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Pardotを導入する前に確認すべき2つのポイント
~マーケティングオートメーション体験記~

※本記事に記載のPardotは、2022年4月7日にMarketing Cloud Account Engagementに製品名が変更になりました。

2回にわたってPardotの設定レビューをお伝えしましたが、Pardotの導入支援をさせていただくうちに、サポートする側もお客様側も、押さえておくべきポイントがあることに気がつきました。
今回は番外編の「Pardotを導入する前に絶対確認したほうがよいこと、準備しておくべきこと」です。

1. 導入する前に確認しておくべき2つのポイント

Pardotと連携させるSalesforceのオブジェクトについて

PardotとSalesforceの連携パターンは2つあります。

  • リードオブジェクトに新規データを作成
  • 取引先責任者オブジェクトに新規データを作成

リードオブジェクトにWebで獲得したデータを格納していくのであれば設定など必要ないのですが、取引先責任者にデータを格納していきたい場合は、連携先オブジェクトを変更する必要があります(個人取引先も同様)。
Pardotのサポートチームに連絡をすれば、1営業日ほどで変更対応を行っていただけます。

なお、個人取引先と連携させる場合は、別途Apexトリガーの開発やボタン、Visualforceページの作成が必要となりますのでご注意ください。Apexトリガーやボタンなどの記述内容については、Pardotのヘルプページに記載がありますので、そちらを参考に作成すれば問題ありません。
ただし、トリガーを実装する前にすでに実装されているトリガーと競合しないか、などの確認は必要となります。

まとめ

  • リードオブジェクトと同期 : 特に設定は必要なし
  • 取引先責任者オブジェクトと同期 : 連携オブジェクトの変更依頼をPardotサポートチームに行う必要あり
  • 個人取引先オブジェクトと同期 : Apexトリガーの開発、ボタン、Visualforceページの作成、連携オブジェクトの変更依頼が必要

ドメインについて

Pardotdでは、サブドメインを設定することで自社のドメインを利用することができます。ただし、独自ドメインへのSSL対応は行っていないので注意が必要です。
※従来のpardot.comだけではなく、2018/2/1より独自ドメインに対してもSSL対応可能となりました。

そのため、Pardotで使用するドメインの使い方として、以下の4パターンから選択していただくことになります。

【SSL対応あり】

  1. go.pardot.comのドメインを利用する
  2. ssl対応を行っているページにgo.pardot.comに変換したiframeを設置する

【フォームのみSSL対応】

  1. Pardotに設定した独自ドメインのLP(=Pardotで作成したLP)にgo.pardot.comに変換したiframeを設置する

【SSL対応なし】

  1. Pardotに設定した独自ドメインのLPやフォームを利用する

ここを理解せずに、導入しどのように対応するか悩まれるお客様も多いです。
導入前に、SSL対応ありでいくのかなしでいくのか、また、ありの場合はどういった組み合わせで対応するのか、といったことも考慮する必要があります。

2. Pardotで管理する項目の洗い出しとデータメンテナンス

こちらの記事でも紹介していますが、新しいツールを導入するときは特に「データの整合性を保つ」ことに気を配る必要があります。

データをキレイにしないままツールを導入した結果、メールをセグメント配信したくとも、データベースに格納されているデータがキレイではないため正確なデータが抽出できない状態になっているお客様をお見かけします。
その状態になってからデータを精査し始めるのでは遅いので、ツール導入を決めた段階でデータのメンテナンスに取り組んでいただければと思います。

また、マーケティングツールに連携させるデータはマーケティング活動で使用するものだけを連携するようにしてください。すべての項目を連携させてしまうと、マーケティングツール内のデータベースに不要なデータが混在していまい、データ管理が煩雑になります。

Pardotの導入を検討されている方は上記についてぜひ一度確認してみてください。

※本記事の内容は執筆当時のもので、現在とは一部仕様が異なる場合があります。ご了承ください。

マーケティングオートメーション体験記

※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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