆に配信間隔が空きすぎると「このメルマガまだあったの?」と忘れられてしまいます。

当社の調査では、メルマガに関する不満の第2位が配信頻度です。特に、配信頻度が高すぎると「しつこい」という印象を与えやすいため、注意が必要です。

読者の状況が変化した

解約の中には、コンテンツ側ではコントロールできない「自然な離脱」も存在します。読者自身の興味関心が変化したり、職場や担当業務が変わったりすることで、以前は有用だった情報が不要になるケースです。

BtoBメルマガであれば、担当者の異動・退職による購読停止が多く、BtoCではライフイベントによってニーズが変わることもあります。

メルマガの解約率を改善する具体的な施策

メルマガの解約率が高まってきたと感じたら、早めに具体的な対策を打つことが重要です。ここでは、データをもとに解約率を改善するための5つの具体的な施策を解説します。

読者ニーズの再把握

まず最初に行うべきは、読者が本当に求めている情報を再確認することです。購読者の属性や行動データをもとに、「どのテーマがよくクリックされているか」「どのタイミングで解約が増えているか」を分析します。Googleアナリティクスやメール配信ツールのレポート機能を活用し、興味関心を定量的に把握しましょう。

メルマガにおいて最も重要なのが、コンテンツです。当社の調査では、メールを「読もう」と感じた動機の1位がコンテンツに関するものです。

メールを開封する理由のアンケート結果グラフ。上位は「役立ちそうな内容」「差出人の認知」「件名の関心度」で、これら3つが開封率を左右する三大要因となっている。

最初に登録した動機と、現在の読者のニーズが一致しているとは限りません。定期的なニーズ調査を行い、配信の方向性を調整することが、継続率の向上に直結します。

セグメント配信の活用

全読者に同一の内容を一斉配信していては、関心の薄い読者を離脱させてしまう恐れがあります。そこで有効なのが、読者の属性や行動履歴に応じて配信内容を変える「セグメント配信」です。たとえば、購買履歴、業種、地域、あるいは過去のクリック傾向に応じて配信リストを分けることで、読者一人ひとりに最適化された内容を届けられます。

CRMシステムやMAを導入すれば、データベースを活用した自動セグメント化も可能です。関連性の高い情報を受け取った読者は「自分に向けて発信されている」と感じ、エンゲージメントが上昇します。結果として、配信満足度が高まり、解約率の抑制につながります。

最適な配信頻度の模索

読者が快適と感じる配信頻度は業界や読者層によって異なります。そのため、一律に「週1回が最適」と決めるのではなく、データをもとに最適なリズムを探る必要があります。ABテストを活用し、同じ内容を異なる頻度で配信して反応を比較しましょう。

購読者に「配信頻度を選択できる設定」を用意するのも効果的です。読者は自分のペースで情報を受け取ることができ、ストレスを感じにくくなります。定期的なテストとフィードバック分析を重ね、最も自然なリズムを見極めましょう。

解約理由の分析

解約率の改善には、まず「なぜ離脱されたのか」を正確に把握することが不可欠です。最も直接的な方法は、解約手続きページに短いアンケートを設置することです。「配信頻度」「内容への関心」「タイミング」「その他」といった選択肢を用意し、離脱理由を分類できるようにします。

得られたデータをもとに、内容改善やセグメント設定の見直しを行えば、実践的な改善策につながります。たとえば、「宣伝が多い」という回答が多ければ情報比率を再構成し、「関心が薄れた」が多い場合はテーマ自体を刷新する判断材料になります。

解約導線の確認

メルマガにおける解約導線の設計は、単に法令遵守の問題にとどまりません。特定電子メール法により、解約リンクの明示は義務付けられていますが、導線が複雑すぎると「不親切な企業」という印象を与え、逆に苦情や迷惑メール報告を招くことがあります。

理想的なのは、ワンクリックで解約できる明確なUI設計です。さらに、解約直前に「配信頻度を減らす」や「カテゴリを選び直す」といった選択肢を設けることで、完全離脱を防げる場合もあります。

参考:ワンクリックオプトアウトとは?

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メルマガの解約率と向き合う上での注意点

メルマガの解約率と向き合う上での注意点

メルマガを長期的に運用するうえでは、解約を単なるマイナス指標として扱うのではなく、配信内容やリストの質を見直す契機とする視点が欠かせません。ここでは、メルマガの解約率と向き合う際に意識すべき注意点について解説します。

解約率ゼロを目指さない

どれほど質の高いメルマガでも、解約率をゼロにすることは現実的ではありません。読者にはそれぞれの事情があり、興味関心の変化、業務異動、ライフステージの移行などによって、購読が不要になることは避けられないからです。むしろ、一定の解約は「不要な読者が自然に離れる健康なリスト運用」ともいえます。

重要なのは、その離脱が“想定の範囲内”かどうかを見極めることです。急激な上昇が見られる場合は、配信内容やタイミング、件名などに問題がないかを検証すべきです。一方、緩やかで安定した離脱は自然現象として受け入れ、読者層の質を維持する好機と捉えましょう。過剰に「解約ゼロ」を目指すことは、むしろ不健全なマーケティングを招く恐れがあります。

特定電子メール法を遵守する

メルマガ運用においては、特定電子メール法の遵守が絶対条件です。読者が配信停止を希望したにもかかわらずメールを送り続ける行為は、法令違反に該当します。これは単なる手続き上の問題ではなく、企業の信頼性やブランド価値に直結する重大なコンプライアンス事項です。

また、解約処理が即時に反映される体制を整えることも重要です。手続きが複雑だったり、処理が遅延したりすると、読者の不満が高まり、迷惑メール報告や苦情の増加につながります。法令遵守とは「読者の意思を尊重する姿勢」を示すことでもあります。

まとめ

メルマガの解約率は、読者の関心や配信内容の質を客観的に示す重要な指標です。完全にゼロにすることは難しいものの、データを継続的に分析し、読者の期待とズレていないかを定期的に確認することで、安定した購読率を維持することができます。

特にBtoB領域では、読者一人ひとりの業務課題や関心テーマに沿った内容設計が求められます。セグメント配信や配信頻度の最適化、解約理由の可視化といった改善施策を積み重ねることで、読者満足度を高め、信頼される情報発信へと育てていくことが可能です。

シナジーマーケティングでは、メールマーケティングやCRMを中心に、企業の顧客コミュニケーション全体を支援しています。配信データの分析や改善PDCAの設計、解約率の抑制施策など、運用課題に応じた最適なソリューションをご提案いたします。メルマガの継続率向上や顧客関係の強化をお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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