メルマガの作り方とは?配信のコツや便利なツール・成功事例を解説
<この記事でわかること>
- 効果的なメルマガ作成は、目的・ターゲット設定から始まり、コンテンツ企画、リスト整備、件名・本文作成、配信前チェック、そして効果測定と改善という一連のPDCAサイクルを回すことが成功の鍵です。
- 開封率を高めるには、ターゲットに合わせた時間配信や「1通1メッセージ」の原則が重要です。また、「特定電子メール法」の遵守や誤送信防止といった、ビジネスで不可欠なルールも徹底しましょう。
- これらのプロセスを効率化し、開封率やクリック率の分析・改善を継続的に行うためには、セグメント配信や効果測定機能を備えたメール配信システムやMAツールの活用が効果的です。
メルマガ配信は、見込み顧客や顧客とコミュニケーションを取ることで信頼関係を構築できる有効な施策です。しかし、作り方がわからず、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、効果的なメルマガの作り方を10の手順に分けて説明したうえで、メルマガを作る際に知っておくべきポイントや配信のコツ、注意点を解説します。メルマガを作る際に便利なシステムやツール、メール配信システムを活用した成功事例もご紹介しますので、メルマガ運用をはじめたい方は参考にしてください。
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<目次>
効果的なメルマガの作り方
効果的なメルマガの作り方は、以下の10の手順によって成り立っています。
1. メルマガ配信の目的を明確にする
2. ターゲットとコンセプトを設定する
3. コンテンツ企画とテーマ設計をする
4. 配信形式・配信頻度を決定する
5. 配信リストを整備・管理する
6. 件名・タイトルを作成する
7. 本文構成を作成し執筆する
8. 配信前チェックと法的確認
9. テスト配信で動作確認
10. 効果測定・改善を繰り返す
各手順の重要なポイントや進め方を解説します。
1. メルマガ配信の目的を明確にする
メルマガは、配信目的によって配信内容や配信方法、成果指標(KPI)が変わります。そのため、「誰に、何を、なぜ届けるのか」を最初に言語化しておくことが重要です。
主な配信目的には、既存顧客のリピート促進、新規顧客の獲得、ブランド認知、セミナー集客などが挙げられます。
2. ターゲットとコンセプトを設定する
配信目的が決まればターゲットとコンセプトを設定します。ターゲットは、属性、関心、購買ステージなどを明確にして設定しましょう。また、「誰に、どんな価値を届けるのか」といったメルマガのコンセプトも具体的に決めることが重要です。
例えば、以下のようにターゲット設定を行うことで、最適なコンテンツ設計が可能になります。
【ターゲット例】
- 過去にサービス資料を請求したが未契約のBtoB顧客
- 初回購入後リピートがないEC会員 など
加えて、顧客の属性(業種、企業規模、行動履歴など)に応じて配信リストを細分化し、内容を出し分けることで、より高い反応率を狙えます。
3. コンテンツ企画とテーマ設計をする
決定した目的とターゲット、コンセプトに基づいて、配信するネタやシリーズなどのコンテンツ企画を設計します。配信内容は、読者ニーズに応える必要がありますが、読者が求める情報だけを配信してもメルマガ運用の効果は期待できません。
そこで、活用したいのが、マーケティングの基本フレームワークである「3C分析」です。「Customer(顧客)」「Competitor(競合)「Company(自社)」の3つの観点から自社事業の方向性を洗い出すことで、ユーザーの悩みを解決できる自社の強みを明確にし、より実効的なコンテンツを設計できます。
4. 配信形式・配信頻度を決定する
続いて、メルマガの配信形式と頻度を決定します。HTML形式は、画像や装飾、CTAボタン配置による視覚的な訴求力が高いのが特長です。一方で、テキスト形式はシンプルでデータ容量も軽量なため、初心者でも取り組みやすくすべてのデバイスで確実に表示できます。自社のコンテンツを届けるには、どちらの形式が適しているかを検討しましょう。
また、配信頻度は、自社の状況やターゲットに応じて決めます。週1や月2など、無理のないペースで継続できるよう設計しましょう。なお、ステップメールやセグメント配信などの戦略もここで検討します。
5. 配信リストを整備・管理する
さらに、配信先リストを作成します。名刺やフォーム、既存顧客情報を基に、リストを整備しましょう。リストを分けることで、適切なセグメント配信が実現し、ユーザーの満足度向上に貢献します。
なお、誤配信や情報漏えいを防ぐためにも、リストによるグループ分けや属性管理を徹底することが重要です。オプトイン(配信許可)の取得や配信同意の確認もこのタイミングで忘れずに行います。
6. 件名・タイトルを作成する
メルマガの「件名(タイトル)」は開封されるかどうかを決める重要な要素です。ビジネスパーソンに届くメールは、平均で1日60通といわれており、競合他社のメールに埋もれないためにも、ユーザーの興味関心を喚起できる件名を作成することが大切です。
4U原則(有益性・緊急性・超具体性・独自性)を意識し、ユーザーの開封行動を促す件名を設定しましょう。また、メーラーによっては表示される文字数が限られます。ユーザーの理解を促すためにも、20〜25文字前後で簡潔かつ印象的な件名を作成するのがおすすめです。
なお、メルマガの件名の役割や作り方については、こちらの記事を参考にしてください。
7. 本文構成を作成し執筆する
件名が決まれば、本文の構成を作成していきましょう。一般的なメルマガは、ヘッダー → 挨拶 → リード文 → 本文 → CTA → フッターの順に構成されています。
- ヘッダー:メルマガを開封してすぐに視界に入る場所。件名や号数、配信テーマを記載してユーザーの関心を引きます。
- 挨拶・リード文:本文へとつなぐ役割を果たします。ユーザーの悩みへの共感、時事ニュース、本文のまとめを記載しましょう。
- 本文:ユーザーに読んでほしいメインコンテンツを記載します。売込みではなく、読者にとっての価値を盛り込むことで、読み進めてもらいやすくなります。
- CTA:読者に訴求したい内容や行動喚起を記載します。
- フッター:配信者の企業名や担当者名、住所、連絡先、オプトアウトの記載を行います。
本文を執筆する際は、商品・サービスの紹介や購入への誘導など、自社の宣伝ばかりになりがちです。ユーザーに継続的に読んでもらうためにも、読み手にとっての「価値」提供を重視し、悩みや課題を解決できる情報を中心に記載するように心がけましょう。
また、物理的な読みやすさも大切です。テキスト形式では空白や改行、記号などの活用、HTML形式では、段落設定や装飾も利用しながら、読みやすい構成を整えてください。
8. 配信前チェックと法的確認
メール本文が完成すれば、配信前のチェックを行います。特に、以下の内容は必ず確認しましょう。
- 配信解除リンクの設置(特定電子メール法における義務への対応)
- マルチパート配信の設定(HTML+テキスト両対応)
- 誤字脱字、リンク切れ、宛先のチェック
予約配信をする際は、配信日時の確認も行いましょう。
9. テスト配信で動作確認
文面に問題がなければ、テスト配信を行います。PCやスマホなどの複数端末、複数ブラウザで表示テストを実施しましょう。テスト配信では、レイアウト崩れや読みづらさがないかを必ず確認してください。
なお、メルマガの作成者と確認担当者が同じ場合、ミスに気が付きにくくなります。実配信前に必ず社内メンバーでチェックを共有することが重要です。
10. 効果測定・改善を繰り返す
メルマガの配信後は効果測定を行い、開封率・クリック率・コンバージョン率を定期的に分析します。内容の異なるメールを複数送信するABテストを実施し、件名や配信時間を改善していきましょう。Googleアナリティクスとの連携で、Web側の動きも可視化することが、より良い配信の実現に役立ちます。
メルマガを作る際に知っておくべきポイント
メルマガを作る際は、より多くのユーザーにとって理解しやすい文章、内容を心がけることが大切です。また、メッセージ性が薄まらないように、1通につき1つのメッセージにとどめるなどの工夫も行いましょう。
誰でも理解できるわかりやすい文章を心がける
メルマガは幅広い読者が読む可能性があります。そのため、専門用語や業界用語を使いすぎず、小学生でも理解できるような平易な言葉で書くことが大切です。特に、文章が長くなりすぎると読みにくくなるため、一文はなるべく短く区切り、内容がひと目で伝わるように心がけてください。
また、要点を明確に伝えるには、箇条書きや小見出しの活用がおすすめです。視覚的にも内容を整理できるため、読みやすさが向上します。
1通につき1つのメッセージに絞る
一度に複数の情報を盛り込みすぎると読者が混乱し、結局何を伝えたいのかが曖昧になってしまいます。そのため、1つのメルマガには1つのメッセージだけを明確に盛り込むようにしましょう。
読者に「どう行動してほしいか」を1つに絞ることで、メールからの反応率やクリック率を高める効果も期待できます。また、内容に一貫性を持たせると、メルマガ全体の印象がスッキリし、読み終えた後に自然と行動したくなる流れを作ることが可能です。
重要な内容はファーストビューに入れる
本文の構成を作成する手順でもお伝えしましたが、ファーストビューを意識した構成にすることで、本文を読み進めてもらいやすくなります。読者の多くはスマートフォンでメールを開くため、スクロールしなくても見えるヘッダーの「ファーストビュー」に最も伝えたい情報や訴求ポイントを配置するのが良いでしょう。
メールを開いた瞬間に視界に入るファーストビューに興味を引く見出しや問題提起を配置することで、続きを読んでもらえる可能性が高まります。画像よりもテキストを重視した構成にし、どのデバイスでも安定して情報が表示されるように配慮すると安心です。
自社らしさ・個性を取り入れる
メルマガは、単なる情報発信ではなく、ブランドの「声」を届ける重要なコミュニケーションツールであるため、自社らしいトーンや独自の言い回しを意識することが大切です。読者との距離感を縮め親近感を持ってもらうために、堅苦しすぎず、まるで会話をしているかのようなフレンドリーな文体を使うのも効果があります。
運用方針は決まっていても、実際に運用してみないことには、自社らしさは見えてこないものです。メルマガを定期的に配信し、読者の反応を見ながらトーンや構成を柔軟にアップデートして、常にブランドの魅力が伝わる表現を模索していきましょう。
CTAは数も控えめにしてシンプルにする
メルマガ内で行動喚起(CTA)を多く入れすぎると、読者からの信頼を損ない逆効果になってしまいます。そのメールを通じて「何をしてほしいのか」を1つに絞り込み、読者が迷わずに行動できる構成を整えましょう。
特に、CTAを強調しすぎるボタンやバナーがいくつも並んでいると、営業感が強くなり警戒されてしまうため、適度なデザインと配置を心がけることが大切です。メルマガ配信においてCTAは重要な要素ですが、本文の流れの中で自然に設置しましょう。読者が「自分ごと」として捉えられるような文脈に沿って案内することで、より高いクリック率、コンバージョン率が期待できます。
メルマガ配信のコツ
メルマガの成果を最大化するには、読者目線に立った運用が不可欠です。以下の3つのコツを取り入れながら、継続的に取り組みましょう。
読者の関心を引く内容を届ける
メルマガ配信では読者の関心を引くためのテーマ選びが重要です。ターゲットの属性や興味関心に合ったテーマを選び、情報提供型のコンテンツを中心に構成しましょう。また、一方的な宣伝ではなく、役に立つノウハウやヒントを提供することで価値を感じてもらい、信頼を得やすくなります。
さらに、季節やトレンドを意識したタイムリーな話題を取り入れると、開封率・閲覧率を向上させる効果が期待できます。
開封されやすい時間に配信する
メルマガの開封率を向上させるには、ターゲット層の行動パターンに合わせて、配信することが重要です。朝・昼・夜など、時間帯を検証しながら調整を行いましょう。
ビジネスパーソン向けなら、平日朝の通勤時間やランチタイム、主婦・主夫層なら、家事の合間などが効果的です。さまざまな時間帯で検証し、データを基に開封率や反応率が高い時間帯を測定することで、最適な配信タイミングを見つけられます。
配信結果を測定して改善にいかす
メルマガは「送って終わり」ではなく、配信後の効果分析と改善が重要です。代表的な指標には以下のものがあります。
- 開封率(OR):件名が興味を引いたか
- クリック率(CTR):本文やCTAの訴求力
- コンバージョン率(CVR):最終成果への導線設計
また、件名や配信時間、コンテンツ内容はABテストを実施して、どの要素が最適かを比較検証することが効果的です。さらに、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回しながら、継続的な精度向上を図りましょう。
メルマガ配信の際の注意点
メルマガは、ただ送れば良いのではなく、特定電子メール法や読者の状況に配慮して配信することが重要です。ここでは、特に注意したい3つのポイントを解説します。
法律とマナーを守った配信を徹底する
メール配信には、「特定電子メール法」などの法律が深く関わります。事前に、しっかりと内容を確認して法令違反のない運用を行いましょう。
特に、配信前に同意を得る「オプトイン」と、いつでも配信停止できる「オプトアウト」のルールには留意しなければなりません。許可を得ていない相手に無断でメルマガを送らないよう、オプトイン(配信許可)の取得を徹底してください。また、配信するメールの本文に、配信停止(オプトアウト)リンクを必ず設け、読者が簡単に配信を解除できる仕組みを整えましょう。
誤送信や個人情報の取り扱いミスを防ぐ
多数に対してメールを配信するメルマガでは、誤送信や個人情報の漏えいに気をつけなければなりません。配信前に、宛先や本文、件名などのダブルチェック体制を設け、誤送信を防止しましょう。
また、BCC(他の受信者のメールアドレスを受信者に表示しない配信設定)とCC(すべての受信者のメールアドレスが表示される配信設定)の使い分けを間違えないことも大切です。個人情報が漏えいしないように細心の注意を払いましょう。そのためには、顧客データベースの管理を厳格に行い、不要な個人情報の保持・共有は避けることが大切です。
過剰な装飾や画像挿入を避ける
メールに画像を多用するとデータ量が大きくなるため、読み込みに時間がかかり、閲覧を妨げる要因となる可能性が高まります。また、テキストの装飾(色、サイズ、フォント)を過剰に行うと視認性が下がり、読者に不快感を与える場合もあります。
HTML形式で配信する際は、メールの容量が大きくなりすぎないよう注意し、読みやすく軽量なデザインを心がけましょう。
メルマガを作る際に役立つツール①メール配信システム
メルマガを配信する際は、メールの一斉配信やステップメールなど、効率的な配信機能が搭載されたメール配信システムの利用がおすすめです。
HTMLエディタによるノーコードでのメール作成や読者リスト管理、日時予約配信、セグメント配信による内容のパーソナライズなど、メルマガに必要な機能が揃っています。多くのツールが開封率やクリック率などの効果測定にも対応しているため、運用改善にも貢献します。
メール配信システムを導入するメリット
メール配信システムを導入すると、手作業を減らして配信作業を効率化できるため、人的リソースの負担を軽減できます。
また、配信の自動化機能により、配信ミスの防止やスケジュール通りの運用が実現しやすくなるのもメリットです。さらに、効果測定機能により、開封率やクリック率などの結果を可視化し、改善につなげやすくなります。
メール配信システムの選び方
メール配信システムにはさまざまな種類があり、機能や規模感、費用が異なります。そのため、システムを導入する際は、自社の配信目的に合ったステップメールやセグメント配信などの機能が備わっているかを確認することが重要です。
また、HTML形式での配信を予定している場合は、直観的なエディタを搭載しておりHTMLメールの作成が簡単に行えるか、操作性やUIが自社の担当者のレベル感に適しているかをチェックしてください。
さらに、ベンダー提供のシステムを利用するクラウド型か、自社でシステムを構築するオンプレミス型かといった導入形態、費用や導入の手軽さも合わせて比較し、自社に最適なツールを選定しましょう。
おすすめメール配信システム「Synergy!」の機能詳細を紹介!
「Synergy!」メール配信機能の特長をご紹介した資料です。まずは機能詳細を理解し、自社の課題解決に適しているかご検討ください。
メルマガを作る際に役立つツール②MAツール
マーケティング全体のプロセスを自動化・可視化するMAツールにも、メルマガ配信に役立つ機能が搭載されています。
MAツールでは、顧客の行動ログ(Webサイト閲覧、資料DLなど)を取得し、営業や集客に役立てることが可能です。これらのデータをCRM・SFAなどと連携し、社内のマーケティング・営業活動全体を統合管理できます。
MAツールを導入するメリット
メルマガ配信にMAツールを活用すれば、顧客ごとの興味や行動に合わせたアプローチが可能となり、リードの育成効果が期待できます。
また、業務を自動化させることで、手間をかけずに継続的かつ効果的なメルマガ配信が実現できるのもメリットです。ABテストや効果測定、セグメント配信などの高度な施策が実行できるため、データをいかしながらメルマガの成果を最大化したい企業には、MAツールの導入がおすすめです。
MAツールの選び方
MAツールを導入する際は、自社のマーケティング成熟度や人材リソースに合った難易度・機能のツールを選定することが大切です。CRMやSFAなど既存ツールとの連携のしやすさを確認し、業務の一元化を図りましょう。
ただし、実際に利用してみないことには、業務への有用性を判断できません。無料トライアルやデモがあれば積極的に活用し、実際の操作性やベンダーのサポート体制をチェックしたうえで導入を進めるようにしましょう。
メール配信システムを活用したメルマガの成功事例
ここからは、メール配信システムを活用したことでメルマガ配信に成功した3つの事例をご紹介します。
株式会社チョイスホテルジャパン|メルマガ経由のホテル予約が130%UP
ホテルのフランチャイズを全国展開している株式会社チョイスホテルジャパンでは、Synergy!を導入した結果、メルマガ経由のホテル予約の130%UPに成功しました。
Synergy!の導入前は、別のツールを利用し、直接HTMLを書いてメールを作成していました。配信頻度を増やすうえで、HTMLの知識に限界を感じます。そこで、デモ画面を操作して直観的な使いやすさや画面の操作性の良さから、メール配信システムとしてSynergy!を導入したところ、メールの作成時間を最長1日から2時間ほどに短縮できるようになりました。
また、配信本数も週1回から2~3回へと増やせるようになり、セグメント配信も活用しながら顧客接点の強化を進めています。
タカノ株式会社|開封率+10%、月の問い合わせ数も20件から71件に
BtoB製造業を展開するタカノ株式会社では、Synergy!の導入によりメルマガ開封率を10%UPさせ、問い合わせ件数の3倍増にも成功しました。
同社の営業部門は少数精鋭型で、新規案件の開拓に対する人手不足が課題となっていました。そこで、ITを活用した問い合わせを増やすために、営業担当によるメルマガ配信を始めたものの、不定期な配信となってしまい、ノウハウを貯めることも困難でした。
そこで、文面作成からシステム構築まで、包括的にプロのサポートを受けられるSynergy!を導入しました。現在では、メルマガ配信を毎月継続し、ステップメールやリターゲティングメール配信、アンケート送信なども実施しています。セグメントにより事業内容に応じたコンテンツを作成・配信できるようになった結果、顧客との関係構築に大きく貢献し、メール開封率は24%から35%に向上、問い合わせ件数も約3倍の成果を得ています。
一般社団法人アジア太平洋研究所|メール開封率が40%にUP
一般財団法人アジア太平洋研究所では、フォーラムやセミナーなどで接点を構築できた参加者や研究所の会員情報が散在し、担当者変更による属人化が生じていました。
そこで、情報を一元管理しメールによる情報発信を行う目的で、操作面、機能面の要件が一致し、自社のWebサイトを構築するCMSとの親和性の高さからSynergy!を導入します。会員情報の分散にはデータベース機能を活用し、リスト管理を行いました。また、フォーム作成機能によりメルマガ登録の申し込みフォームを作成し、会員情報を収集しはじめます。
さらに、メール配信機能を使いHTMLメールに切り替えて配信したところ、月に2~4回行っているメルマガの平均開封率が40%に向上し、クリック率は21%、配信数に対するクリック率は約9%を記録しました。従来の配信結果に比べて、高い開封率とイベント開封率を維持しています。
まとめ
メルマガの基本的な作り方は、配信目的を明確にし、ターゲットとコンセプトを設定することから始まります。基本的な運用方針が決まれば、配信形式や頻度を決定し、配信リストを整備しましょう。件名、本文を設定した後、配信前に解除リンクの設置やマルチパート配信の設定、リンク切れ等を確認します。誤送信を防ぐために、宛先のチェックも忘れずに行いましょう。
メルマガは、配信した後も継続的な効果検証と改善を行うことが重要です。当社の「Synergy!」には、メルマガ配信に特化した機能も搭載しています。CRM機能によるデータベースとの連携により送信先リストを管理できます。また直観的に操作できるHTMLエディタにより、ノーコードで独自性の高いメールを簡単に作成できます。
Synergy!を提供するシナジーマーケティング株式会社は、20年以上にわたりCRM・MA分野をリードしてきた企業です。Synergy!に加え、Salesforceユーザー向けMAツール「Synergy!LEAD」、施策運用を支援するデジタルマーケティング支援事業も展開しています。メルマガ施策に本腰を入れたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

伝えたいマーケティングメッセージを、お客様にきちんと届けるために。
統合顧客管理(CRM)システム「Synergy!(シナジー)」
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※記載されている内容は掲載当時のものであり、一部現状とは内容が異なる場合があります。ご了承ください。