【例文付き】展示会アンケートの作り方|無料のテンプレートも
<この記事でわかること>
- 展示会アンケートを使えば、名刺交換だけではわからない「検討度・導入時期・役職」などをそろえられ、見込み顧客の温度感をその場で判断できる。
- 課題やニーズ、関心テーマを先に回収しておくことで、会期後の初回連絡から提案内容が具体化し、商談化までのスピードと確度が上がる。
- 回答内容をもとに「すぐ連絡すべき層」「育成すべき層」「情報提供で十分な層」を分けられるため、営業フォローの優先順位が明確になり、機会損失を減らせる。
- 作り方は「目的→ターゲット→会期後のアクション」から逆算し、設問を絞って3分以内で答えられる形にするのが基本。
- テンプレートでは、基本情報、課題・ニーズ、検討状況・導入時期、予算感・決裁関与、関心度、希望アクションを押さえ、回収から集計、営業フォローまでスムーズにつながる設計にすることが重要。

展示会では名刺交換が増える一方で、「誰を優先してフォローすべきかわからない」「連絡が遅れて商談のチャンスを逃してしまう」といった課題が起こりがちです。名刺情報だけでは、相手の温度感や抱えている課題までは見えにくいからです。
そこで役立つのが「展示会アンケート」です。来場者の検討状況やニーズをその場で把握できるため、会期後の営業フォローを効率よく進めやすくなります。本記事では、展示会アンケートを実施する目的やメリットを整理したうえで、回答率を高める設問の作り方、さらにそのまま使える必須項目のテンプレートまで詳しく解説します。
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<目次>
展示会アンケートを行う目的とは?

展示会では多くの来場者と名刺交換できますが、相手の温度感がわからず、フォローが後回しになることも少なくありません。展示会アンケートを導入することで、来場者の検討状況や課題を「共通の尺度」で数値化・可視化でき、営業担当者の経験や勘に頼らない、科学的なアプローチが可能になります。
ここでは、展示会アンケートを行う目的について解説します。
見込み顧客の確度をその場で可視化する
展示会には「興味はあるがまだ先の人」と「早めに導入を検討したい人」が混在しています。名刺交換だけでは担当者の印象に頼ることになり、誰を優先すべきか判断がぶれやすくなります。
そこで、検討状況や導入時期、役職などを簡単な質問で確認し、A・B・Cのように同じ基準で分類しておくと、次のアクションが決めやすくなります。直接「予算はありますか?」と聞くよりも、「検討段階」「導入希望時期」「どの立場で関わっているか」を選択式で聞くほうが答えやすく、相手の心理的な負担も減ります。
来場者の課題やニーズを具体的に収集する
展示会後のメールや電話で話が進まない原因は、「相手の課題がはっきりしない」「提案の方向性がズレている」ことが多いです。アンケートで事前にニーズを把握しておけば、最初の連絡から具体的な会話につなげやすくなります。
さらに、決裁に関わる立場や社内の検討体制、予算感のレンジなども聞ける形にしておくと、商談化の確度が上がります。ただし、質問を増やしすぎると回答負担が大きくなります。展示会は時間が限られるため、「次の提案に必要な最低限の情報」を無理なく集める設計が現実的です。
展示会後の営業フォローの優先順位を決定する
展示会後はリード(見込み顧客)が大量に集まる一方で、すべてに十分な対応ができず、フォローが遅れて機会を逃すこともあります。アンケート結果を活用し、「すぐ連絡すべき層」「継続的に情報提供する層」「情報提供だけで十分な層」に分けておけば、営業の時間を成果につながりやすい相手に集中できます。
優先順位を付ける際は、導入時期、課題の強さ、役職、関心テーマの一致などを組み合わせると判断しやすくなります。さらに「資料が欲しい」「デモを見たい」など希望するアクションまで聞けていると、初回連絡の内容も明確になります。整理ができているほど、フォローのスピードと質を両立しやすくなります。
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展示会アンケートの作り方
アンケートは質問を増やすほど情報は集まりますが、その分、回答してもらいにくくなり、内容も雑になりがちです。だからこそ最初に「何のために実施するのか」「集めた情報をどう使うのか」を決めたうえで、本当に必要な設問だけに絞ることが重要です。
ここでは、展示会アンケートの作り方について解説します。
アンケートで何を判断したいかを明確にする
まずは「アンケートの結果を見て、何を決めたいのか」を一文で言える状態にします。たとえば「商談化しやすい見込み顧客を見分け、展示会後3日以内に優先して連絡できるようにする」といった形です。目的がはっきりすれば、必要な質問も自然に絞り込めます。
次に、具体的な目標を設定します。回収数だけを追うのではなく、「ホットリードを何件獲得するか」「商談を何件設定するか」など、展示会後の成果に直結する指標を置くと運用しやすくなります。あわせて、回答データを誰が確認し、いつ活用するのかも決めておきましょう。
誰からどんな回答を取りたいかを定める
展示会には幅広い層が来場するため、全員に同じ質問をしても、欲しい情報が薄くなることがあります。そこで「狙いたい企業像」と「狙いたい担当者像」を分けて整理しておくのが効果的です。企業像は業種や規模、導入環境などで定義し、担当者像は職種や役職で考えるとまとめやすくなります。
ターゲットが明確になると、課題を聞く質問文や、関心テーマの選択肢も具体化します。逆にターゲットが曖昧なままだと、質問が無難な内容になり、展示会後のフォローも「何を提案すればいいかわからない」状態になりやすいです。
アクションから逆算して設問を洗い出す
次に、展示会後に取るべき行動から逆算し、必要な情報を洗い出します。ポイントは以下のように分けて考えることです。
- 連絡するために必要な情報
- 提案を組み立てるための情報
- 優先順位を決めるための情報
最初は多めに出して問題ありませんが、最終的には3分以内で回答できる量を目安に削っていきます。
また、名刺でわかる情報と、アンケートで取るべき情報を分けて整理すると、質問を絞りやすくなります。自由記述は有益な回答が得られる一方で入力の負担が大きいため、基本は選択式を中心にし、最後に1問だけ自由記述を置くなど、メリハリを付けるのが現実的です。
答えやすさを前提に設問の形に落とし込む
アンケートは答えやすさが最優先です。基本は選択式にして、選択肢も多すぎないように整えます。導入時期は「1か月以内」「3か月以内」「半年以内」「未定」など、営業が判断しやすい粒度にしておくと、後の優先順位づけがスムーズになります。
決裁権についても、いきなり「決裁者ですか?」と聞くのではなく、役職や担当領域を選んでもらう形にすると回答されやすくなります。課題については「困っていること」を選択肢で拾い、必要に応じて補足欄を設けると深掘りにも活用できます。
最後に「希望する次のアクション」を置けば、展示会後のフォロー方針も自然に決まります。
展示会アンケートの必須項目テンプレート
展示会アンケートは、情報を取り過ぎると回答が止まり、少な過ぎると活用できません。迷ったら「本人確認」「課題」「検討状況」の3点を軸にして設計することが効果的です。
ここでは、展示会アンケートの必須項目テンプレートについて解説します。
基本情報
基本情報の目的は「展示会後に確実に連絡できる状態を作ること」なので、項目は最小限で十分です。名刺を受け取れる場合は、会社名・氏名・メールアドレスは名刺で補完し、アンケートでは「部署名」「役職」「電話番号」などに絞ると入力負担を減らせます。
Webフォームを使う場合は、名刺OCRや入力補助機能を活用すれば、さらに手間を減らせます。また、連絡手段を選ばせる項目を1つ入れておくだけでも、展示会後のやり取りがスムーズになります。
入力精度を上げたいからといって、メールアドレスを再入力させると離脱につながりやすいです。確認の代わりに「メール・電話どちらが良いか」を選択式で聞くほうが、回答率を落としにくいでしょう。
現状の課題・ニーズの把握
課題を聞く設問は、展示会後の営業トークを進めるための入口になります。ただ自由記述だけにすると空欄が増えるため、まずは選択肢で回答しやすくし、補足として自由記述欄を添える形が現実的です。選択肢を「コスト削減」「業務効率化」「売上拡大」「品質改善」「属人化の解消」など、よくあるテーマに寄せるのもおすすめです。
また、自社の商品やサービスが複数ある場合は、課題をカテゴリ別に分けておくと、回答に応じて提案資料を切り替えやすくなります。さらに来場理由もあわせて聞いておくと、ブースで響いたポイントがわかり、フォローの文章も作りやすくなります。
導入予定時期・検討状況
導入予定時期は、フォローの優先順位を決めるうえで最も使いやすい情報です。導入時期が近いほど、今すぐ動く可能性が高いと判断できるため、優先して連絡すべき層が明確になります。
さらに検討状況も聞いておくと、提案の深さを調整できます。展示会直後に重い提案をすると警戒されやすいため、状況に応じて「資料→事例→デモ」のように段階を踏んで進めると自然です。
予算感・決裁権の有無
予算や決裁に関する質問は、聞き方を間違えると回答が止まりやすい項目です。ここは「直接聞かない設計」にするのがポイントです。決裁権の有無は「役職」や「導入検討での立場」を聞く形にすると、角が立ちません。
予算も正確な金額を求めるのではなく、レンジ選択にして「未定」も用意しておくと回答しやすくなります。さらに「見積もりが必要な時期」や「稟議に必要な資料」などを聞けると、次のやり取りがスムーズです。
自社製品・サービスへの関心度合い
関心度は、相手の温度感をはっきりさせるための項目です。ただ「興味はありますか?」と聞くだけでは曖昧になりやすいため、「どのテーマに興味があるか」「何を見て興味を持ったか」を選択式で聞くほうが実用的です。
たとえば主要機能や事例を並べて「知りたい内容を選んでください」とするだけでも、資料送付や提案準備が一気に進みます。
さらに、ブースで提示した資料名やデモ内容を選択肢に入れておけば、担当者が変わっても会話を引き継ぎやすくなります。「比較しているサービスがあるか」は任意項目にしておけば、競合対策の準備にも使えますが、聞きすぎにならないよう注意しましょう。
今後の希望アクション(資料送付・デモ・商談)
アンケートを商談につなげたいなら、希望アクションは必須です。これがあるだけで、営業側は相手のペースに合わせて次の連絡ができます。選択肢は「資料送付」「事例紹介」「オンラインデモ」「見積相談」「営業担当との打ち合わせ」など、段階を持たせると押し付け感が出ません。
さらに希望する連絡手段や連絡時間帯まで聞いておけば、初回接触がスムーズになります。すぐ商談を望まない層には、資料提供やセミナー案内に切り替えられるため、機会損失も減らせます。
展示会アンケートを作成する際のポイント
設問が良くても、運用が噛み合っていなければ商談にはつながりません。展示会は現場の動きが速いため、作成段階から「回収→集計→フォロー」までを一連の流れとして設計することが重要です。ここでは、展示会アンケートを作成する際に押さえておきたいポイントを解説します。
営業と設問要件をすり合わせておく
アンケートを作る前に、まず「展示会後、営業が最初に何を確認したいのか」を聞き出し、設問に反映させましょう。マーケティング側だけで設計すると、現場が欲しい情報とズレることがあります。たとえば、営業が導入時期を重視するなら早めにその質問を入れ、決裁への関与度を見たいなら役職や担当範囲を必須項目にする、といった形で調整します。
さらに「Aランクは当日中に電話」「Bランクは翌日にメール」「Cランクはナーチャリング」といった対応ルールまで決めておけば、展示会後に迷わず動けます。現場の負担を減らすために、ブースで会話内容を残せるメモ欄を用意したり、スタッフがチェックする項目を必要最低限にしたりする配慮も重要です。
回収から集計までの導線を先に設計しておく
アンケートは回収できても、集計に時間がかかるとフォローのスピードが落ちてしまいます。紙で回収する場合、入力作業がボトルネックになりやすいため、可能であれば会場でWebフォームに誘導する形がおすすめです。
Webフォームであれば、来場者が送信ボタンを押した瞬間にデータが反映されます。これにより、会期終了を待たず、「ホットリードが発生した瞬間に社内の営業担当へ通知を送る」といった、驚異的なスピードでの初動対応が可能になります。
また、集計をスムーズにするためには、回答内容から自動でスコアを付けられる設計が有効です。たとえば「導入時期が3か月以内なら+2点」のように基準を決めておけば、判断が属人化しにくくなります。最後に、名刺情報とアンケート回答を紐付ける手順まで決めておくと安心です。
個人情報の取り扱いルールを事前に示しておく
展示会アンケートでは連絡先を取得するため、個人情報の利用目的を明確に示すことが欠かせません。来場者は短時間で回答するため、「何のために使うのか」「誰が扱うのか」「連絡を止めたい場合はどうすればよいか」がわかると安心感につながります。
文面は長くしすぎず、「展示会後の資料送付、製品・サービスのご案内、お問い合わせ対応のために利用します」といった形で用途を具体的に書くと伝わりやすいです。さらにプライバシーポリシーへのリンクや問い合わせ窓口を添えると、より丁寧な印象になります。
個人情報の扱いが曖昧だと、回答率が下がるだけでなく、後の営業連絡でも不信感につながりかねません。回収率と信頼を両立するための前提として、必ず整備しておきましょう。
現場で迷わない質問文に整えておく
設問はできるだけ短い文章にし、選択肢も日常的な言葉に寄せることが大切です。展示会の現場では、来場者が立ったまま回答したり、次のブースを意識しながら入力したりするため、質問文が長いだけで離脱が起きます。
たとえば「課題」ではなく「お困りごと」、「導入時期」ではなく「いつ頃から検討したいですか」といったように、話し言葉に近づけると回答されやすくなります。
また、選択肢が細かすぎると迷って止まりやすくなるため、「その他(自由記述)」や「未定」などを用意しておくとスムーズです。回答の流れとしては、最初に軽い質問から入り、最後に連絡先や希望アクションへ進む形にすると、心理的な負担も減らせます。
回答時間を意識して設問数を絞っておく
設問数が増えるほど回収率は下がり、入力ミスも起きやすくなります。目安としては「3分以内で回答できる量」に収め、設問数の上限も決めておくのが安全です。どうしても多くの情報が必要な場合は、展示会当日は最小限に絞り、会期後のフォローの中で追加質問を行うなど、二段構えにするのが現実的です。
特に自由記述を複数入れると回答時間が伸びやすいため、入れるなら優先度の高い1問だけに絞るのがおすすめです。また、条件分岐を使って「関心がある人だけ追加質問に進む」といった設計にすれば、全体の回答時間を抑えつつ深い情報も回収できます。
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【そのまま使える】展示会アンケート設問テンプレート(スマホ/紙 共通)
展示会アンケートは、作り方のコツを押さえれば、営業フォローの精度とスピードを大きく改善できます。とはいえ、実際にゼロから設問を考えるのは手間がかかり、「結局どんな項目を入れればいいのかわからない」と迷う方も多いでしょう。
そこで次に、展示会でそのまま使えるアンケートテンプレート例を紹介します。
※所要時間:2分
問1:貴社名 ※必須
( )
( )
問2:部署名/役職 ※必須
( )
( )
問3:お名前 ※必須
( )
( )
問4:メールアドレス ※必須
( )
( )
問5:ご希望の連絡方法 ※必須(1つ選択)
□メール □電話 □どちらでもよい □連絡不要(情報だけ欲しい)
問6:今回の来場目的 ※必須(1つ選択)
□導入検討中の情報収集 □比較検討のため □課題の解決策探し
□最新情報/トレンド把握 □セミナー参加 □その他( )
問7:現在の課題・関心テーマ ※必須(複数選択可)
□コスト削減 □業務効率化 □売上/集客 □品質改善 □属人化の解消
□人手不足対応 □データ活用/可視化 □セキュリティ □その他( )
問8:導入検討状況 ※必須(1つ選択)
□導入を検討中(比較している)
□導入を検討中(情報収集中)
□今すぐではないが興味がある
□現時点では検討していない
問9:導入希望時期 ※必須(1つ選択)
□1か月以内 □3か月以内 □半年以内 □1年以内 □未定
問10:今後希望する対応 ※必須(複数選択可)
□資料送付を希望する □事例(自社に近い企業)を知りたい □料金/プランを知りたい
□オンラインデモを見たい □見積もり相談をしたい □担当者と打ち合わせしたい
□今回は情報収集のみ(連絡不要)
(任意)その他ご要望:
( )
( )
――――――――――――――――――
【個人情報の取り扱い(例)】
ご記入いただいた個人情報は、展示会後の資料送付・製品/サービスのご案内・お問い合わせ対応のために利用します。本人の同意なく第三者に提供しません。
プライバシーポリシー:(URL )
□ 上記の利用目的に同意します(チェック)
展示会アンケートの作成なら「Synergy!」

展示会アンケートは、回収できたかどうかよりも、「回収した情報をすぐ営業にいかせるか」で成果が大きく変わります。アンケートの作成から回収、データ化、フォローまでを1つの流れとして設計できれば、展示会が商談の起点として機能しやすくなります。
そこでおすすめなのが、当社の「Synergy!」です。ここでは、展示会アンケートの作成で「Synergy!」を活用するポイントについて解説します。
「Synergy!」とは
「Synergy!」は、顧客データベースとフォーム・アンケート機能、メール配信などを組み合わせて運用できる、国産のクラウド型CRMシステムです。会期前に案内メールを送り、展示会当日はスマホ対応のWebアンケートを実施し、回答はそのままデータとして蓄積できます。さらに会期後は、お礼メールやセグメント配信につなげるといった流れを作りやすい点が特長です。
紙のアンケートを回収して後から入力する運用では、人手と時間がかかり、フォローが遅れやすくなります。一方でWeb化しておけば、回答した瞬間にデータ化されるため、すぐ次の施策に活用できます。展示会は初動が重要なので、会期後の機会損失を減らす手段としても検討しやすい仕組みです。
参考記事:CRM・顧客管理システム「Synergy!(シナジー)」
「Synergy!」の強み
「Synergy!」のアンケート機能は、回答を集めて終わりではなく、その後のフォローや営業活動につなげやすい点が強みです。
スマートフォン・PCどちらにも対応したWebフォームで回収でき、条件分岐や複数ページ構成にも対応しています。そのため、来場者の負担を抑えながら必要な情報だけを効率よく取得できます。回答データは顧客データベースに自動で蓄積され、属性情報や過去の履歴とも紐付けて管理できるため、展示会後すぐに優先順位づけやセグメント抽出が可能です。
さらに、回答者へのお礼メールや社内への通知メールを自動化できるため、初動対応の遅れを防げます。集計やCSV出力まで一気通貫で行えるので、展示会後の運用が属人化しにくく、仕組みとして回しやすい点も特長です。
参考記事:イベント来場者にアンケートを実施したい
展示会のアンケート作成事例
シスメックス株式会社では、展示会で名刺を回収するだけでは見込み顧客の温度感がわからず、フォローの優先順位を付けにくいという課題がありました。そこで、ブースにiPadを設置し、来場者にWebアンケートへ回答してもらう運用を導入しています。
回答データにはIDを付与し、後から名刺情報と突合して顧客データベースへ自動登録する仕組みを構築しました。端末を入口にしたことで話題性も生まれ、回答率が向上し、獲得できるリスト数も従来より大きく増えています。
さらにアンケート内で導入意向や検討時期を取得し、見込み度の高い層を抽出して、早期に営業が接触できる体制を整えました。来場御礼メールも自動配信し、展示内容に関連するWebコンテンツへ誘導することで、会期後の接点づくりと商談化の確度向上につなげています。
展示会アンケートに関するよくある質問
展示会アンケートは、作り方に正解があるわけではないため、現場で迷いやすいポイントがいくつもあります。ここでは、展示会アンケートに関するよくある質問について解説します。
展示会アンケートは何問くらいが適切ですか?
目安は「3分以内で答えられる量」です。設問数としては、必須項目だけに絞るなら10問前後、最大でも15問以内に収めるのが現実的です。展示会では来場者が複数のブースを回っているため、回答が長いほど途中で離脱されやすくなります。
まずは、基本情報・課題・検討状況・希望アクションといった核となる項目を押さえ、それ以外は任意にするのが基本です。より深い情報が欲しい場合は、会期中は短く回収し、会期後のお礼メールや資料送付の流れで追加質問を行うほうが、回答率と情報量のバランスを取りやすくなります。最初から完璧を目指すより、運用しながら調整していくのがおすすめです。
紙のアンケートとWebフォーム(QRコード)は、どちらが回収しやすいですか?
回収しやすさは会場の導線や運用体制によって変わりますが、集計や活用まで考えるとWebフォームのほうが扱いやすいケースが多いです。Webフォームなら回答がそのままデータ化されるため、入力や転記の手間を減らせます。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です
特に展示会では「その場で回答できるWebアンケート」との相性が良く、帰宅後に回答してもらう紙の形式は回答率が下がりやすい点に注意が必要です。
展示会アンケートから商談へつなげるには?
商談化のポイントは、①優先順位づけ、②初動の速さ、③次のアクションが明確な導線、の3つです。アンケートで導入時期・課題・役職・希望アクションを回収し、温度感に応じてA・B・Cのように分類しておけば、連絡すべき順番が自然に決まります。

次に、会期後はできるだけ早く(理想は数日以内)お礼と要点を送ることが重要です。テンプレート文面を一斉送信するのではなく、アンケート回答の一部に触れて「会場での会話が続いている」印象を作ると、返信率が上がりやすくなります。
最後に、相手の希望アクションに合わせて、資料→事例→デモ→打ち合わせのように段階を用意しておけば、無理なく商談へ進めます。展示会アンケートは、単なる情報収集ではなく「次の会話を作るための道具」として設計しましょう。
まとめ
展示会アンケートは、名刺交換だけでは見えにくい「来場者の温度感」や「課題」を可視化し、会期後の営業フォローを効率化するための重要なツールです。しかし、名刺情報との紐付けやデータベースへの登録が手作業では、結局スピード感のある対応は難しくなります。
こうした課題を解決するために役立つのが当社の「Synergy!」です。スマートフォンやタブレットに対応したWebアンケート機能を使えば、会場で入力された情報はリアルタイムで顧客データベースに蓄積されます。これにより、会期終了を待たずに「今すぐフォローすべき顧客」をリスト化し、お礼メールの自動配信や営業への通知を即座に行う体制が整います。
「Synergy!」を提供するシナジーマーケティングは、システムの提供にとどまらず、回答率を高めるアンケート設計や、集めたデータを活用したメールマーケティング支援までをトータルで行っています。「展示会後のフォローが遅れがち」「集めた名刺を商談につなげきれていない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
CRMシステム「Synergy!」の特長が機能別でわかる資料です!
関連情報
※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。






