「メール配信（他オブジェクト）」で親オブジェクトの項目を絞込条件に利用する場合、以下2つの方法があります。

1. 絞込条件設定時に選択中のオブジェクトを変更する（「親」オブジェクトへ切り替える）
   ※参考：「絞込条件」の使い方
2. 配信対象となる「子」オブジェクトに「親」オブジェクトの項目を参照する「数式項目」を作成し、親オブジェクトの登録内容を元に絞り込む

こちらでは、上記2の方法を使って、「取引先責任者」への配信で「取引先」の項目を絞込条件に利用するための設定をご案内します。

数式項目の設定

例）
「メール配信（他オブジェクト）」の「取引先責任者」へ向けた配信で、「取引先」にある「業種」項目をもとに絞込条件を設定する

「業種」項目のデータ型は「選択リスト」とします。数式項目の利用方法は参照する項目の型によって異なり、下記の方法はあくまで一例です。意図どおりに作成できない場合やエラーが出る場合は、Salesforce にお問い合わせください。

1. [ 歯車マーク ] | [ 設定 ] | [ オブジェクトマネージャー ] | [ 取引先責任者 ] をクリックします。

2. [ 項目とリレーション ] | [ 新規 ] をクリックします。

3. 「数式」をチェックし、[ 次へ ] をクリックします。

4. 「項目の表示ラベル」「項目名」に任意の名称を入力します。「数式の戻り値のデータ型」は「テキスト」にチェックし、[ 次へ ] をクリックします。

5. 入力エリアに数式を入力します。「数式の戻り値のデータ型」が「テキスト」の場合は、TEXT（項目名）と入力します。
   
   「項目名」については [ 項目の挿入 ] をクリックし、[ 取引先責任者 ] | [ 取引先 ] | [ 業種 ] を選択し、[ 挿入 ] をクリックします。そうすると入力エリアに「項目名」を挿入することができます。

6. [ 次へ ] | [ 次へ ] | [ 保存 ] とクリックします。

これで「取引先責任者」に「取引先」の「業種」項目と同じデータが入っている項目ができました。この項目をメール配信時の絞込条件で利用します。

以上の方法を使うことで、リレーションがある他のオブジェクトにおいても利用できますので、ぜひお試しください。

数式項目は「メール配信（他オブジェクト）」と「メール配信（キャンペーン）」でご利用いただけます。埋め込みコマンドでも利用いただけます。