事例
株式会社メディックメディア

「データ抽出に半日」の課題を直感的なUIで解決。
Synergy!導入で実現した、組織全体で取り組むメールマーケティングの土台作り

利用サービス
Synergy!
機能/支援内容
メール配信
インタビュー参加者

写真右から

島田 崚晟
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業本部 パートナーサクセス部 パートナーアライアンスG マネージャー

山田 氏
株式会社メディックメディア 医学系コンテンツ事業部 コンテンツマネージャー

本郷 氏
株式会社メディックメディア 医学系コンテンツ事業部・デジタル戦略室

河野 氏
株式会社メディックメディア 販売管理部 マネージャー

池田 真誠
シナジーマーケティング株式会社 クラウド事業本部 カスタマーサクセス部 第4アカウントソリューションG

※部署名・役職は取材当時(2026年6月)のものです

導入前の課題

医療系国家試験向けデジタル教材の拡充にともない、メール配信の重要性が高まった一方、配信のたびにCSVを抽出・加工・入れ替える手作業に最低1〜2時間を要していました。作業が一部のスキルを持つメンバーに集中し、配信業務のボトルネックとなっていました。

選んだ理由

配信対象の絞り込み画面が直感的で、AND・OR条件の複雑な組み合わせでも迷わず設定できる操作性が決め手になりました。また、自社システムとのデータ連携により、毎回の手動抽出・加工作業をゼロにできる点も高く評価されました。将来的なマーケティング活用への拡張性も選定を後押ししました。

得られた効果

データ連携の仕組みにより、CSVの手動抽出・加工・入れ替えが不要になり、配信作業時間が最低1〜2時間から約10分に短縮されました。直感的な絞り込み画面によって配信業務を担えるメンバーが増え、開封率・CVRなどの数値も正確に計測できるようになりました。

医学生や看護学生向けをはじめ、医療従事者向けの国家試験対策問題集や参考書などを幅広く展開する株式会社メディックメディア。同社では、教材のデジタル化が加速するなかで、ユーザーとのコミュニケーション手段としてメールの重要性が高まっていました。しかし、従来のシステムでは配信対象者の抽出やデータ加工に多大な手間がかかり、特定の権限・スキルをもつ担当者でなければ対応できないボトルネック化が課題となりつつありました。
今回は、「Synergy!」の導入によって「2時間かかっていた作業を10分へ短縮」し、組織全体でメール施策に取り組める環境を構築された経緯について、山田様と河野様、本郷様にお話を伺いました。

導入の背景:デジタル化の加速に伴い、メールコミュニケーションの重要性が増加

島田 まずは今回、メール配信システムの入れ替えを検討され始めた背景について教えてください。

山田氏 弊社ではこれまで、紙の書籍の販売促進に合わせて電子版のご案内をするという形が多く、メールは障害などの重要な通知や新商品の発売通知などに限定して利用していました。
しかし近年、学生さんの勉強スタイルも変わり、iPadなどのタブレットとスマートフォンだけで学習を完結させる方が増えてきました。業界全体としてデジタル化が加速するなかで、弊社のデジタル教材の比率も上がり、ユーザー数も増加していきました。その結果、キャンペーンなどの施策も増え、ユーザーとコミュニケーションをとる手段としてメールの重要性が次第に高まってきたのです。

島田 なるほど、紙のパンフレットを学校や書店に置くという従来のアプローチから、デジタル上で直接ユーザーにアプローチする手法へシフトしていったのですね。

山田氏 そうですね。加えて、医学以外の分野でもサービスをスタートさせることが増え、社内の各部署からも「メール配信をしたい」というニーズが高まってきました。しかし、従来のシステムではその要望に応えきれない状況になっていました。

島田 当時のシステムでは、具体的にどのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?

山田氏 一番の課題は、配信対象者の抽出とデータ加工作業が非常に複雑だったことです。
数十万件のユーザーデータをダウンロードし、別のデータベースにある「誰がどのコンテンツを使えるか」というライセンス情報とCSV上で突き合わせて抽出する、という手作業が発生していました。この加工に権限とスキルが必要なため、特定のメンバーにしか作業ができないボトルネックの温床になっており、1通送るための準備に半日近くかかってしまうこともあったのです。

島田 それが1通の配信ごとに発生していたわけですね。

山田氏  そうなんです。また、メールを送る際に都度、前回配信分のリストを削除するという作業が発生しており、CSVの加工も含めて、トータルで最低1〜2時間かかっていました。

島田 担当できる方も限られていたのでしょうか。

山田氏 個人情報を含むデータを扱うので、アクセス権を持った人間でないとできません。加えて、元データの項目名は英語の変数名ですし、コード値だけが入っていて外部データと結合が必要なカラムも多いので、抽出作業も容易ではありませんでした。権限だけでなく一定の知識とスキルが必要で、誰にでも任せられる作業ではなかったですね。

導入の背景:デジタル化の加速に伴い、メールコミュニケーションの重要性が増加、について語られる

導入の決め手:決め手は絞り込み画面の「直感性」。複雑な条件設定でも迷わず使えるUIが選定を決めた

島田 ツールの導入を検討された際に、重要視されていた観点を教えてください。

山田氏  まず大前提として、自社システムとデータ連携ができ、個人情報などリスクの高い情報を直接触らせずに作業できるセキュリティ環境が必須でした。その上で最も重視したのが「非エンジニアでも直感的に操作できる使いやすさ」です。

島田 複数のツールと比較されたと伺っていますが、「Synergy!」を選ばれた決め手はどのあたりでしたか。

山田氏 実際にいくつか触ってみたんですが、条件設定の画面が直感的にわかりやすかったのが「Synergy!」でした。他のツールは、触ってみたメンバーにとってはちょっと複雑に感じたんですよね。あるツールでは、我々がマニュアルを理解しきれず、メール作成の画面と絞り込みの設定画面が分断されていて、どう組み合わせたらいいのかよくわからなくなってしまって、諦めたこともありました。

島田 「Synergy!」の絞り込み画面は、その点で違いを感じていただけましたか。

山田氏 「Synergy!」の場合、左側にAND・OR条件が並んでいて、自分が意図している条件の組み合わせがすんなり設定できたんです。弊社は、AND・ORの複雑な組み合わせが必要な場面が多いので、そこが迷わずできるというのは大きかったですね。触ってみて、一番使いやすいという実感が持てたのが決め手でした。
また、メールの設定画面が配信時間の設定→配信条件の設定→件名/差出人の設定→本文の設定と1画面で完結するので、UXの観点で迷いが生じなかったこともポジティブなポイントでした。

河野氏 当初抱えていた「作業の複雑化・ボトルネック化」という課題が、このUIで本当に解決できるかという視点で丁寧に確認しました。UIが使いづらいものを選んで現場が混乱しては本末転倒ですからね。

島田 ありがとうございます、「Synergy!」の操作性をご評価いただき嬉しく思います。価格面では他社が優位な部分もあったと伺っていますが、その点はいかがでしたか?

山田氏 正直、価格面は他社が有利なケースもありましたし、社内での議論もありました。ただ、私たちは単にメールを配信するというだけではなく、将来的に会員とのコミュニケーションをもっとマーケティングとして活用していきたい、という見据え方をしていたので、拡張性の高さも含めて判断しました。LINEやプッシュ通知など、マーケティングツールとして広げていける余地があるというのも、後押しになりましたね。

導入の決め手:決め手は絞り込み画面の「直感性」。複雑な条件設定でも迷わず使えるUIが選定を決めた、について語られる

導入後の成果:配信業務が標準化され、最低1〜2時間かかっていた作業が約10分に

島田 実際にシステムが稼働し始めて、配信業務全体の雰囲気や体制にはどのような変化がありましたか?

河野氏 当初の課題は無事に解決でき、懸念していた社内部署への展開も非常にスムーズに進んでいます。全体として大変満足していますね。

島田 ありがとうございます。河野様にそう言っていただけると安心いたします。今回は現場の体制変更も大きなテーマでしたが、実際に日々配信業務を担当されている立場から見て、リアルな変化はいかがでしたか?

本郷氏 以前はデータ抽出の専門知識を持つ担当者しか操作できませんでしたが、「Synergy!」は深い知識を持たない私でも簡単に扱うことができました。この「専門知識がなくても使える」という点が本当に素晴らしいと感じています。

島田 専門知識の壁をツールが壊してくれたのですね!誰もが迷わず触れるというのは、運用を広げる上で本当に心強い要素だと思います。ちなみに、一番のボトルネックだった「作業時間」という点では、具体的にどれほどの変化があったのでしょうか。

本郷氏 メール本文の内容が完成していれば、配信対象の絞り込みから配信設定まで10分程度で完了します。本文の作成を含めても1時間ほどで配信できるようになりました。

島田 以前は最低でも1〜2時間、長いと半日かかっていたあの重労働が、そこまで短縮されたのは驚きです。

本郷氏 おっしゃる通りです。さらに、CSVを用いたデータの加工作業がなくなったため、個人情報に直接触れるリスクがなくなり、誰もが安心して業務に取り組めるようになりました。

島田 時間が浮いただけでなく、セキュリティ面での心理的負担が減ったのも大きな成果ですね。時間短縮に一役買っていると思われる「デザインエディタ」ですが、こちらの使い心地はいかがですか?

本郷氏 直感的に操作でき、設定に迷うことがありません。また、SNSのシェアボタンなど、自分たちだけでは思いつかなかったようなパーツもあらかじめ用意されています。「こんな見せ方もできるんだ」という新たな発見があり、楽しみながらメールを作成できています。

島田 「楽しみながら作成できている」というお言葉、何よりうれしいです!現場の方が前向きに取り組んでくださることが、施策の質を高める一番の原動力になりますよね。

導入後の成果:配信業務が標準化され、最低1〜2時間かかっていた作業が約10分に、について語る

正確に計測できて初めてわかった、自社メールの本当の効果

島田 作業効率が上がっただけでなく、配信した後の「効果検証」という面でも何か変化はありましたか?

山田氏 実は、以前は事情があって配信後の数値を正しく追いきれない状況が続いていたんです。開封率やCVR(コンバージョン率)などの数値も、配信後1日〜1週間程度のごく短い期間しか計測できていませんでした。

島田 メールの正確な効果測定が難しかったわけですか。

山田氏 そうなんです。しかし「Synergy!」に移行してからは、自社システムとデータベースが綺麗に連携されているので、すべての数値が自動で継続的に蓄積されるようになりました。導入初期のオンボーディング期間に、メールの配信担当者から「今、これくらいの数字が出ていますよ」と実際の計測データを提示されたときは、これまでよりも高い数値だったことに驚きましたね。自分たちが把握していたよりも、メールが持つ本来の力がずっと大きかったことを知るきっかけになりました。

島田 それは素晴らしい驚きですね!これまでは計測期間の制限で見えなくなっていただけで、実は最初からメディックメディア様のメールは、読者である学生さんたちにしっかり響いていたという証明ですね。

山田氏 本当にそうですね。正しく計測できる環境が整ったからこそ、現在はさらに一歩進めてABテストなども積極的に試しています。よりユーザーに響く件名やコンテンツのデザインなどを日々模索しているところです。感覚ではなく、客観的な「数字」を根拠にPDCAを回せるようになったのは、組織としても非常に大きな一歩だと感じています。

正確に計測できて初めてわかった、自社メールの本当の効果、について語られる

今後の展望:ステップメールからアンケート活用まで。組織全体でマーケティングを育てていく

池田 正確な数値が取れるようになり、PDCAも回しやすくなりましたね。 今後、「Synergy!」の機能をさらにどのように活用していきたいとお考えでしょうか?

本郷氏 まずはABテストを継続し、ユーザーへの訴求効果がより高いコピーやデザインを追求していきたいです。また、まだ活用しきれていない「ステップメール」も取り入れていきたいですね。教材を購入してくださった方に1か月後、3か月後と定期的なフォローを行ったり、試験・臨床実習などの時期に合わせてタイムリーなお役立ち情報を配信したりと、お客様の状況に寄り添ったコミュニケーションを実現したいと考えています。

池田 購入後のフォローやリマインドなど、学生さんの学習ペースに合わせたサポートができるのはデジタル教材ならではの強みですね。山田様はいかがでしょうか?

山田氏 会員登録はしていただいたものの、なかなかコンテンツの利用に至っていないお客様への「ナーチャリング(顧客育成)」にも活用していきたいですね。これまで、せっかく接点を持てたお客様に対して継続的にアプローチする仕組みがなく、機会損失になっている点が長年の課題でしたから。

本郷氏 それに加えて、購入後のアンケート機能も活用したいです。「なぜその教材を選んでくださったのか」「どこで商品を知ったのか」をお客様に直接お伺いする仕組みを作りたいですね。アンケート結果を次の施策やコンテンツ制作に活かすのはもちろん、購入した教材に応じて設問を出し分けるような、柔軟な仕組みも試してみたいと思っています。

池田 アンケート結果をもとにメールの内容を最適化できれば、さらにエンゲージメントが高まりそうですね! これからそうした施策を回していくにあたり、組織体制についてはどのようにお考えですか?

本郷氏 現在はまだ部署の代表者しか操作していませんが、今後は各担当者が利用できるよう、社内の運用ルールやガイドラインを整備していく予定です。「Synergy!」は、マーケティングの専門家でなくても、自分でデータを見て直感的に配信できるツールです。それぞれの現場の担当者が、お客様の声を聞きたい時にすぐ動けるような体制にしていきたいですね。

山田氏 最終的には、メール配信をフックに部署を横断して意見交換ができるような風土を作っていきたいですね。マーケティングのノウハウを属人化させず、組織全体で共有・蓄積することで、安定的かつ継続的に施策を回せる土台を築き上げていきたい。「Synergy!」には、そのためのパートナーとして大いに期待しています。

池田 素晴らしい展望ですね! 現場の機動力を高めつつ、全社的なマーケティング基盤へと進化していく過程を、引き続き全力でサポートさせていただきます。本日は貴重なお話をありがとうございました!

今後の展望:ステップメールからアンケート活用まで。組織全体でマーケティングを育てていく、について語る

※記載されている内容は取材当時のものであり、一部現状とは異なることがありますが、ご了承ください。