【価格表付き】メールマーケティングツール16選!費用相場や選び方も解説
<この記事でわかること>
- メールマーケティングには「クラウド型」と「オンプレミス型」があり、導入のしやすさや運用コスト、セキュリティ要件に応じて適した方式が異なります。
- クラウド型は初期費用が安く手軽に導入でき、機能追加やセキュリティ更新も自動。小~中規模企業や短期間で始めたい企業に最適です。
- オンプレミス型は初期費用が高く、運用には専門人材が必要ですが、自社で完全に管理できるため高セキュリティ環境が求められる企業に適しています。
- ツールの選定には「目的に合った機能」「配信性能・到達率」「操作性とサポート」「料金体系」を総合的に判断することが重要です。
- メール配信システムは一斉配信・効果測定に強く、MAツールは自動化や顧客育成機能が充実。目的や体制に応じて最適なツールを選ぶことで、費用対効果を最大化できます。
メールマーケティングツールの導入を検討している企業が増えてきています。しかし、マーケティングツールは種類が多く価格帯も幅広いため、どのツールを導入すればよいか悩む方も少なくありません。顧客との継続的な関係構築は売上に直結するため、適切なツールを見つけるのは重要です。
本記事では、メールマーケティングツールの価格相場や選び方のポイントを解説します。さらに、おすすめのツール16選を取り上げ、必要となる費用を価格表にまとめて紹介します。
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<目次>
メールマーケティングツールには2つの運用方式がある
メールマーケティングを導入する際に、まず理解しておくべき点が運用方式の違いです。現在、主流となっているのは「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つの方式です。それぞれに異なる特長があります。
2つの運用方式を理解することで、あなたの会社に適したツールを選べるようになります。以下では、それぞれの特長やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
クラウド型とは
クラウド型メールマーケティングツールは、インターネット経由で提供されるサービスです。最大の魅力は導入の手軽さです。自社でサーバやシステムの管理をする必要がありません。まさに「すぐに始められる」メールマーケティングの入り口と言えるでしょう。
月額または従量課金制の料金体系をとっている場合が多く、初期費用を大幅に抑えられます。多くのクラウド型サービスでは、月額数千円から始められるプランが用意されており、少しずつ拡大していくことが可能です。
クラウド型のツールでは、最新の機能やセキュリティアップデートが自動的に適用され、IT担当者の負担も軽減されます。新機能の追加やセキュリティ対策についても、サービス提供会社が責任を持って対応してくれます。担当者は本来の業務であるマーケティング戦略に集中できるのです。
オンプレミス型とは
オンプレミス型は自社のサーバに、メールマーケティングシステムを構築して運用する方式です。システム全体を自社でコントロールできるため、カスタマイズ性が非常に高くなります。
特に、セキュリティやデータの保有に強いこだわりがある企業にとって、オンプレミス型は理想的な選択肢となるでしょう。顧客データを社内で完全に管理できるため、データの流出リスクを最小限に抑えられます。既存の社内システムとの連携も柔軟に行えるため、より高度なマーケティング戦略を実現可能です。
ただし、導入コストは高く、サーバ管理や保守の手間も発生します。初期投資として数百万円規模の費用が必要になることも珍しくありません。さらに、システムの運用・保守には専門的な知識を持つIT人材が必要となります。
クラウド型のメールマーケティングツールの価格・費用相場
クラウド型のメールマーケティングツールを導入する際、もっとも気になるのが費用ではないでしょうか。適切な予算計画を立てるためには、費用の算出方法と実際の相場を正しく把握することが重要です。
クラウド型ツールの費用体系は複雑に見えますが、基本的な仕組みを理解すれば、会社にとって望ましいプランを選べるようになります。費用の算出方法と具体的な費用の相場を、それぞれ解説していきます。
クラウド型のツールにかかる費用の算出方法
クラウド型メールマーケティングツールの費用は、主に「配信数ベース」か「アドレス件数ベース」のどちらかで決まります。前者は月間の配信通数、後者は登録できるメールアドレスの件数によって月額料金が変動します。初期費用の相場は1万〜5万円程度で、期間限定の無料キャンペーンを実施しているツールもあります。
また、必要な機能によって月額費用が上下する点にも注意が必要です。たとえば、標準で用意されている配信・レポート機能のほか、ステップメールやCRM連携、APIなどはオプションとなっていることも多く、追加料金が発生する場合があります。導入前には、自社の目的や運用体制に対し、機能と料金のバランスがとれているかを必ず確認しましょう。
クラウド型のツールにかかる費用相場
クラウド型のメールマーケティングツールは、企業の規模や利用目的によって費用が大きく異なります。小規模向けのプランでは、アドレス数が5,000件以下の場合、月額は数千円〜1万円程度が目安で、基本的な一斉配信や効果測定機能が備わっています。
中規模(~5万件)では、月額1万円〜数万円が相場となり、セグメント配信やABテスト、自動化などの機能が充実してきます。さらに、数十万件以上の大規模運用では、月額数万円〜数十万円超となることも珍しくありません。導入の際は、自社の目的と必要機能に応じたプランを選ぶことが、費用対効果の最大化につながります。
オンプレミス型のメールマーケティングツールの価格・費用相場
オンプレミス型のメールマーケティングツールを導入するかを検討する際には、クラウド型とは費用構造が異なる点を知っておく必要があります。
オンプレミス型は初期投資が高額になる傾向にある一方で、長期的な運用や高度なカスタマイズがしやすいという特長があります。費用の算出方法から具体的な相場まで、オンプレミス型の価格・費用相場を見ていきましょう。
オンプレミス型のツールにかかる費用の算出方法
オンプレミス型のメールマーケティングツールを導入する際には、初期導入費用として100万円〜数百万円規模の投資が必要です。費用の中には、システムを使うためのライセンス料に加えて、サーバの準備や、自社の業務フローに合わせた機能の調整費用も含まれています。
加えて、月額数万円程度の保守費用も発生します。保守費用はサーバの安定運用やシステム更新、トラブル対応などに必要な継続的なコストであり、専任の技術者が必要になるケースもあります。
オンプレミス型のツールにかかる費用相場
オンプレミス型ツールは、初期コストが高額になりやすいのが特長です。導入時には、ツールの使用権や基幹システムとの連携にかかる費用などを含めて、およそ200万〜500万円のライセンス料が必要になるのが一般的です。
加えて、運用に必要な自社サーバの利用料も発生し、これは月額2,000〜5,000円程度が目安です。また、保守・運用費用として月3万〜5万円のコストがかかり、サーバやネットワークを管理できる情報システム部門の担当者の配置が必要になるため、人的コストも含めて総合的に考える必要があります。
これらの費用を踏まえると、オンプレミス型は中〜大規模な企業や、特に高いセキュリティ要件を持つ業種に適した選択肢といえます。導入目的や運用体制に合った費用設計が重要です。
費用を抑えて効果を上げるメールマーケティングの強み
メールマーケティングは、費用を抑えつつ高い効果を期待できる点が大きな強みです。すでに保有している顧客リストやコンテンツを活用することで、広告費をかけずにすぐにスタートでき、運用も継続しやすいのが特長です。
さらに、顧客の属性や過去の行動履歴に応じて内容を出し分ける「パーソナライズ配信」が可能なため、開封率やクリック率、ひいてはコンバージョン率の向上にもつながります。また、テレビCMやSNS広告のような大規模な広告手法に比べてコストを大幅に抑えられる一方で、見込み顧客や既存顧客と定期的に接点を持ち、関係を深めていけるという長所もあります。
とくにBtoB領域や既存顧客向け施策においては、メールマーケティングの費用対効果は非常に高く、限られた予算内で成果を出したい企業にとって、非常に有効な手段といえるでしょう。
メールマーケティングにツールの導入が欠かせない理由
メールマーケティングで成果を上げるためには、専用ツールの導入が欠かせません。メール作成から配信、効果測定までの一連の作業を効率化し、人的工数を大幅に削減できるからです。
手動での対応では時間と手間がかかるセグメント分けやパーソナライズ配信も、ツールを使えば自動で処理でき、顧客一人ひとりに最適なメールを送ることが可能になります。また、配信後は開封率やクリック率といった指標をリアルタイムで可視化でき、次回の配信内容やタイミングの改善にすぐにいかすことができます。
さらに、企業が保有する最新かつ独自の顧客データベースを活用することで、より高精度なターゲティングが可能になり、マーケティング施策全体の質を高めることにもつながります。こうした観点からも、ツール導入はメールマーケティングにおいて必須の選択肢と言えるでしょう。
メールマーケティングの費用対効果を高めるためのツール
メールマーケティングで確実な成果を上げるためには、適切なツールを選ぶ必要があります。現在主流となっているのは「メール配信システム」と「MAツール」の2種類です。
どちらもそれぞれ異なる特長と強みを持っており、費用対効果の向上に大きく貢献します。社内の状況や目標に合わせて、どちらを選ぶのか決めることが重要です。
以下では2種類のツールごとに、具体的な機能と活用方法を詳しく解説していきます。
メール配信システム
メール配信システムは、特定の日時に一斉配信を行ったり、あらかじめ設定したスケジュールに沿って自動送信を行える、シンプルかつ汎用的なメールマーケティングツールです。配信後に到達率や開封率、クリック率といった指標をリアルタイムで計測でき、パフォーマンスの可視化と改善に役立てることができます。
また、セグメント機能を使えば、顧客の属性や購買履歴、過去の反応などに基づいてリストを細かく分類し、それぞれに最適なメールを配信することも可能です。差し込み機能を活用することで、顧客の名前や会社名を自動で挿入し、パーソナライズされた訴求を実現できます。
大量の配信作業を効率的にこなすことができるため、比較的安価に導入でき、基本的な機能を網羅しているため、BtoB・BtoC問わず幅広い業種で活用されているスタンダードな選択肢といえるでしょう。
MAツール
MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み顧客の獲得から育成、商談化、フォローアップまでを一元管理できる、高機能なマーケティング支援ツールです。
メール配信にとどまらず、Webサイトの行動履歴トラッキング、スコアリング、フォーム作成、SNS連携など、多岐にわたる機能を備えており、施策全体を統合的に運用できます。特に顧客ごとのステータスに応じたシナリオ設計によって、「資料DLから3日後にフォロー」「イベント未参加者に再案内」といったステップメールの自動化が可能です。
ユーザーごとの関心や行動に合わせて、より精緻なパーソナライズ配信が行え、コンバージョン率の向上が期待できます。営業部門とも連携しやすく、BtoB企業を中心に導入が進んでいるツールです。
メールマーケティングツールの選び方
メールマーケティングで確実な成果を出すためには、数多くのツールから自社に適した製品を選ぶことが重要です。機能や料金だけでなく、技術面やサポート体制まで総合的に判断する必要があります。
ツール選びに失敗しないために、押さえるべき3つのポイントを知っておきましょう。
自社の目的に合った機能・料金体系かを確認する
メールマーケティングツールを選ぶ際は、自社の目的に対して必要な機能が揃っているかを確認しましょう。顧客のセグメント分けや効果測定、配信の自動化などあなたが実現したい施策に対して、必要な機能が搭載されているかをチェックします。
料金体系は、ツールの提供形態や搭載している機能によって大きく異なります。初期費用とランニングコスト(月額・年額、従量課金など)を総合的に把握することが欠かせません。導入後に予算オーバーとならないよう、実際の費用をあらかじめ正確に算出しておく必要があります。
コストが増加しすぎないよう、必要な機能と不要な機能を事前に整理しておくことも大切です。高機能なツールは魅力的に見えますが、実際には必要のない役目のために高い料金を支払うのは、無駄な投資となってしまいます。自社の目的・人員体制・顧客フェーズにフィットした設計とサポート体制があるか見極めましょう。
到達率とセキュリティ対策に優れたシステムを選ぶ
どれだけ顧客をひきつけるメールを作っても、受信者に確実に届かなければ意味がありません。SPFやDKIMなど、送信メールがスパム認定を受けないための認証技術に対応しているかを確認してください。これらの技術は、送信元の正当性を証明し、配信したメールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクを大幅に軽減します。
Gmailの送信者ガイドラインなど、メールサービスプロバイダーが設定する最新ルールへ対応しているかも、チェックすべき点です。ガイドラインは定期的に更新されるため、ツールを利用し続けられるよう提供会社が対応できる体制を整えているか、確認しましょう。
高い到達率を実現している実績や、配信エラーが発生した際の対処機能の有無も、ツールを選ぶ際の大きな判断材料です。たとえば、無効なメールアドレスを自動で削除する機能や、配信が失敗した時に再送信を試みる機能などが搭載されていれば、安定した配信品質を保てます。
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運用しやすさとサポート体制の充実度を確認する
日常的にツールを使用する担当者にとって、管理画面の使いやすさやメール作成の手軽さは、業務効率に関わる大切な要素です。豊富なテンプレートが用意されているか、直感的な操作でメールを作成できるかなど、実際の業務フローを想定してチェックすべきです。
多くのツールでは、無料トライアルやデモが用意されています。試用できる環境を積極的に活用して、事前に操作性を確認しましょう。実際に触ってみることで、カタログやWebサイトだけでは分からない、使い勝手の良し悪しを体感できます。
万が一のトラブル時に備えて、日本語でのサポート体制や、電話・チャット対応などの充実度も重要です。システムに問題が発生した際に、迅速な対応を受けられるかは、安定したメール運用に大きくかかわります。
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メールマーケティングにおすすめのメール配信システムの価格一覧
メールマーケティングを成功させるためには、自社の予算と目的に合ったシステム選びが重要です。現在は、さまざまな価格帯と機能を持つメール配信システムが提供されており、それぞれ異なる強みを持っています。
ここでは、主要なメール配信システムの価格と特長を比較表にまとめました。自社に適したシステムを探す際の参考にしてください。(価格などの情報は2025年7月3日現在)
サービス名 | 初期費用 | ランニングコスト(月額) |
---|---|---|
Synergy! | 148,000円 | ◎ 30,000円〜 |
配配メール | 要見積もり | ○ 50,000円〜 |
ブラストメール | 10,000円 | ◎ 4,000円〜 |
Cuenote FC | 30,000円〜 | ◎ 10,000円〜 |
WEBCAS e-mail | 30,000円〜 | ◎ 25,000円〜 |
SPIRAL | 100,000円〜 | △ |
うちでのこづち | 要見積もり | ○ 60,000円〜 |
クライゼル | 要問い合わせ | ○ 50,000円〜 |
SATORI | (高価格) | △(高価格) |
SendGrid | 無料あり | ◎ 無料あり |
Mailchimp | 無料 | ◎ 無料あり |
Benchmark Email | 無料 | ◎ 無料あり |
WiLL Mail | 無料 | ◎ 4,000円〜 |
AutoBiz | 11,000円 | ○ 1,980円〜 |
配配メールBridge | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
MailPublisher | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Synergy!
Synergy!は、メール配信機能を中心に、顧客管理からマーケティング自動化まで統合的に対応できるCRMプラットフォームです。月額30,000円からという価格で、データベースを活用した高度なメール施策を展開できます。初心者でも簡単に操作できる優れたユーザビリティも特長です。
将来的にマーケティング施策も展開したいと考えている企業や、操作の簡単さと高い機能性を両立させたい企業は、Synergy!を強くおすすめします。
おすすめメール配信システム「Synergy!」の機能詳細を紹介!
「Synergy!」メール配信機能の特長をご紹介した資料です。まずは機能詳細を理解し、自社の課題解決に適しているかご検討ください。
配配メール
配配メールは月額50,000円からの価格で、BtoB営業に特化した強力な機能を提供するメール配信システムです。アポイント調整やkintoneとの連携機能を活用することで、営業活動との連携を重視した施策を展開できるようになっています。
BtoB営業の活動を効率化させたい企業や、営業とマーケティングの連携強化を図りたい企業であれば、配配メールが良い選択肢になるでしょう。
ブラストメール
ブラストメールは、月額4,000円からという低価格で、基本的なメール一斉配信機能を提供するシステムです。複雑な機能は省いてシンプルな一斉配信に特化することで、コストを抑えながら確実にメールマーケティングを始められる点が魅力となっています。ただし、通常のプランだとサポートはコールセンター対応となります。個別サポートが必要な場合は上位プランでの契約が必要です。
とにかく低コストでメール配信を始めたい小規模企業や、シンプルな一斉配信のみを目的とする場合は、ブラストメールがおすすめできます。
cuenote
cuenoteは月額10,000円からという手頃な価格で、一般的なメール機能を網羅している、バランスの取れたメール配信システムです。メールマーケティングに必要な基本機能が確実に揃っています。操作性も悪くなく、安定した運用が期待できます。
安定した基本機能を適正価格で利用したい中小企業や、特別な事情はなく標準的なメール配信を行いたい場合であれば、cuenoteがコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
WEBCAS
WEBCASは月額25,000円〜の価格で、ECサイトとの連携に特化した高機能なメール配信システムです。カートシステムとの連携が得意で、データベースを活用した購買履歴に基づき、One to Oneメールやステップメールなどの施策を展開できます。
ECサイトを運営している企業や、購買データを活用した高度なメールマーケティングを展開したい方にとって、WEBCASは適したシステムの1つです。
SPIRAL
SPIRALは、自社運用に合わせたカスタマイズ開発が可能な、柔軟性の高いメール配信システムです。データベースを使った、高度な施策を進められるのが特長です。API連携とバッチ連携の両方とも利用でき、既存の社内システムとの連携も柔軟に対応できます。ただし、多機能なシステムのため、UIはやや慣れが必要な部分があります。
会社独自の業務フローがある企業や、既存システムとの複雑な連携が必要な状況であれば、SPIRALは柔軟に対応してくれる適したシステムです。
うちでのこづち
うちでのこづちは月額60,000円〜の高価格帯で、カートシステムとの連携に特化した専門性の高いメール配信システムです。EC事業に特化した豊富な機能により、オンラインショップの売上を向上させるメールマーケティング施策を効率的に進められます。
価格は高めですが、ECの売上が伸びることで投資回収が期待できるような機能が揃っています。
大規模なECサイトを運営している企業や、EC売上の最大化を目指したい企業であれば、うちでのこづちがおすすめできるソリューションです。
クライゼル
クライゼルは月額50,000円〜の価格で、データベースを活用した高度なメール施策を展開できるシステムです。バランスの取れた機能性と操作性を持ち、API連携とバッチ連携の双方にも対応しています。様々な企業のニーズに幅広くこたえられるシステムで、安定した運用が期待できます。
中〜大規模の企業で標準的な高機能メール配信を求める場合や、安定性とサポート品質を重視する企業であれば、クライゼルはおすすめです。
SATORI
SATORIは、高機能なマーケティングオートメーション機能を提供する、高価格帯のメール配信システムです。Web接客機能が組み込まれており、アンノウンマーケティング(匿名訪問者へのアプローチ)に強みを持つ点が、独自の特長となっています。機能は豊富な一方で、ユーザーインターフェースは直感的で分かりやすく、MA機能にチャレンジしたい方にも向いている製品です。
高度なマーケ知識を持つ担当者がいる企業や、Web接客やアンノウンマーケティングに取り組みたい場合であれば、SATORIが先進的な選択肢となります。
SendGrid
SendGridは、世界的に利用されているクラウド型メール配信サービスです。高い配信到達率と安定したインフラを提供しています。従量課金制の料金体系により、配信量に応じた柔軟なコスト管理が可能で、特に大量配信を行う企業にとって費用対効果が大きいです。マーケティング機能よりも配信インフラとしての側面が強く、高度なマーケティング機能が必要ならば、他のツールが必要になると考えられます。
大量のメール配信が必要な企業であれば、SendGridはおすすめできるシステムの1つです。
Mailchimp
Mailchimpは、世界的に人気の高いメール配信サービスです。直感的で美しいデザインの操作画面と、100種類を超える豊富なメールテンプレートが特長です。無料プランから利用を始められ、段階的に機能を広げていけます。初めてメールマーケティングに取り組む企業にとって、適したエントリーモデルです。
海外製品のため日本語サポートには制限があります。しかし、操作が分かりやすく設計されているため、英語に抵抗がなければ問題なく利用できます。
グローバル展開を視野に入れている企業や、海外の最新マーケ手法を取り入れたいなら、Mailchimpを使ってみるとよいでしょう。
Benchmark Email
Benchmark Emailは、コストパフォーマンスに優れたメール配信サービスで、無料プランから利用開始できる手軽さが魅力です。基本的なメール配信機能から効果測定まで必要な機能が揃っており、小規模企業や個人事業主でも気軽に本格的なメールマーケティングを始められます。
小規模事業者で何としても初期費用を抑えたい場合や、シンプルで使いやすいシステムを求める場合であれば、Benchmark Emailが導入しやすいツールとなります。
WiLL Mail
WiLL Mailは、国産のメール配信システムとして、日本企業向けに機能とサポートを提供しています。操作画面やサポートも完全に日本語対応しており、導入時から安心して操作できます。価格帯も低く、メール配信を試してみたい方も気軽に利用可能です。また、サポート受付はフォームからのみですが、「問い合わせには1営業日以内に回答する」と明記されています。
中小企業で小規模のメール配信のみ希望する場合や、日本語での手厚いサポートを求める状況なら、WiLL Mailが安心できるシステムとしておすすめです。
AutoBiz
AutoBizは、ステップメール配信に特化した専門性の高いシステムです。シナリオベースのメール配信を設定でき、新規顧客の育成から既存顧客のフォローまで、一貫したストーリーのあるメール施策を展開することが可能です。安いプランだと、1,980円/月〜の料金で、ステップメールの配信や開封率の測定を試せます。
ステップメール配信を試してみたい規模の小さな企業向けに、おすすめできるシステムです。操作も比較的シンプルな印象です。
配配メールBridge
配配メールBridgeは、基本の配配メールをベースに、連携機能をより強化したシステムです。
BtoB営業を支援する機能は残ったまま、商談獲得の支援をさらに強化したり、kintoneやSalesforceとの連携がより簡単になっています。
配配メールをすでに利用していて、機能拡張を検討していたり、より高度なBtoB営業支援を求める企業に需要があると考えられます。こうした企業が配配メールBridgeを選ぶのは自然で、適していると言えるでしょう。
MailPublisher
MailPublisherは、大規模企業向けの高機能メール配信システムとして設計されています。高度なセキュリティ機能や詳細に設定できる権限管理により、大企業ならではの厳格な運用要件にも対応できます。大企業が求める信頼性と機能性を備えたシステムです。MailPublisherでは、メールの送信速度と到達性は「国内トップクラス」と称しています。
従業員数が多い大企業や、厳格なセキュリティ要件がある業界ならば、MailPublisherは信頼性が高くおすすめの製品です。
まとめ
メールマーケティングツールを選ぶ際、見落とされがちなのが「価格以外の視点」です。確かに初期費用の安さは魅力的ですが、実際の運用フェーズでは、月額費用や機能の拡張性、サポート体制、自社の成長段階との相性が成果を左右します。とくに中長期的な視点では、施策の進化にあわせて柔軟に使いこなせる運用しやすさが大切です。
その中で注目すべきなのが、当社の『Synergy!』です。月額30,000円〜というリーズナブルな価格帯ながら、メール配信機能に加えて、顧客管理・セグメント配信・LINE配信・アンケート作成といったMA機能を一元化。基本機能はもちろん、ステップ配信やABテストにも対応しており、本格的なメール施策の自動化が可能です。
Synergy!を提供するシナジーマーケティング株式会社は、CRMおよびMA領域において20年以上の実績を持つ企業です。Synergy!に加え、Salesforceとの連携に対応したMAツール「Synergy!LEAD」、さらに施策の設計・実行・改善を一括してサポートするデジタルマーケティング支援事業を展開しています。
「将来性のあるマーケティングをしたい」「手厚い支援で着実に成果を出したい」とお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

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